2018年1月6日、幕張メッセにて『実況パワフルプロ野球』シリーズの野球ゲームのイベント、“パワプロチャンピオンシップ2017”の全国決勝大会が行なわれた。ここでは当日行なわれた3つの野球ゲームの全国大会決勝戦と、プロ野球選手&球団マスコットが出演したステージイベントの模様をお届けする。

 2018年1月6日、千葉県・幕張メッセにて『実況パワフルプロ野球』(以下『パワプロ』)シリーズをメインにした野球ゲームのイベント、“パワプロチャンピオンシップ2017”(以下、パワチャン2017)の全国決勝大会が行なわれた。ここでは当日行なわれた3つの野球ゲームの全国大会決勝戦と、プロ野球選手&球団マスコットが出演したステージイベントの模様をお届けする。

会場では2017年夏から行なわれていた『パワプロ』ゲーム部門(PS4版)、アプリ部門、『プロ野球スピリッツA』(以下『プロスピA』)部門の大会観戦を中心に、VR版『パワプロ』の試遊、キャッチボール、ピッチングチャレンジなど体験型のスペースも充実。

プロ野球選手&マスコットがさまざまなイベントに参加&応援!

 日本野球機構(NPB)の全面協力で行なわれた今年のパワチャンには、プロ野球全12球団から現役選手とマスコットキャラクターが参加。下記の12名の選手が、ステージイベントのゲスト、そしてパワチャン2017全国大会決勝を戦うプレイヤーの応援団として駆けつけた。

パワチャン2017出演プロ野球選手&マスコット

パ・リーグ
福岡ソフトバンクホークス
田中正義選手
埼玉西武ライオンズ
森友哉選手
東北楽天ゴールデンイーグルス
菅原秀選手
オリックス・バファローズ
山崎福也選手 ※崎は旧字
北海道日本ハムファイターズ
上沢直之選手
千葉ロッテマリーンズ
有吉優樹選手

セ・リーグ
広島東洋カープ
岡田明丈選手
阪神タイガース
秋山拓巳選手
横浜DeNAベイスターズ
今永昇太選手
読売ジャイアンツ
宇佐見真吾選手
中日ドラゴンズ
小笠原慎之介選手
東京ヤクルトスワローズ
小川泰弘選手

12球団のマスコットたちは、この日の大会に参加するプレイヤーをハイタッチでお出迎え。

 プロ野球選手&マスコットは、オープニングに出演するとそのままメインステージにて行なわれた『パワプロ』ゲームソフト部門の決勝トーナメントの応援に参加。自らが所属するチームを操作して戦うプレイヤーのバックに回り、観客とともに応援を行なった。

来場者といっしょに応援する選手&マスコット。ふだんは野球をプレイする側の選手たちが応援に回る姿は、なかなかにレア。

 『パワプロ』ゲームソフト部門の1回戦が終わると、選手はステージイベントの準備と、メディア向けの囲み取材のために、いったん退席。囲み取材はパワチャン2017の総合司会、ますだおかださんの増田英彦さん、岡田圭右さんを聞き役に、『パワプロ』のプレイ経験の有無や、自身の『パワプロ』内での能力について、2018シーズンの意気込みといったテーマで話題が展開された。

 選手の『パワプロ』経験は「今日のイベントのためにかなりやりこんできました!」とアピールする小笠原選手、「野球選手になったきっかけのひとつが兄と対戦した『パワプロ』です」と語る田中選手、「栄冠ナインで監督になって遊ぶのが好き」という有吉選手のような、ディープな『パワプロ』歴を持つ選手を筆頭に、ほとんどの選手が「子ども、学生時代に遊んだことがある」とコメント。ただ森選手のように「高校(大阪桐蔭の寮)では絶対にできなかったですね(笑)」と語る選手もチラホラ。プロ野球選手が『パワプロ』に触れられたかどうかは、学生時代の環境によって大きく変わるようだ。

囲み取材の最後には、今年成人を迎える小笠原選手に花束が贈呈された。

 囲み取材が終了すると、選手自身が『パワプロ』内の自分の能力を査定するトークイベントがスタート。こちらのイベントには山崎選手、菅原選手、秋山選手、小川選手の4投手が選ばれ、2017シーズン開始時と終了時の能力を比較。シーズン中のエピソードを振り返りつつ、自身の能力をチェックした。

山崎選手のシーズン前、シーズン後の能力。
菅原選手のシーズン前、シーズン後の能力。
秋山選手のシーズン前、シーズン後の能力。
小川選手のシーズン前、シーズン後の能力。
右から小川選手、秋山選手、菅原選手、山崎選手。

 4投手とも基本的には上方修正を受けていた選手だったためか、『パワプロ』の査定に対しての反論は菅原選手の「逃げ球かどうかはわからないですね(笑)」と、「ホームランを打ったので打撃のパワーを上げてほしい」と要望を出した秋山選手、小川選手の「去年はクイックがよくなったと思っているんですけど……」ぐらい。逆に「(左投手が得意な認識は)ありません!」(山崎選手)、「(コントロールSは)過大評価しすぎ」(秋山選手)など、能力の“上げすぎ”を指摘する声のほうが多い、各選手の(現状に満足しない)謙虚さがうかがえるトークが展開された。

 『パワプロ』ゲーム部門の準決勝を挟んで行なわれた、『パワプロ2018』を使用したエキシビジョンマッチにはセ・リーグの選手(岡田選手、今永選手、宇佐見選手、小笠原選手)はますだチーム、パ・リーグの選手(田中選手、森選手、上沢選手、有吉選手)はおかだチームに分かれ、3本勝負で対決。

 1本目の『パワプロ2018』ガチンコ対決は、4選手中3名が1イニングを担当して戦う、3イニング勝負。試合は1回からますだチームの優勢で進むも、おかだチームの最終イニングを担当した森選手の、ゲーム内の自分に代打レアードを出すという采配がまさかの大当たりで逆転。4回表に自らが招いたピンチを帳消しにする打撃で、『パワプロ』初心者ながら勝負を決める活躍を見せた。

「完全に自作自演でしたね。でも(森→レアードの代打は)大成功です!」と笑みを浮かべる森選手。

 2本目、3本目は『パワプロ2018』で初めて搭載された、VR機能を使った打撃勝負。最初に対決したのは田中選手と岡田選手。自分が所属するチームの野手を操り、ゲーム内の自分から点を取るという“自分自身を炎上させる”ことが勝ちにつながるという、投手のふたりにとっては複雑な心境ルールを制したのは、岡田選手が操作する広島打線。先攻で7点を挙げた田中選手を上回る打撃で8点をゲーム内の自分からもぎ取り、総合戦績を1-1のイーブンに戻した。
 最終戦は増田さん、岡田さんがプレイヤーとして操作を担当するも、「50手前のおっさんがやっても盛り上がらへん!」という理由により、ピンチヒッターに指名された上沢選手、今永選手の打撃に勝負が委ねられる形に。ここで上沢選手は凡退、対する今永選手は2ランホームランを放ったため、ますだチームが勝利。VR勝負を連取したますだチームが総合勝者となった。

VRそのものが初体験だったという4選手。岡田さんから2ストライクでいきなりピンチヒッターに指名された上沢選手以外は、高い適応力を見せて得点を重ねた。
ステージイベントの合間には、12球団のマスコットによる『パワプロ』トーナメントも開かれた。
マスコットの頂点に立ったのはソフトバンクホークスのハリーホーク。DeNAベイスターズのスターマンを下して優勝するという、昨年の日本シリーズを踏襲(?)する結果に。