2018年9月20日~9月23日まで、千葉・幕張メッセにて開催中の“東京ゲームショウ 2018”(20日・21日はビジネスデイ)。ここでは、21日にKONAMIブースで開催された『LA-MULANA 2』スペシャルステージの模様をリポートする。

 約5年の開発期間を経て、2018年7月31日よりSteam版などの配信が開始された『LA-MULANA 2』。2019年春には、プレイステーション4、Nintendo Switch、Xbox One向けに発売されることも決まっており、今回のTGS2018では、KONAMIブースに試遊台(PS4版)が出展されている。そんな縁もあり、21日にKONAMIブースにて『LA-MULANA2』スペシャルステージが開催された。

KONAMIブースでは、PS4版の試遊台を出展。
司会は、esports実況の柴田将平アナウンサー。ステージ終盤に、『LA-MULANA 2』の洗礼を受けることになる……。

 イベントでは、開発のNIGOROを代表して楢村匠氏が登場……と思いきや、何と両サイドに『LA-MULANA 2』の主人公“ルミッサ・小杉”と“ムーブルク”のコスプレをした美女を従えてのステージに登場。「この会場でもっとも露出の少ないコスプレ」としてふたりを紹介した楢村氏。しかし、うらやましいことに(?)ルミッサとムーブルクはイベント中、ずっと楢村氏の側にいることに。両手に花なのか、それとも楢村氏のお目付け役なのか(笑)。楢村氏も「自分で生み出した(キャラクター)から、娘のような感じのはずだけど、さすがにそうではないですね」と苦笑。

NIGORO・楢村匠氏は、左にルミッサ、右にムーブルクとともに登壇。

 イベント冒頭は、NIGOROにはじつはゲーム業界経験者がいないことや、『LA-MULANA 2』は3人で開発したという説明があった。また、ファミコン時代の楢村少年のエピソードとして、ファミコンを持っておらず(でもMSXは持っていた!)、友だちの家でファミコンを使って遊ぶ際、KONAMIのゲームソフトはクオリティーが高く、絶対の信頼感があり、「(ファミコンを持っていない)僕らの悲しみを埋めてくれたのはKONAMIだった」と当時を振り返った。「KONAMIのステージに立っているのはうれしいけど、この状況(両サイドにキャラクターがいること)がおかしいです」と楢村氏。

 続いて『LA-MULANA 2』というタイトルについて質問が飛んだが、楢村氏の名前を反対から読んでつ名付けられたというのはすでに有名な話。そもそもはタイトルを付けずに作っていたところ、だんだんと「この前の」とか、「あれ」などと不便になってきたこともあって命名されたもの。こうした、ある意味自由な発想も「インディーならでは」と振り返ってくれた。

 『LA-MULANA』、そして『LA-MULANA 2』と高難度のゲームとして知られるが、楢村氏には「難易度を高くしたつもりはない」という。かつて遊んでおもしろかったゲームの感覚がベースにあるので、逆に言えば「昔のゲームはもっともっと難しかった」というのが楢村氏の感想だ。プレイヤーにやさしく、親切なゲームよりも、苦労を乗り越え、クリアーすることで得られる達成感のほうを大事にしたわけだ。事実、海外でのファンからは「もっと難しくしてほしい」と言われることのほうが多いそうだ。
 司会の柴田アナから「時代に逆行するかのようですが、ヒットする確信はあったのですか?」と聞かれ、楢村氏は「全然ありません(笑)。もともとが趣味からスタートしたタイトルで、ヒットしたい、売れたいではなく、作りたいものを作ったら世界中で人気が出てここまで来ました」とヒットの理由について語った。
 今回、家庭用ゲーム機向けに発売されることになったが、「せっかくなので試遊台で実際にプレイして、よく考えてから買ってほしい」と楢村氏。

 続いては、TGS2018に出展しているバージョンと同じPS4版を実際にプレイすることに。ここで新たに登場したのが、実況主のマッスル宮崎氏。登場するや否や、名前に違わぬ筋肉美を見せつけた宮崎氏だが、『LA-MULANA』シリーズは2作ともクリアーしているという強者。最新作の『LA-MULANA 2』は、先週日曜日にクリアーしたばかりなのだとか。シリーズの魅力について宮崎氏は、「確かに難しいけど、がんばればなんとかクリアーできる」と語った。

 というわけで、クリアーしたばかりの宮崎氏が、TGS出展バージョンをプレイ。“世界樹の根”の探索に挑戦することになった。
 さすが人気実況主だけのことはあり、解説しながらのプレイを披露。宝箱ひとつ開けるにも、トリックや謎を解く必要があり、一筋縄ではいかないのだ。冒頭のステージでもあり、最初のボス“ラタトスク”と対峙する宮崎氏。しかし、ここで凡ミスが続き、あえなくゲームオーバー。宮崎氏は「本番に弱いんだよなぁ……」とつぶやき、コンティニューを選択。

 ボスの直前から再開し、2度目の“ラタトスク”戦。しかし、2度目も痛恨のゲームオーバーを喫してしまった宮崎氏に対し、笑いが止まらない楢村氏。

 そこで、今回が初プレイとなる司会の柴田アナが挑戦することになったのだが、楢村氏の悪魔のささやき……いやアドバイス通りに進めていくと、上から落ちてきた天井に挟まれてダメージを受けるなど、散々な探索の末、あっけなくゲームオーバー。ここでも笑いが止まらない楢村氏(笑)。

 柴田アナのプレイぶりに、「最初はこんなものですね」と楢村氏。『LA-MULANA 2』は何度も何度も死んで覚えるゲームであり、宮崎氏は「(死ぬたびに)だんだんと“ここに何かがある”のがわかるようになってくる」と評した。
 ある意味、楢村氏との対決ともいえる『LA-MULANA 2』。確かに高難度なゲームではあるが、それを乗り越えた先に感じる“達成感”こそが、このゲームが世界中で評価されている理由だと気づくはずだ。