母なる海の神秘を探求する海洋探索アドベンチャー『Beyond Blue』は、日本語対応も予定【E3 2018】

E-Line Mediaが2019年にリリースを予定している海洋探索アドベンチャー『Beyond Blue』を紹介。

 E-Line Mediaの『Beyond Blue』は、海洋研究をテーマにした3Dアドベンチャーゲーム。2019年2月ごろに家庭用ゲーム機とPCでのリリースを予定しており、日本での正式な展開プラットフォームは不明なものの、日本語ローカライズも予定されている。

 E-Line Mediaは、本来は教育ゲーム系のパブリッシャーだった。一般のインディーゲームファンにも知られるようになったのは、日本でもリリースされたアクションアドベンチャー『Never Alone』がきっかけだ。

 同作では、いろいろと縁がめぐりめぐって、北極海沿岸に住む先住民族“イヌピアット”とともに彼らの伝承をテーマにしたゲームを開発することになり、話題となった(そのユニークな経緯については本誌で掲載しているので、気になる人はそちらを読んで欲しい)。

『Never Alone』いかにして北極海沿岸の先住民族イヌピアットのゲームが作られることになったのか? その裏側を探る【Indiecade 2014】

日本でもUnity Games Japanからの発売が決まっているアクションアドベンチャー『Never Alone』。アラスカの先住民族イヌピアットの伝承に基づく本作はどのように作られてきたのか?

 『Never Alone』の成功ののち、E-Line Mediaには「ウチの民族はどうか?」といったような、さまざまな問い合わせがあったという。しかし、同じようなことをやってもインパクトは限られてしまう。もっと幅広く世に貢献できるテーマは何か? その過程でたどり着いたのが海だった。今からちょっとだけ先の未来、もっと海中に留まれるようになったとして、その機会を使ってどんな研究をどう進めていくか?

 『Beyond Blue』の舞台は、現在から10年ほどが経過した南シナ海。プレイヤーは海洋研究者のミライとして、調査チームをマネージメントしつつ、海に潜って研究を進めていくことになる。

 ゲームは、ストーリーと探索、そして研究費をどのように使っていくか決めるマネージメント要素の3つを柱としている。最初は狭い範囲のダイビングに始まり、徐々にドローンによる探索などを経て、ほかの地域への進出や新しい研究を進められるように設備投資を行っていくような形で進んでいくという。

 その過程では、ソナー分析を経て気になる海域に進出するかどうか決めたり(海中では限られた視界よりも音が頼りになるそう)、あるいは企業からの要請で特定の資源を調査するといった取捨選択がある模様。これはあくまでオプションの取り方であり、「企業に協力したから駄目」といったカルマ的な方向に導くことはしないようだ。

 なお海中のダイビングシーンは三人称視点で、ドローンなどを操作している場合は一人称視点的なスタイルで進行するとのこと。『Never Alone』からはかなり技術的にジャンプアップする形になっているが、現状で公開されているトレイラーやスクリーンショットなどで描かれている海中世界は、神秘的で美しい。

 製作にあたっては実際に海洋研究者へのリサーチを行っているほか、BBCの海洋ドキュメンタリー『ブルー・プラネット2』との提携も行っていて、『Never Alone』同様にゲームを進めることで関連するドキュメンタリー映像がアンロックされ、ゲームから視聴できるとのこと。