コンピュータエンターテインメント協会は、“日本ゲーム大賞 2018 アマチュア部門”の受賞12作品の中から『Glalear(グラリア)』をアマチュア部門の大賞に決定した。
以下は、リリースを引用して掲載
アマチュア部門 大賞 『Glalear(グラリア)』 制作者:TINY MAD KID(HAL 大阪)
一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(会長:早川英樹、略称:CESA)では、「日本ゲーム大賞 2018 アマチュア部門」の受賞12作品の中から『Glalear(グラリア)』(制作者:TINY MAD KID、HAL大阪)をアマチュア部門の「大賞」に決定しました。
『うつす』をテーマとした今年のアマチュア部門は、過去最多の 454 作品の応募があり、一次審査で 101 作品、二次審査で 17 作品、そして最終審査では受賞数としても過去最多の 12 作品が選ばれました。
本日、発表授賞式が執り行われ、受賞作品の各賞を発表、『Glalear(グラリア)』が見事大賞に輝きました。制作者の TINY MAD KID チームへは、大賞のトロフィーと副賞として、50 万円が授与されました。
ほか、各賞は以下の通りです。
「日本ゲーム大賞 2018 アマチュア部門」各賞一覧
(優秀賞・佳作:カナ 50 音順)※略称(プラットフォーム):PC: パソコン
大賞
Glalear グラリア
プラットフォーム:PC
制作者・制作チーム名:TINY MAD KID(タイニーマッドキッド(団体)
個人/ 団体:団体
学校名:HAL大阪
優秀賞
Glalear グラリア
プラットフォーム:PC
制作者・制作チーム名:TINY MAD KID(タイニーマッドキッド(団体)
個人/ 団体:団体
学校名:HAL大阪
Silhouette シルエット
プラットフォーム:PC
制作者・制作チーム名:White Company(ホワイトカンパニー)
個人/ 団体:団体
学校名:HAL大阪
Trickle トリクル
プラットフォーム:PC
制作者・制作チーム名:teamTrickle(チームトリクル)
個人/ 団体:団体
学校名:日本電子専門学校
Projection(プロジェクション)
プラットフォーム:PC
制作者・制作チーム名:チーム投影
個人/ 団体:団体
学校名:早稲田文理専門学校
PROJECTION REMAINS プロジェクション リメインズ
プラットフォーム:PC
制作者・制作チーム名:とんこつラーメン
個人/ 団体:団体
学校名:日本工学院専門学校
マスシフト
プラットフォーム:PC
制作者・制作チーム名:ゴリラと愉快な飼育員たち
個人/ 団体:団体
学校名:HAL大阪
佳作
うつしき
プラットフォーム:PC
制作者・制作チーム名:チーム自然だいすき
個人/ 団体:団体
学校名:日本工学院専門学校
DarkRoad ダークロード
プラットフォーム:PC
制作者・制作チーム名:Team DarkRoad(チーム ダークロード)
個人/ 団体:団体
学校名:ECCコンピュータ専門学校
Destruction ディストラクション
プラットフォーム:PC
制作者・制作チーム名:ゲームを作る人
個人/ 団体:団体
学校名:神戸電子専門学校
撮りっく!
プラットフォーム:PC
制作者・制作チーム名:エノコログサ
個人/ 団体:団体
学校名:HAL大阪
Near or Far ニア オア ファー
プラットフォーム:PC
制作者・制作チーム名:Project Near or Far(プロジェクト ニア オア ファー)
個人/ 団体:団体
学校名:ECCコンピュータ専門学校
ペッタンプ
プラットフォーム:PC
制作者・制作チーム名:ペッタンプロジェクト
個人/ 団体:団体
学校名:ECCコンピュータ専門学校
大賞作品 『Glalear(グラリア)』(制作者:TINY MAD KID、HAL 大阪)
【作品紹介】
屋敷に迷い込んだランタンのようなキャラクターを出口に導くアクションパズルゲーム。
明るい部屋の中から、暗い窓の外を見た時、部屋の中がガラスに「映る」現象から発想。ガラスを挟んだ手前が明るく奥が暗いと、手前にあるものがガラスに映る。ランタンやろうそくやの灯りを上手く利用し、手前の箱をガラスの奥に映しだし、実体化することで、出口に向かう新たな道を作り出します。
時にはガラスの奥を照らして、箱の映りこみを消すことで、先に進めることも。ガラスに映る仕組みを利用して様々な仕掛けを解きながら先を目指します。
審査員コメント
プロが嫉妬する作品。
コンセプト、グラフィック、サウンド、技術力が、高いレベルでバランスされた事で、本作への興味が自然に湧き出るような作品に仕上がり、主人公はどうしてこのような形なのか?どこから脱出しようとしているのか?など、世界観から派生するストーリーを想像せずにはいられませんでした。
『プロが嫉妬する作品』と言えるほどの本作に脱帽です。
コーエーテクモゲームス 宮内 淳
どの部分をとっても、完成度が高い。
炎の明かりを用いて「うつす」というアイデアは他の作品でも取り上げられているアイデアでしたが、ガラスにものを「うつす」ことで道を作ったり、逆に「うつさない」ことで通れるようになったりするなど、この作品ならではのユニークなギミックがおもしろく、プレイしていてとても楽しかったです。
どの部分をとっても、完成度が高い作品だと思います。
バンダイナムコエンターテインメント 上田 彩乃
「日本ゲーム大賞 アマチュア部門」は、法人、団体、個人、学生、一般を問わずアマチュアの方が制作されたオリジナルの作品を対象に募集しています。審査は、業界誌編集者、クリエイターによるプレイ映像の視聴審査(一次審査)、試遊による二次審査、そして発表授賞式のプレゼンターおよび各賞の講評を務める業界誌編集長とトップクリエイターによる試遊審査(最終審査)により、各受賞作品を決定します。
来年度もゲーム産業を担う、未来のクリエイターたちから情熱溢れる作品を募集する予定です。