『夜廻』×『絶体絶命都市』×『ナルティメット』トークや、ゲームチャレンジ企画も! 第2回“全国エンタメまつり”メインステージの模様をリポート【ぜんため】

2018年8月4~5日の2日間、岐阜県岐阜市にて、ゲームを中心とするエンターテインメントイベント“ぜんため”こと“全国エンタメまつり”の第2回が開催された。同イベント内の2日目に行われた、メインステージの模様をリポート

 2018年8月4~5日の2日間、岐阜県岐阜市にて開催された、ゲームを中心とするエンターテインメントイベント“ぜんため”こと第2回“全国エンタメまつり”。本記事では、同イベント内で行われた2日目のメインステージの模様をリポートしよう。

第2回“全国エンタメまつり”が岐阜で開催! ゲームを中心に盛り上がった会場全体をリポート【ぜんため】

2018年8月4~5日の2日間、岐阜県岐阜市にて、ゲームを中心とするエンターテインメントイベント“ぜんため”こと“全国エンタメまつり”の第2回が開催された。本記事では、イベント2日目の柳ケ瀬商店街の模様をメインにリポートする。

地元中学生も海外ブースも日本酒メーカーもまさかの出展! 第2回ぜんためインディーゲーム&VRブースをリポート!【ぜんため】

2018年8月4日、5日の2日間、岐阜県岐阜市にて、ゲームを中心とするエンターテインメントイベント“ぜんため”こと“全国エンタメまつり”の第2回目が開催された。同イベント内で行われた、インディーゲーム&VRブースの模様をリポート。

開催前からステージ前の座席は満席!

 ステージは開会の10時から、閉会の17時まで行われており、さまざまなプログラムが盛りだくさん! 総合司会はゲーム芸人・フジタさんが担当し、一部ステージにはゲストとして“ぜんため”応援大使を務める、声優の三宅麻理恵さん、佳村はるかさんが登場し、会場を盛り上げていた。

左からフジタさん、三宅麻理恵さん、佳村はるかさん

座席の後方はテントあり。どのステージにも、多くの人が詰め掛けていた。

ゲームクリエイター&ゲストトークショー

 2日目のトップバッターを務めるのは、豪華クリエイター陣によるトークショー。このステージには日本一ソフトウェアより、溝上 侑氏(『夜廻』シリーズディレクター)、グランゼーラより、九条一馬氏(『絶体絶命都市』シリーズ総合プロデューサー)、サイバーコネクトツーより、宮崎太一郎氏(取締役副社長)が登場し、ゲストとして三宅さん、佳村さんも参加し、お話に花を咲かせた。なお、司会は日本一ソフトウェアの広報・パンツ山下氏が担当した。

溝上 侑氏

九条一馬氏

宮崎太一郎氏

 最初のトークテーマは、ゲーム作りで気を付けているポイントについて。溝上氏は『夜廻』を制作した際に「暗くて陰気なゲームなので、現場だけは明るくしようとしたんですよ」と、元気に開発することを心掛けていたという。続けて三宅さんが、“ホラーゲーム開発は必ずお祓いをする”という逸話を例に上げ、『夜廻』でもお祓いをしたのか尋ねる。

 しかし溝上氏は「してないですね!」と返答。なんでも「開発現場に呪いを溜め込んでいる」のだとか(笑)。

 それに合わせて宮崎氏は、仏像や神をブン殴りまくる『アスラズ ラース』(発売:カプコン)を制作した際に「弊社ならではの破天荒な演出を入れ込みすぎて、これは大丈夫なのかと(笑)」と心配し、お祓いに行ったそうだ。

 だが、お祓いの甲斐なく(?)、スタッフが骨折したりと不幸な事故は続き、しかもサイバーコネクトツーが同じく開発する『NARUTO-ナルト- 疾風伝 ナルティメットストームジェネレーション』(発売:バンダイナムコエンターテインメント)と発売日が被るという事件に遭遇! せっかくお祓いも無駄に終わってしまったそうだ。

 九条氏はゲームならではのおもしろさを、ゲームで味わえることが大事だと語る。ゲームならではの要素はいろいろあるものの、九条氏が重視しているのは、映画や小説とは異なり、プレイヤーの選択により物語が分岐したり展開が変わるということ。

 九条氏の作るゲームといえば、ゲーム内に豊富でユニークな選択肢があることが特徴のひとつ。「“はい”、“いいえ”以外の選択肢を用意するのは徹底しています。ゲームの進行上、どうしても行かなければならない場所があったとしても、渋々行くのか、意気揚々と行くのかをプレイヤーが選べるようにしたい。そのゲームらしさを大事にしたい」と、九条氏は自身のゲーム作りへの持論を展開した。

 続いて、もしゲームクリエイター以外の道を歩んでいたらどんな職業になっていた? という質問。宮崎氏は自由気ままなので焼き芋屋、九条氏はゲームのことしか考えられなく、インディーだとしても確実にゲーム制作するだろうと語る。そして溝上氏は、“探偵”という答え。

 いわゆるドラマや漫画に出てくる探偵を指しているとのことで、「どこかでゲームクリエイター殺人事件があったら呼んでください(笑)」と、敏腕探偵ぶりをアピールすると、会場からも大きな笑いが起きる。このほかにもさまざまなトークを展開し、クリエイター&ゲストトークステージはあっという間に終了となった。

ゲーム芸人フジタショー

 幕間に披露されたのは、総合司会のフジタさんによるゲーム紹介。ハムスターよりリリースされているアーケードアーカイブスを使用をしながら『マイティ・ボンジャック』などを紹介。

 また、ファミコンの『暴れん坊天狗』などを用いて、各ゲームの笑いどころやおかしなポイント、笑いどころなどを紹介するといった、お得意のゲーム漫談も披露!

宇宙と大地ガールズミニライブ

 岐阜の地域密着型アイドル“宇宙と大地ガールズ”のミニライブも実施。持ち曲を元気いっぱいに2曲披露すると、「ハイ! ハイ!」といったコールも飛び交うほどに、会場にいるファンたちも大喜び。

 最後には『ハッピーシンセサイザ』のダンスを披露し、夏の暑さも吹き飛ばすようなパフォーマンスで、観客たちを魅了していた。

任天堂ステージ

 “ぜんため”に出展している任天堂ブースと同じく、インディーゲームの紹介に特化した任天堂ステージ。

 ここではフジタさんが師匠となり、三宅さん、佳村さんにゲームを教える……という形式で、みんなでワイワイ遊んじゃおう! というような、ゆる~いステージとなっていた。

 最初は3人で、厨房内を動き回り料理を作って提供するアクションゲーム『Overcooked2(オーバークック2)』に挑戦。

 全員前作をプレイ済みということもあり、ゲーム説明の必要もなくサクサクプレイを進めていく。佳村さんが「フジタさん邪魔!」、三宅さん「フジタさん動いて!」と指示したりと、ギクシャク気味なチームワークを披露(笑)。

 続いては1分間をくり返して進めていくループ型アドベンチャー『Minit』に、三宅さん、佳村さんが挑戦。

 1分間のうちにできることを探して、クリアーしていくと次回に引き継がれる、というゲームなのだが、初プレイなのにサクサク謎を解いていく三宅さんに、観客たちも驚愕! さらに三宅さんは動く者はすべて攻撃するという、野蛮なスタイルで会場内を笑わせていた(笑)。

アークシステムワークスステージ

 このステージでは、ワイズマン遠藤こと、アークシステムワークスのディレクター遠藤良平氏(『ブレイブルー』シリーズ、『くにおくん』シリーズなど)が登場。フジタさん&佳村さんチーム、三宅さん&パンツ山下氏チームに分かれて、ふたつのゲームで対決するという企画を実施。

 最初のゲームは、4人でハチャメチャバトルをくり広げる『ダウンタウン乱闘行進曲 かちぬきかくとうSP』で勝負。殴って殴られての展開が続く中、操作に慣れ始めた三宅さんが、使用キャラクターの“こばやし”の必殺技を連打し、相手チームをボコボコに圧倒!

 続いて、ミニカーのような車を操作して遊ぶカーアクション『ガチャレーシング2nd』で勝負。アクセルしながらスピンしてぶつかり、相手を吹き飛ばす相撲のようなゲームなのだが、バトルがスタートして一瞬で、ほかの3人が脱落(笑)。何もしていない三宅さんがそのまま勝利となった。

電撃×ファミ通ステージ。

 電撃PlayStation編集長・西岡美道氏と、週刊ファミ通編集長の林克彦が、前年に引き続きトークを行うステージ。今回はインディーゲームの開発者たちをお呼びして、ゲームについてあれこれ聞くという企画を行った。

 最初のゲストは、プチデポットよりリリースを予定している『グノーシア』の作者・プチデボット川勝 徹氏。このゲームは、簡潔に言うと、AIと対戦するひとり用の“人狼ゲーム”。川勝氏は“人狼ゲーム”は好きなのだが、人とやるのはイヤということから、開発が決定したという。

 開発は3年半にも及び、そのほとんどがAIの開発だったと川勝氏は明かす。ゲームの根本は完成しているが、シナリオ部分がこれから導入というカタチになるため、発売日はまだ未定。川勝氏は「4年目には突入したくないかな……(苦笑)」と、冗談交じりに語っていた。

 ふたり目は、Pon Pon Gamesの浜野哲志氏が開発する、『両手いっぱいに芋の花を』というダンジョンRPG。なにやら世界観が想像できないタイトルだが、その実態は荒廃した世界で物語をくり広げる、いわゆる“ポストアポカリプス”モノ。どんな土地でも植えられる、イモの種を探しにダンジョンに冒険者たちが潜っていくそうだ。

 バトルでは攻撃対象、ヒット確率などが表示されるシミュレーションのような要素もあり、事前にプレイしたという両編集長はシステムの良さを褒め称えていた。なお、まだまだ開発中とのことで、2019年発売を目標にしていると、浜野氏は語る。

 ラストは、DESKWORKSの藤井トム氏が作る、『RPGタイム!~ライトの伝説~』。“ゲームクリエイターを夢見る少年が送る、手作り大作RPG”を銘打たれたこの作品は、小学生のころにノートに鉛筆でラクガキで遊んだような世界観をテーマにしたゲーム。

 何より目を引くのは、小学生が描いたような鉛筆描きのイラストがそのままアニメーションすることで、「絵を描ける人間がチームにいないので、“小学生が描いた絵”という設定なら、我々が描いても小学生にしてはうまいほうだろうと(笑)」と、その開発経緯を語った。

 プランナー2名で制作しているため、難しいグラフィックのプログラミングなどが大変だということで、鉛筆書きのグラフィックを取り込めばゲームが作れるというところから始まった本作。

 制作はすでに6年以上にも及ぶが、すでに各業界から絶賛の声をいただいて、かなりの手応えは感じているそうだ。発売は2019年を予定しているが、これからスタッフを増員してボリュームアップを図りたいと意気込んでいた。

表彰式&閉幕式

 学生を対象にしたゲームの企画書やイラストなどのコンテスト授賞式が行われ、2日間に渡ってくり広げられた第2回“ぜんため”もこれにて閉幕。最後には、観客たち全員で「ぜんため、ぜんため~!」という、コール&レスポンスをして、イベントは終了となった。