『ヒットマン2』注目のオンラインマルチプレイモード“ゴーストモード”のプレイリポートをお届けする。

 というわけで“ゴーストモード”の話に移る。

 と、いきなり切り出しても何のことやらという感じかと思うが、『ヒットマン2』の新しいマルチプレイヤーモードのことだ。『ヒットマン』シリーズと言えば、ゲームユーザーのあいだでも絶大な人気を誇る暗殺アクション。その最新作として、ワーナー ブラザース ジャパンから2018年11月15日に発売されるのが『ヒットマン2』で、同作で“シリーズ初”として注目を集めているのが、オンラインマルチプレイ要素 なのだ。

 実際のところ、「暗殺とマルチプレイの相性ってどうなんだろうなあ……」と若干疑心暗鬼疑心暗記だったところに、予約特典として先行でプレイ可能となったのが“スナイパーアサシンモード”。これは、その名の通り離れた場所にいるすべてのターゲットを狙撃していくというルールで、「“暗殺とマルチプレイ”という組み合わせとして、これはいいね」と納得させるモード。

 そして、記者が10月初旬に参加した、『ヒットマン2』の開発元であるIO Interactiveのスタジオツアーで新たにお披露目されたのが、冒頭で切り出した“ゴーストモード”で、これはこれで、「“暗殺とマルチプレイ”という組み合わせとして、よく考えついたなあ」と感嘆させられるモードだった。

※『ヒットマン2』スタジオツアーの模様は以下の記事をご参照のこと。

 “ゴーストモード”のルールを簡単に説明していこう。本モードは、メインストーリーに登場する6つのステージを舞台にして、プレイヤーが1対1で暗殺の腕前を競うモード。プレイヤーはフィールド内でランダムに設定される“ターゲット”を仕留めていき、先に5人を倒したほうが勝ちとなる。同一のステージで対戦するものの、お互いがお互いを干渉できないというところがミソで、「先にターゲットを仕留められそうだから、ライバルを邪魔しよう」といったことはできない。SF好きの記者からしてみたら、「言ってみたらお互いパラレルワールドの世界で同じ世界で同時に対戦しているけど、それぞれは干渉できない」といったところだろうか。そのため、ライバルは影のように表示される。まさに“ゴーストモード”たるゆえんだ。

まさに“ゴースト”といった感じのライバルキャラクター。干渉できないだけに、眼の前にいると一層焦る。

 “ゴーストモード”のさらなる特徴は、メインストーリーでの舞台状況がそのままマルチプレイモードにも息づいているということ。どういうことかというと、いくらターゲットを仕留めたいからといって、何も考えずに猛進しようとすると、怪しい行動を警備員に見咎められて、追いかけられるようになってしまう。そして警備員と銃撃戦になり……と、ターゲットを仕留めるどころの話ではなくなってしまうのだ。あくまでゲーム本編と同じようにひっそりとターゲットに近づいていき、秘密裏に暗殺しないといけないのだ。そのため、たとえターゲットを倒すことができたとしても、誰かに目撃されてしまうと、“成功”としてはカウントされない。

 そこでどういうことが生じるかというと、「ライバルより先にターゲットを倒したいけど、あまりおおっぴらにも行動できない」というジレンマ。“授業に間に合わせるために急ぎたいけど、廊下を走ると先生に叱られそう”という、あの状況にも似た感覚に陥ってしまうのだ。記者も実際にスタジオツアーで“ゴーストモード”を体験してみたのだが、とにかく気が焦るばかりで何かと強引に突破してしまい……ということで、華麗な暗殺者というわけには到底いかなかった。しかも、ライバルが“ゴースト”という形で目に見える形で表示されてしまうので、焦る気持ちはなおさらだ。

本編と同じシステムなので、怪しい動きをするとすぐに警備員に注目されてしまう。
ターゲットを始末しても一定見つからないようにしないといけない。

 ところで、この“ゴーストモード”で何が大切かというと、やはりいかにしっかりとマップを覚えているか。たとえば、ひとりのターゲットを倒したあとに、新たなターゲットが設定されるのだが、その際に問われるのは、いかにライバルより先にターゲットにたどり着けるか。いかに最短ルートを取ることができるかが、勝負の大きなカギを握る。今回の試遊では、記者はEurogamer.netさんと対戦をしたのだが、実際のところ、何度IO Interactiveの担当者さんのアドバイスに救われたことか。マップを知悉するのは、“ゴーストモード”で勝利するための最短の道と言えそうだ。

 ちなみに、ゲームリリース時に“ゴーストモード”で遊べるマップは、アメリカ・マイアミのみとのこと。“ゴーストモード”で勝利しようと思ったら、まずはこのマイアミを極めるのがいいかもしれない。

 『ヒットマン2』における暗殺という要素をきっちりと対戦プレイに落とし込んだ“ゴーストモード”は、プレイする価値ありのマルチプレイモードだ。

ターゲットが目の前に。が、ボディーガードがついていた。まずはボディガードから倒さないといけない……よね。
ターゲットを仕留めるには制限時間も用意されている。これも焦りを誘う。

以下、“ゴーストモード”の悪戦苦闘記をお届けしよう。基本記者がターゲット暗殺に成功しているパートのみというちゃっかりぶりを発揮している。

【『ヒットマン2』“ゴーストモード”悪戦苦闘記その1】
 警護に見つかって倒されてからの、新しいターゲットがリスポーン場所から近くにいたというラッキーに助けられて仕留めるシーン。どうにもたどたどしい暗殺ぶりはご愛嬌。

【『ヒットマン2』“ゴーストモード”悪戦苦闘記その2】
 こちらもラッキーに助けられて、ターゲットを仕留めるシーン。