2018年8月21日~25日(現地時間)、ドイツ・ケルンメッセで開催されている欧州最大のゲームイベント“gamescom 2018”に、カプコンのサバイバルホラー最新作『バイオハザード RE:2』(以下、『RE:2』)がプレイアブル出展された。さっそくクレアパートをプレイしたので、その模様をお届けする。

『バイオハザード RE:2』そうきたか! 驚きだらけのクレア編プレイリポート【gamescom 2018】_01

いい意味で裏切りの連続

 ご存知の通り、『RE:2』は1998年にプレイステーションで発売された名作『バイオハザード2』(以下、『バイオ2』)を一新した“再:新作”だ。記者は数え切れないほど『バイオ2』をプレイしているし、ラクーンシティは自分の庭だと思っている。しかし、レオンパートを試遊したときに驚かされっぱなしだったので油断禁物だ。今度は平常心を保つことを心掛けつつプレイすることにする。

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 今回の試遊では、クレアが建物の中にいるところからスタート。所持品を見ると、ハンドガン、サブマシンガン、グレネードランチャー、さらにナイフもあり、弾薬は若干少ないものの心強さを感じた。これなら、複数のゾンビと遭遇したとしても難なく対処できるだろう。「ラクーンシティを幾度となく駆け抜けた俺の実力を見せてやる!」と調子に乗りかけていたが……そのとき記者の脳裏に電流が走る! そう、これだけ火器が充実しているということは、“ゾンビ犬”や“リッカー”といった、新たな脅威と遭遇する可能性があるかもしれない。相手が弱そうならハンドガンを外さないように使い、弾切れにだけはならないように進もう。慎重に、慎重に。

『バイオハザード RE:2』クレア編プレイ動画その1

 多少ビクつきながら進んでいくと、ボイラー室(?)のような場所に到着。ここまでゾンビに1体も遭遇しないまま進んできたが、それが逆に怖い。“この先にある恐怖”にビビりながら進む感覚は、いかにも『バイオ』らしい。そんなことを考えていると、頭上のキャットウォークから突如足音が! 驚きのあまり「うひゃあ!」と情けない声を出してしまったが、生きている人間かもしれないので足音のするほうへ進むことに。ほどなくして、瓦礫の隙間から足音の主を発見できた。『バイオ2』にも登場した女の子、シェリーだ。うわー、懐かしい! オリジナル版に比べて、やや大人びた印象はあるものの、小さな女の子なので連れていきたいところだ。そんな記者の思考とリンクしたかのように、クレアが「ここにいては危険よ」とシェリーを誘うのだが、怯えた表情のシェリーは「あなたのほうが危険」と、クレアの背後に視線を移した。うわー、お約束ながら振り向きたくない展開。クレアが振り向くとそこには……ゾンビでもリッカーでもなく、『バイオ2』にも登場した“G”の姿が! マジか!

『バイオハザード RE:2』クレア編プレイ動画その2

 オリジナル版をプレイしていない方もいると思うのでネタバレになることは伏せるが、Gと言えば『バイオ2』におけるボスキャラクター。まさかgamescomの試遊でコイツにお目にかかるとは思わなかったが、コレでクレアの所持品が充実していたことにも納得。とにかく距離をあけてグレネードランチャーをありったけぶち込んでみた。
 ……が、ダメ! 一度は足止めできたものの、突進してきたGの攻撃をモロに食らい、クレアはあっさり昇天してしまった。クレアさんごめんなさい!

 気を取り直して、再度チャレンジ。今度はハーブを調合し、手榴弾を装備して挑むことに。本作の手榴弾はナイフと同じく消耗品で、ゾンビなどに組みつかれたときに効果を発揮する仕様だ。まずは先ほどと同じようにグレネードランチャーを撃ちまくり、サブマシンガンの弾も尽きたので、頼みの綱のハンドガンで弱点らしき部位に1発ずつ撃ち込んでいくと……見事撃退に成功! いやー、怖かった!

『バイオハザード RE:2』クレア編プレイ動画その3

 その後、シェリーとともに進んでいくと、地下駐車場のような場所に出た。ここも、“いかにも何か出てきそうな雰囲気”が漂っており、コントローラを握る手が汗まみれに。そうこうしているうちに、なんとラクーン市警の署長らしき人物が登場! 「えっ、ここで署長なの?」と思う方もいるのではないだろうか? 記者もそのひとり。オリジナル版を知っているほど意外な展開の連続に驚かされっぱなしですね。もちろん『バイオ2』が未プレイの方は新鮮な感じで楽しめると思います。そのあとは、この先が気になる展開を残しつつ試遊終了。今後はアクション面だけでなく、ストーリー展開にも注目したいところですね。