『ニンジャウォーリアーズ』から『モンスターストライク』までの楽曲がひとつのライブステージに! 巨大ゲーム音楽フェス“JAPAN Game Music Festibal 2:Re”1日目をリポート

多数のゲームミュージックバンドが一同に介する祭典“JAPAN Game Music Festibal 2:Re”が1月13、14日の両日、東京のディファ有明を舞台に開催された。JGMFとは、イベント名どおりに日本のゲーム音楽シーンを彩る作曲家やバンド・ユニットが多数参加して、熱い演奏を繰り広げる音楽フェスのこと。前回のJGMFから約5年ぶりの開催となったが、今回も大勢の熱いゲームミュージックファンが駆けつけ、大盛り上がりとなった。その模様をリポートしていこう。永久保存版ですぞ!

 多数のゲームミュージックバンドが一同に介する祭典“JAPAN Game Music Festibal 2:Re”(以下、JGMF)が2018年1月13、14日の両日、東京のディファ有明を舞台に開催された。

 JGMFとは、イベント名どおりに日本のゲーム音楽シーンを彩る作曲家やバンド・ユニットが多数参加して、熱い演奏をくり広げる音楽フェスのこと。前回のJGMFから約5年ぶりの開催となったが、今回も大勢の熱いゲームミュージックファンが駆けつけ、大盛り上がりとなった。その模様をリポートしていこう(本文敬称略)。

『LUNAR』から『グランブルーファンタジー』までの楽曲がひとつのライブステージに! 巨大ゲーム音楽フェス“JAPAN Game Music Festibal 2:Re”2日目をリポート

多数のゲームミュージックバンドが一同に介する祭典“JAPAN Game Music Festibal 2:Re”2018年が1月13、14日の両日、東京のディファ有明を舞台に開催された。本稿では、引き続き2日目の模様をお届けする。

MCはお笑い芸人アメリカザリガニの平井善之さん、タレントの椿姫彩菜さんが担当。ステージ転換の間を、ゆるっとしたゲームトークで盛り上げた。

全9バンドによるゲーム音楽の祭典がスタート!

ZUNTATA 30th ANNIVERSARY BAND メンバー

 1日目のトップバッターを務めたのは、老舗メーカーであるタイトーのサウンドユニット“ZUNTATA(ズンタタ)”。しかも今回は、現役メンバーに加えて、30周年記念ということもあって、90年代以降のゲーム音楽ブームを盛り上げたコンポーザーも参加しての“30th ANNIVERSARY BAND”ということで、フェスの初日を飾るにはピッタリの顔ぶれとなった。

 この日のZUNTATAはフルバンド編成なこともあり、ロック調のアレンジを施した人気楽曲をノリノリの演奏にて披露。TAMAYO氏がキーボードを奏でた『レイストーム』、『レイフォース』の楽曲、Dr.HAGGY氏、なかやまらいでん氏が加わっての『サイキックフォース』、『グリッドシーカー』、mar.こと高木正彦氏のギターが響き渡った『ナイトストライカー』と、時代ごとの人気楽曲を立て続けに演奏。最後はOGRこと小倉久寛氏が加わって、『ダライアスバースト』から『ニンジャウォーリアーズ』という、まさにZUNTATAの歴史を巡るかのようなラインアップ。90年代からのゲーム音楽ファンである筆者としては、胸が熱くならざるを得なかった。

バンドメンバー

石川勝久(ショルダーキーボード)
MASAKI(ドラム)
下田 祐(ベース)
小倉久佳(キーボード)
TAMAYO(キーボード)
なかやまらいでん(キーボード)
コモエスタ高橋(ギター)
Dr.HAGGY(キーボード)
高木正彦(ギター)
田辺 明(三味線)

セットリスト

1. GEOMETRIC CITY(レイストーム)
2. PENETRATION(レイフォース)
3. サイキックフォースメドレー
4. グリッドシーカー
5. URBAN TRAIL(ナイトストライカー)
6. Hello31337(ダライアスバースト)
7. DADDY MULK(ニンジャウォーリアーズ)

HEAVY METAL RAIDEN

 2番手に登場した“HEAVY METAL RAIDEN(ヘビーメタルライデン)”は、サウンドコンポーザーやゲーセン店長などにより結成されたバンドで、その名のとおりに、雷電シリーズの楽曲を中心としたハードなメタルサウンドを鳴り響かせることを旨としている。結成は2014年だが、積極的なライブ活動もあってシューティングファンを中心に高い人気を得ている。この日のメンバーはなぜかスーツ姿で登場し、ヘビーでラウドなサウンドと相まって、存在感を印象を印象づけた。

 そんな彼らがブチかましたのは、原曲からしてハードロック感あふれる『武者アレスタ』、フェス最速のテンポな『雷電IV』のステージ2楽曲と、歪んだギターの音色がハイテンポに鳴り響く楽曲揃い。最後は、スマートフォン版が人気の『アカとブルー』の楽曲を演奏。コースターのテイストを加えた熱いロック楽曲を轟かせ、場内の温度を確実に上昇させていた。また、演奏後には『アカとブルー』のアーケード版のリリースを発表。2月に開催されるJAEPOに出展されるとのことなので、シューティングファンはチェックしよう。

バンドメンバー

イケダミノロック(ギター)
WASi303(ギター)
佐藤 豪(ベース)
鶴窪 和志(キーボード)
川瀬(ドラム)

セットリスト

1.Fullmetal Fighter(武者アレスタ)
2.All or Nothing(雷電II 3面)
3.Stage1 “RED 7029”(アカとブルー 1面)
4.Stage3 “LET'S GET KINETIC AND FRENETIC!”~Boss “SLASH THROUGH”(アカとブルー 3面~ボス)
5.Stage4 “AKA TO BLUE”(アカとブルー 4面)
6.Rapeated Tragedy(雷電II 1面)
7.Can't retrace(雷電IV 2面)

LivestRow Basiscape Band

 3番目の出演は、崎元仁氏が代表を務めるサウンド制作会社ベイシスケイプのメンバーによるバンド“LivestRow Basiscape Band(リブストロー ベイシスケイプバンド)”。ギターの工藤吉三氏、キーボードの千葉 梓氏、金田充弘氏に、サポートメンバーを加えてのフルバンド編成で、これまで同社が手掛けてきた楽曲の数々を披露していった。また、バンマス工藤がMCで「汁ってますかー!」(※前回のJGMFでセガ・インタラクティブの光吉猛修氏が流行らせた謎のキーワード)を叫ぶ一幕もあり、オーディエンスを大いに盛り上げた。

 肝心の演奏はというと、バイオリンとギターのアンサンブルが奏でる幻想的なロックチューン『グランナイツヒストリー』、音楽ゲーム『GITADORA』からの超テクニカルな一曲、軽やかな旅情を思い浮かばせる『キャラバンストーリーズ』と、ゲームと音楽のジャンルを超えた多彩な楽曲を披露。最後は、和風アクション『朧村正』からボスとの戦いやDLCで聴ける楽曲を3曲演奏し、ドラマチックな空気を作り上げたままにステージを後にした。

バンドメンバー

工藤吉三(ギター)
金田充弘(キーボード)
千葉 梓(キーボード)
テイセナ(バイオリン)
蓮池真治(ベース)
宮本“ブータン”知聡(ドラム)
小島 翔(ギター)

セットリスト

1.Assault of Brave Flame(グランナイツヒストリーより)
2.戦場のタクトシュトック(GITADORAより)
3.ウォトリング街道(CARAVAN STORIESより)
4.モリアナ地方(CARAVAN STORIESより)
5.容貌魁偉(朧村正より)
6.砲煙弾雨(朧村正元禄怪奇譚 通称「一揆」より)
7.百代過客(朧村正元禄怪奇譚 通称「白蛇」より)

時田貴司&水田直志present 新日本BGMフィルハーモニー管弦楽団Septet

 4番目に登場したのは“時田貴司氏&水田直志氏present 新日本BGMフィルハーモニー管弦楽団Septet(セプテット)”。スクウェア・エニックス所属のクリエイター両氏によるトークを肴に、ゲーム音楽コンサートを専門にする新日本BGMフィルハーモニー管弦楽団のメンバーによる小編成ユニットが奏でる同社の名曲が来場者を酔わせた。

 トークパートでは、『ファイナルファンタジーIV』の開発スタッフにはなぜか高知出身が多く、同県出身の野村哲也氏の祖父に土佐弁の監修を依頼したこと、『ライブ・ア・ライブ』では作曲を担当した下村陽子氏が「王道RPGの曲が作りたくて会社を移ってきたのに」とボヤいていたなど、当時を知る者ならではの裏話を披露。

 これまでのハードな演奏から一転してしっとりとした弦楽奏による演奏では、前述のタイトルに加え、時田氏がゼネラルディレクター、水田氏が作曲を務めた『ファイナルファンタジーレジェンズII 時空ノ水晶』のオープニング~バトル曲を披露。シメの一曲となった『クロノトリガー』中世のフィールドBGMである“風の憧憬”では、時田氏がウッドブロックで演奏に参加するなど、終始来場者に喜んでもらおうとする姿勢が垣間見えた。

バンドメンバー

時田貴司(MC&パーカッション)
水田直志(MC)
市原雄亮(指揮)
佐々木智令(ピアノ)
佐々木視令(ピアノ)
高田園子(オーボエ)
小林明日香(バイオリン)
青柳 萌(バイオリン)
大辻ひろの(ビオラ)
清水亜裕美(チェロ)
古庄正典(コントラバス)

セットリスト

1.愛のテーマ(ファイナルファンタジ-IV)
2.届かぬ翼(ライブ・ア・ライブ)
3.時の狭間(ファイナルファンタジーレジェンズII 時空ノ水晶)
4.今を生き延びて(ファイナルファンタジーレジェンズII 時空ノ水晶)
5.風の憧憬

SQ F.O.E band

 『世界樹の迷宮』シリーズの公式バンドとして2012年よりコンスタントにライブを行っている“SQ F.O.E band(エスキュー エフオーイーバンド)”が、五番手に登場。『朧村正』の作曲や著名RPGタイトルの編曲などを手がけるリーダー上倉紀行氏を筆頭に、実力派揃いのプレイヤーが奏でる楽曲がファンからの好評を得ている。しかもこの日は、作曲者である古代祐三氏がキーボードで参加するスペシャルな編成で、ファンを喜ばせた。

 演奏はと言えば、全8曲すべてがバトル曲というアツすぎるセットリストに! アップテンポな楽曲を息をつく間もないほどのペースで連発し、オーディエンスの体温を上昇させていた。ステージのセンターにキーボードを構えた古代氏も、ソロパートを聴かせるなどノリノリな様子。ギター、バイオリン、サックス、キーボードの音色が奏でるメロディーが会場内に響き渡った。

バンドメンバー

上倉紀行(ギター)
宮崎大介(ギター)
副田整歩(サックス)
テイセナ(バイオリン)
中西道彦 from Yasei Collective(ベース)
白川玄大(ドラム)
古代祐三(キーボード)

セットリスト

1.戦場 初陣(世界樹の迷宮II 諸王の聖杯/新・世界樹の迷宮2 ファフニールの騎士)
2.戦場 疾風(世界樹の迷宮IV 伝承の巨神)
3.血戦 身命を賭して(新・世界樹の迷宮2 ファフニールの騎士)
4.戦場 己が信念を杖に(世界樹の迷宮IV 伝承の巨神)
5.戦乱 剣を掲げ誇りを胸に(世界樹の迷宮III 星海の来訪者)
6.眠らずの戦場(新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女)
7.戦場 明日を掴むは死闘の先(世界樹の迷宮V 長き神話の果て)
8.戦乱 吹き荒ぶ熱風の果て(世界樹の迷宮IV 伝承の巨神)