2018年8月21日~25日(現地時間)ドイツ・ケルンメッセにて開催中のヨーロッパ最大規模のゲームイベントgamescom 2018。ビジネスエリアにあるワーナー ブラザースブースにて、10月25日発売予定のNintendo Switch、プレイステーション4用ソフト『レゴDC スーパーヴィランズ』のプレゼン&試遊が行われた。

 ゲーム概要を紹介してくれたのは、開発元であるTT Gamesのエグゼクティブプロデューサー、フィル・リング氏。まずフィル氏は、「このゲームは悪役がすべてです。DCの悪役たちはとてもクールで華やかですが、この悪役たちをゲームの中にきっちりと落とし込んでいます」と説明した。

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TT Games エグゼクティブプロデューサー、フィル・リング氏。

 一方で、自分だけのヴィランも作成可能で、そのバリエーションは豊富。「数多い選択肢の中から自分の好きな悪役をカスタマイズしてゲーム中で使えます。頭から足まで、帽子、武器などを選べます。バリエーションは非常に多いですね」(フィル氏)とのこと。バナナや泡立て器、テニスラケットといったユニークな持ち物などもあるという。アビリティもカスタマイズ可能で、“スピードを速くする”、“飛ぶ”、などいろいろとあるようだ。ふと思い出すが、記者も子どものころは『仮面ライダー』や『ウルトラマン』を見ては、オリジナルの悪役を考えて楽しんでいたりしたもの。本作では、そんな子どものころの夢が叶うのだ。

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 ちなみに、TT GamesではE3での試遊以降、いくつか変更した点があるとのこと。ひとつは、チュートリアルシステムの採用。「オブジェクトの前に来てどうしたらいいかわからないときは、ビデオで確認することができます。とくにレゴゲームをプレイしたことのない方は、重宝するかと思います」(フィル氏)とのこと。

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 いうまでもなく、本作にはそれこそたくさんのヴィランが登場する。フィル氏は、カレンダーマンやグラニー・グッドネス、ベントリロクエストなどの存在を教えてくれた。そのバラエティー豊富さぶりは、なかには「こんなヴィランもいるんだ」と驚かされるが、それぞれのキャラクターはディテールの細部から動きにいたるまでしっかりと再現されており、見ているだけで楽しい。ヴィランを知る楽しさというのも本作にはありそうだ。

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 デモでプレイできたのは、“ゴリラズシティ”。『フラッシュ』に出てくるゴリラ・グロッドに会いに行くというステージのようだ。高度に進化したジャングルといった趣きの“ゴリラズシティ”は、見ているだけで楽しく、こういった新鮮なロケーションで遊べるのも『レゴDC スーパーヴィランズ』の魅力といえそう。『レゴ』シリーズの新基軸とも言える、本作に期待したい。

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