参加してみたかった……“ゲーム ナラティブ レビュー”コンテストの入賞ポスターが目を引く【GDC 2018】

GDC 2018の会場であるモスコーニセンターのウエストホール3階に展示されている、複数のポスター。“Game Narrative Review”コンテストの入賞者が手掛けたポスターで、さまざまなタイトルのナラティブの要素を分析・表現したものになっている。

 アメリカ・サンフランシスコにて、2018年3月19日~3月23日(現地時間)の期間で開催されているGDC(ゲーム・デベロッパーズ・カンファレンス)2018。会場であるモスコーニセンター ウエストホール3階の一角に、複数のポスターが展示されている。

 これはいったい何かというと、各国の大学生を対象に行われた“Game Narrative Review”コンテストで入賞した作品だ。

 “Game Narrative Review”は、GDCで毎年行われているコンテストで、ゲームデザインを学ぶカリキュラムの一環として実施されている。参加者は、みずから選んだタイトルが持つナラティブの要素を分析し、リポートを提出。その内容が認められ、入賞すると、自身が分析した内容を表現するポスターを作成・GDC会場で展示する権利を得られるのだ。

 なお、ナラティブとは、ざっくり説明すると、“ゲームをプレイすることによって、プレイヤーが個人的に得られる経験の物語”のこと。作り手があらかじめ用意したストーリーとは異なり、プレイを通じて形作られるものだ。

 今回入賞したポスターを見ると、『NieR:Automata』、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』といった最近の作品から、『Riven: The Sequel to MYST』といった懐かしの作品まで、さまざまなタイトルが挙げられている。

 下記のポスターは『ペルソナ4』のナラティブについて解説したもの。『ペルソナ4』と言えば、作り手側がしっかりしたストーリーを用意しているタイトルではあるが、レンセラー工科大学のコール・カーペンターさんは、ナラティブの要素はある、と分析している。たとえば、プレイヤーが1日1日にどのような行動を採るか、どのキャラクターと絆を深めるか、どのペルソナを生み出すか……そういった、プレイヤーひとりひとりによって異なる要素が、そのプレイヤー自身しか味わえない体験の物語を生み出すというわけだ。

 レイアウトにもこだわりのあるポスターを見ていると、ゲームメディア編集者としては、「自分もポスターを作ってみたいな」と感じる。今度こういうコンテストを編集部で実施してみようかなあ。

 ちなみに、過去のコンテスト入賞作品のリポートとポスターは下記のページから閲覧可能。興味があればぜひチェックしてみてほしい。
・GDC Vault
https://www.gdcvault.com/gamenarrativereview

『ZERO ESCAPE 刻のジレンマ』など、日本発のゲームが多数取り上げられているのは、純粋にうれしい。