アメリカ発VRリアルタイムストラテジー『FINAL ASSAULT』
2018年9月20日(木)から9月23日(日)まで、千葉・幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ2018(20日・21日はビジネスデイ)。ビジネスデイには、周辺の施設でもさまざまなメーカーによるプレゼンテーションが行われる。ここでは、ソニー・インタラクティブエンタテインメントが海外のディベロッパーを招いて開催した、プレイステーション VR(以下、PS VR)用新作ゲーム2タイトルのセッションをリポートしよう。2タイトルとも、これがメディア初公開だ。
1タイトル目は、アメリカのPHASER LOCK INTERACTIVEが開発し、韓国のSmilegate Entertainmentが販売する、VRリアルタイムストラテジー『FINAL ASSAULT』。PvPをメインとするほか、PvEや、シングルプレイヤー用のキャンペーンモードも用意されている。今月中にHTC VIVEとOculusでクローズドベータテストを行ない、11月にはPS VRでも開催の予定だ。2019年春のローンチを目指している。
登壇したチーフ・クリエイティブ・オフィサーのMichael Daubert氏によると、第二次世界大戦をテーマとしていて、登場する戦闘機、戦車、軍用車両はすべて実在したものとのこと。ゲーム中では「カートゥーンのような」見た目にデザインされているそうだ。現在はアメリカ軍対ドイツ軍の戦いをメインに開発しており、DLCではイタリアとロシアの戦いや太平洋での戦闘なども追加していきたいとMichael氏。
操作にはPlayStation Move モーションコントローラーを使用。3つのボタンで簡単にコントロールできるとのこと。たとえば、飛行機ユニットにタッチして、任意の場所にドロップして配置するといった、直観的な操作を実現している。スペクテイターモードではプレイヤー以外もディスプレイを通して観戦可能。動画配信機能も提供される。
韓国発VR恋愛アドベンチャー『FocusOnYou』
2タイトル目は、韓国のSmilegate Entertainmentが自社で開発した、恋愛アドベンチャー『FocusOnYou』。プレイヤーは写真を学ぶ高校3年生として、1学年下のヒロインと、会話と写真撮影を通してコミュニケーションしていく。2019年春に発売予定だ。
事業本部長のKim Daniel氏が自信を持って紹介したヒロインは、16歳のソン・アヨン(仮称)。服飾を学び、コスプレに興味がある女子高生だ。「アイドル出身のモデルを起用」し、約100時間以上の「モーションキャプチャーを行った」とのことで、フェイシャルキャプチャーやモーフィングなどの最新アニメーション技術も採り入れられ、実在感のあるキャラクターとなっている。日本語版がリリースされる際には、名前が変更され、日本の声優が起用される可能性が示唆された。
甘酸っぱい初恋のエピソードが展開していくなか、学校はもちろん、ヒロインの部屋、カフェ、公園など、いろいろな場所で、さまざまな表情やポーズのヒロインを撮影することができる。また、衣装は現在50種類以上準備され、DLCで追加されていく予定で、着せ替えが可能だ。
セッションでは、ヒロインの魅力が伝わってくる、日本語のトレーラーとスクリーンショットなどが紹介された。2019年夏には新エピソード、秋には新キャラクターのDLCも計画されている。
なお、会期中、ホール4のソニー・インタラクティブエンタテインメントブースでは、『FINAL ASSAULT』を試遊することが可能。『FocusOnYou』の映像展示も行われている。