2018年5月12日、13日に京都市勧業館みやこめっせにて開催のインディーゲームの一大祭典BitSummit Volume 6にて、五十嵐孝司氏が手掛ける『Bloodstained: Curse of the Moon』が5月24日に発売されることが明らかにされた。対応機種はNintendo Switch、ニンテンドー3DS、プレイステーション4、プレイステーション Vita、Xbox One、PCで、Nintendo Switch版はあらかじめダウンロードが5月12日より開始されている。価格は980円[税込]。
本作は、2015年に行われた『Bloodstained: Ritual of the Night』 のKickstarterキャンペーン内で開発が約束された8Bitテイストのスピンオフタイトル。80年代の雰囲気を味わえるステージクリア型のサイドビュー2Dアクションで、剣術で戦う主人公の斬月、ムチを使うヒロインのミリアム、錬金術を駆使する錬金術師のアルフレッド、コウモリとなって飛行できるジーベルの4人のキャラクターを、切り替えて遊ぶことができる。また、作中でそれぞれのキャラクターとどう向き合うかで、マルチエンディングを迎えることになる。
基本的なゲームの流れ
本作は、ギミック満載エネミー満載のステージを突き進み、最後に待つボスを撃破すればステージクリアーとなる。ステージボスを倒すと、魔物に姿を変えられていた同志との邂逅が待っている。疲弊している彼らと話すことで、ともに戦う仲間となってくれる。
特徴的な要素(1) “仲間を増やして戦力増強”
仲間に加わったキャラクターにはいつでも交代が可能。各自で体力を持っているので、仲間が増えれば単純に体力が増え、戦いが有利になる。体力の最大値はキャラクターによって異なる。
特徴的な要素(2) “仲間を活かしてショートカット”
仲間はそれぞれが固有のアクションを持っており、それらを有効に使うことでステージを大幅にショートカットできる。遠回りをしなければ手に入らないようなレアアイテムは存在しないので、可能な限りショートカットしよう。
仲間が戦闘不能になってしまうとその分だけ遠回りを強いられ、より苛烈な敵の攻撃に晒されることになる。体力が減ってしまった仲間は交代し、ここぞという場面まで温存しよう。
特徴的な要素(3)マルチエンディング
プレイスタイルによって物語の結末が変化する、マルチエンディングを採用。
特徴的な要素(4) カジュアルスタイル
本作には“ベテラン”と“カジュアル”のふたつのゲームスタイルが用意されている。ベテランスタイルを選択すると、昔ながらのシビアなルールで遊ぶことになる。一方、難しいゲームが好きなユーザーでも、たまには気軽に遊びたい日もある。そんなときにオススメなのがカジュアルスタイル。スタイルはゲーム開始時に選択できるほか、セーブデータのロード時や、ゲームオーバー時などにも変更が可能だ。
プレイアブルキャラクター“斬月”
悪魔と錬金術師を憎む退魔士であり、剣術を使いこなす本作の主人公。
全キャラクター中最高のHPと基礎攻撃力、剣によるクセのない攻撃が揃った万能型キャラクター。
鎖分銅、呪符、面という3種のサブウェポンを使用可能。
メインウェポンの斬月刀は、リーチは短いが連打が利く、刀による斬撃。非常に扱いやすく、最強のDPSを誇る。
斬月の攻撃方法
各キャラクターはひとつのメインウェポンと、ウェポンポイントを消費して放ついくつかのサブウェポンからひとつを装備して戦うことができる。
斬月の特殊なスキル
斬月はゲーム中に特定の条件を満たすことでいくつかのスキルが覚醒する。
プレイアブルキャラクター“ミリアム”
錬金術師によりシャードと同調する結晶を体に埋め込まれた少女。
メインウェポンは全キャラクター中最長のリーチを誇るムチで、ダガー、剣、オノ、鎌という4種ものサブウェポンを使いこなし、ザコ戦において無双の強さを発揮するオールラウンダー。ほかのキャラクターよりも身軽でジャンプ力が高く、スライディングで狭い道を進むことも可能。
メインウェポンはムチ。出は遅いが圧倒的なリーチを誇る武器。敵の射程外から一方的に攻撃を加えられる。
ミリアムの特徴
ミリアムは4種類もの多彩なサブウェポンを使い、斬月と同じか、それ以上の戦力となってくれる。また、ほかのキャラクターにはない固有アクションを持ち、ルート探索においても活躍する。
プレイアブルキャラクター“アルフレッド”
ロガエスの書を探し続ける錬金術師。
サブウェポンの錬金術による攻撃を得意としたスペシャルアタッカー。4種類の錬金術を使用でき、特に雷の術であるヴォルティックレイは、あらゆるボスを瞬殺する火力を誇る。HPが極端に少ないことが欠点。
メインウェポンは杖。杖による物理攻撃。リーチが短く、隙も大きい。なるべく使わずに済むように戦いたい。
アルフレッドの特徴
適切な錬金術を装備し、潤沢なウェポンポイントを確保できれば、あらゆる場面を踏破可能なキャラクター。ただし、ほかのキャラクターよりも圧倒的に体力が少なく、気をつけなければすぐにやられてしまう。
プレイアブルキャラクター“ジーベル”
人間と錬金術師を憎む悪魔のミリアムと同様の結晶を埋め込まれた青年。
サブウェポンをひとつしか持たない代わりに、自由自在に空中を移動することができるトリックスター。
また、通常攻撃が上方向に広がる性質を持つため、対空戦においては他の追随を許さない。戦闘だけでなく、アイテム収集やルート開拓にも力を発揮する。
メインウェポンはシャードバット。斜め上方向に3way状に広がる、コウモリのようなシェルを発射する。
ジーベルの特徴
ジーベルはウェポンポイントを消費して、空中を移動することができるキャラクターだ。また、対空性能の高い攻撃を持つ半面、地を這うような背の低い敵に対しては無力という、ピーキーなキャラクターでもある。
なお、BitSummit Volume 6のインティ・クリエイツブースでは、発表したばかりの『Bloodstained: Curse of the Moon』と『白き鋼鉄のX』をどちらもプレイアブル出展。試遊した方には、特製A4クリアファイルをプレゼント。