神奈川県横浜市にある“DMM VR THEATER”にて、2018年9月15日より開催中の“THE IDOLM@STER MR ST@GE!! MUSIC♪ GROOVE☆ 2nd SEASON”。本稿では、双海亜美・真美(声:下田麻美さん)が主演アイドルを務めた10月7日公演の模様をお届け。

 神奈川県横浜市にある“DMM VR THEATER”にて、2018年9月15日より開催中の“THE IDOLM@STER MR ST@GE!! MUSIC♪ GROOVE☆ 2nd SEASON”。

 本イベント最大の特徴は、本物と錯覚するほどリアルに、立体的にステージに投影された3DCGのアイドルたちによる、歌とダンスが披露されるライブイベントであること。会場となっている“DMM VR THEATER”で用いられているMR(Mixed Reality:複合現実)の技術により、大興奮のMRライブが楽しめるようになっている。

 本稿では、双海亜美・真美(声:下田麻美さん)が主演アイドルを務めた10月7日公演第3部の模様をお届けする。

会場内には、本公演主演アイドルである亜美と真美によるいたずらが各所に散りばめられていた。こうした演出から、“本物のアイドルたちが会場に来ていて、ライブを披露してくれる”という感覚を高めてくれる。

 公演は765プロのアイドル13人が、2~5人のユニットに分かれて歌って踊るユニットライブパート(全13曲)と、各公演の主演アイドルにいよるソロライブパート(全2曲)&MCパートという構成で進行。
 
 ユニット楽曲はすべてショートバージョン(ソロ2曲はフルコーラス)。また本公演はMRライブという性質上、いつものライブとは異なり、衣装チェンジも一瞬で行われるため、曲間の待ち時間が非常に少なく、速いテンポでライブが進行していく。パフォーマンスで生まれた興奮と熱気が収まらないうちに、つぎつぎと楽曲が披露されていくので、これまでのライブでは味わえない、新鮮なライブ体験を味わえた。

 ユニット曲パートが終わると、この日の主演アイドルである亜美と真美のソロパートへ。ふたりのリアルダンサーたちとともに登場し、真美のソロ楽曲『放課後ジャンプ』をパフォーマンス。ダンサーとの息ピッタリのフォーメンションダンスは圧巻で、シンクロぶりから、ステージ上に実際のアイドルがいるという感覚を強く感じられた。

 MCでは、ソロパートで披露された『放課後ジャンプ』について、ふたりで歌うことを提案したのは、「亜美だ!」、「真美だ!」 と、さっそく姉妹喧嘩(?)をしたり、その後すぐに仲直りして、プロデューサー(※『アイドルマスター』シリーズのファンのこと)たちとコール&レスポンスを披露したり、ステージ上でくり広げられるお転婆なふたりらしいやりとりを、プロデューサーたちは心から楽しんでいる様子だった。

 その後は、亜美がモノマネを披露する展開へ。モノマネの対象は、765プロのアイドルたちで、決めるのは客席で指名されたプロデューサー。

 最初のお題となったのは三浦あずささんだったが、亜美はあずささんのモノマネが得意らしく、「プロデューサーさん。いつもお仕事お疲れ様です。たまには気分転換に、観覧者に乗ってみませんか?」と、あずささんが言いそうなセリフを、見事なクオリティで披露し、会場を沸かせていた。
 
 続いてリクエストされたのは天海春香のモノマネだったが、どうやら春香の物まねは苦手の様子で「さっき(あずささんのものまね)ので終わっておけばよかった……」と本音を口にして、会場を笑わせつつも、「私、天海春香です! プロデューサーに迷惑かけちゃうかもしれないですけど、えへへ、頑張りますね!」と、こちらも完成度の高いモノマネを披露していた。

 さらに、その後、真美が物まねを披露することに。今度は先に真美がモノマネを披露し、会場のプロデューサーが当てるというもの。 「へい! あっつあつの熱やで。気いつけや~。おつりは一億万やで~。」と“真美がよく行く、胡散臭い関西弁を連発するタコ焼き屋のおっちゃんで、本当に出身地が大阪のよしださん”という、マニアックすぎて会場のだれも正解できなかったモノマネを披露。そして、真美が「みんな惜しかったね! 精進したまえよ!」と発言し、これまた会場を笑わせていた。

真美よるモノマネの後には、ふたりによるジェスチャーゲームも行われた。

 MCパートの最後に、ライブパートで披露するふたりのデュエット曲の衣装をプロデューサーたちに決めてもらいたいと、亜美と真美が相談。用意されているのは、『アイドルマスター ステラステージ』でも登場した、“スリーピングプリマ”と“フォーエバースター”。プロデューサーたちはとても悩んでいる様子で、それを見たふたりは「じゃあ両方着ちゃえっていう人、手を挙げてー!」と促し、満場一致で両方の衣装を着ることとなった。

 MCが終了すると再びユニット曲パートへ。前半戦と同様、ハイテンポなペースで『アイドルマスター』シリーズの楽曲が披露されていく。アイドルたちのパフォーマンスに呼応し、プロデューサーたちもアツいい声援を送り、会場の盛り上がりはとどまるところを知らない。

 夢のような時間はあっという間に過ぎていき、ついにライブはフィナーレへ。再び亜美と真美がふたりのダンサーとともにステージに登場し、今度は亜美のソロ楽曲『トリプルAngel』をパフォーマンス。

MCパートで決まった衣装でパフォーマンスするふたり。

 亜美と真美による最後のパフォーマンスを終えた後、「真美たちがこのステージに立っていられるのは、自由な真美たちを理解してくれて、いつも背中を押してくれるみーんなのおかげです! これからも皆といっしょに日本、いや、世界中をめーちゃ盛り上げるから、また会いに来てくれるよね?」と真美が問いかけ、「もちろん!」と答えるプロデューサーたち。

 会場が一体になった後、最後にふたりがプロデューサーたちに挨拶をして、ライブは終演となった。

 “本物”と錯覚するほどリアルに表現されたキャラクターたちのライブが楽しめるMRライブ。初めてMRライブを体験した筆者ももれなく、ステージ上のアイドルたちを“本物”と信じて疑わなかった。それは、現実のステージに3DCGで描かれたアイドルたちが自然に溶け込んでいたこと、アイドルたちが奥行のあるステージで、これまで幾度となくゲームやアニメで披露されてきた、フォーメーションダンスを違和感なく行っていたこと、亜美と真美、そしてリアルダンサーたちによる息の合ったパフォーマンス、MCパートでふたりが、プロデューサーたちの発言や声援を拾って反応したりするのもそうだ。MR技術とリアルタイムで行われたあらゆる要素が筆者に、“そこに本物のアイドルが居る”という感覚を体験をさせてくれた。

 そんな夢のようなひとときを味わせてくれる本ライブも、あと1公演を迎えるのみとなったが、参加されるプロデューサーには、“そこにいるアイドルたち”とのライブを楽しんでほしい。そして願わくば、定番のライブイベントとして、3rd SEASON、4th SEASON……と展開が続いていくことを期待したい!

[2018年10月8日16時45分記事修正]
本文中の一部表記を修正しました。