2018年の4月より、『レイトン』、『イナズマイレブン』、そして『妖怪ウォッチ』の新作アニメを放送開始するレベルファイブ。同社はAnime Japan 2018へ初出展し、豪華ゲストを交えたトークイベントを開催した。2018年3月24日土曜日には、いよいよ4月13日よりテレビ東京系列6局ネットにて放送開始予定となる、『妖怪ウォッチ』シリーズの最新アニメ作品『妖怪ウォッチ シャドウサイド』にちなんだ“『妖怪ウォッチ』スペシャルステージ”が行われた。アメリカザリガニの柳原哲也さんが司会を務めるトークイベントには、ジバニャン役の小桜エツコさん、ウィスパー役の関智一さんがゲストとして登場。親子で観覧するファンが多数詰めかける中、9つのトークテーマで思い出を語らい、これまでに放送されたアニメ『妖怪ウォッチ』を振り返るトークイベントとなった!
テーマトークで思い出プレイバック!
最初の思い出は、“ジバニャンの秘密”。小桜さんが、第25話『ジバニャンの秘密』でジバニャンが妖怪になったきっかけのシーンを振り返った。最初に台本を見たときに、思わずホロリときたという。関さんの思い出は、“ウィスパーの秘密”。アニメ第47話『妖怪軍師ウィスベェ』で、石田三成にとりついていたウィスべェが、現在のウィスパーになるエピソードを語った。この回では、大河ドラマばりの豪華な専用のオープニングになっていたことに、感動したとのこと。
ここからは、いかにも『妖怪ウォッチ』らしいインパクト大の思い出トークに。小桜さんは、第143話『妖怪総ナメ』に登場する“総ナメ”を演じた遠藤綾さんについて、「あのレロレロの言いかたは、遠藤さんにしかできない。彼女はすごい声優さんだ」、と熱く話していた。また、“衝撃映像”として紹介された妖怪を食べてしまう“ジェリー”という人間のキャラクターについて、関さんは、「いままで妖怪を食べる妖怪はいたけれど、妖怪を食べる人間が出てきたのは衝撃的。子どもたちにとっていいトラウマになるとうれしい」と話した。
“ほっこり”というテーマでは、第121話『妖怪ダイナシー』にて、すべてを台無しにしてしまう“ダイナシー”が、ジバニャンが作ったビーズの人形を食べてしまうというシーンについて振り返る。放送後には、なんと悲しむジバニャンのために、番組を見ていた子どもがビーズで同じ人形を作って、小桜さんに送ってくれたのだそうだ。
『妖怪ウォッチ』シリーズには欠かせない、“世紀末”、“不朽の名作”、“グルメ”など、パロディー表現についても語られた。第95話から放送された『北斗の犬』シリーズの元ネタとなっているのは、20年以上前のアニメ『北斗の拳』。いまの子どもたちよりも、むしろ親の世代にしかわからないパロディーネタだ。だが、そういったシーンがあるからこそ親子で楽しめると語る柳原さん。
“不朽の名作”のテーマであげられたのは『3年Y組ニャンパチ先生』。こちらの元ネタはもちろん『3年B組金八先生』。小桜さんは、金八ならぬ“ニャンパチ先生”を演じるにあたり、お笑い芸人の三又又三さんによる、金八先生のものまねを研究したのだという。
シャドウサイドの新キャスト公開!
最後に挙げられたテーマは、“変化”。30年後を舞台とした、新たなダークな世界観が話題となった『映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活』の映像を見ながら、「どえらい変化をしましたね」と驚く柳原さん。映画にもウィスパー役で出演した関さんも、30年後のジバニャンが獰猛になり、声までシブいオッサンに変わっていることには、さすがに驚いたのだという。小桜さんは、新しくジバニャンの声を担当した黒田崇矢さんが、すごくいい声だと絶賛。
だが、30年後が舞台となる『妖怪ウォッチ シャドウサイド』でのジバニャンは、シブい凶悪な妖怪に成長を遂げている。これまでジバニャンを演じてきた小桜さんの出番は……とそう思ったところで、会場で緊急発表が! 新たに『シャドウサイド』に登場する、どことなくジバニャンのような雰囲気のある妖怪“ジュニア”を、小桜さんが演じることが発表されると、会場は驚きの声と拍手が巻き起こった。
アニメ『妖怪ウォッチ』の最終回では、小桜さんは泣きながら収録したという。最後に関さんから、「『妖怪ウォッチ シャドウサイド』もおもしろいのでぜひ見ていただきたいです」とコメント。小桜さんも「『妖怪ウォッチ』を長く応援いただければうれしいです」と話し、笑いの絶えないトークイベントは終了となった。
長年お茶の間に笑いを届けてきた『妖怪ウォッチ』のアニメが、装いも新たに『妖怪ウォッチ シャドウサイド』として、笑いに加えて怖さと感動が詰め込まれた妖怪ワールドとして幕を開けた。これからのジュニアとウィスパーの活躍にも注目だ!