孤島に放たれた100人のプレイヤーが、最後のひとりになるまで戦い抜くPC用バトルロイヤルシューター『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS(プレイヤーアンノウンズ・バトルグラウンズ)』(以下、『PUBG』)。ついに世界累計1300万セールスを達成した本作は、シンプルなルールで、“殺るか殺られるか”の緊張感ある戦いが味わえる。
本企画では、数回に渡って『PUBG』の魅力をお伝えするとともに、ゲームの導入方法から実際のプレイ、“ドン勝”のための必勝法まで、これから本作を始めるプレイヤーに向けて記事をお届けする。いま世界を席巻する『PUBG』の波に乗り遅れるな!
<過去の記事はこちら>
・いまこそ始める『PUBG』! まずは“ドン勝”ライフの準備を【1杯目】
・いまこそ始める『PUBG』! “ドン勝”までの流れを解説【2杯目】
今回は、プロゲーミングチーム“DeToNator”所属のストリーマー・YamatoN氏による初心者向けアドバイスをお届けする。
(以下、画面写真は編集部で撮影したものです)
ストリーマー(配信者)
YamatoN
初心者に贈るYamatoN式3ヵ条
(1)情報を手に入れよう
もっとも重要なのは敵の位置を把握すること。以下の2点をつねに意識していると、多くの情報を得られます。
まずは音
・走り移動や射撃時には非常に大きな音が発生する。
・必ず音の出どころは把握しよう。
つぎに視認
・実際に敵を視認することで敵の位置を捕捉。
・初期設定ではaltキーで周りを見渡せる。目の前だけでなく、さまざまな方向に気を配ろう。
(2)敵と遭遇しないように考える
やられるとそのままゲーム終了となる『PUBG』は、1デスがとにかく重い。できることなら交戦回数を減らし、倒される確率を減らしたい。初動では飛行機のルートから外れた町でアイテムを探すなど、敵と会いにくい場所で動くことが重要になってくる。
(3)自分の位置を悟らせない
ほかの敵と交戦中の敵を狙う(いわゆる漁夫の利)プレイヤーもいるが、ドン勝を取りたいなら、あまり意味がない。“交戦している=ほかの場所から射線が通っている”ということだからだ。倒した敵から物資を回収するのも『PUBG』で生き抜く重要なポイントだが、これでは安全に物資を補充できない。
さらに、銃声やマズルフラッシュで自分の位置がバレてしまう。挟み込まれたり、背後を取られたりして、窮地に陥る可能性が高くなる。
もちろん建物の壁や遮蔽物に隠れるのも有効。壁が敵の銃弾を防ぎ、TPS視点を活かせば敵に姿を見せることなく辺りを見渡せる。加えて、注意を払っていない方向から撃たれる危険を軽減できるのもうれしい。
物資集めのポイント
最初はほかのプレイヤーと会いにくい場所で物資を集めるのがベター。以下で紹介するアイテムを最低限の基準として、武器のアタッチメントや装備を揃えるようにすれば、勝率は上がるはず。
武器
アサルトライフル M416、もしくはSCAR-L、
サブマシンガン(弾薬は各80発程度+等倍サイト)
M416とSCAR-Lはどちらもフルオートでの射撃が可能で、精度もいいので扱いやすい。屋内のような狭い場所ではショットガンも強いが、連射が効かないため慣れないうちは避けたほうがいい。
等倍サイト(レッドドットサイトかホログラフィックサイト)は必須。右クリックでスコープを覗きこんだときの大きな助けになる。遠い敵を狙う必要はあまりないので、最低限の等倍サイトがあればオーケー。
回復アイテム
応急キット:2~3個、ドリンク類:2~3個
なるべく戦わないようにゲームを進めるなら、回復アイテムはこの程度で十分。
投擲物
スモーク2~3個
エリアの収縮で窮地に立たされると、無理に危険地帯を突っ切らなければならないこともある。敵が待ち構えている場所に飛び出すのは自殺行為だが、スモークで視線を遮れば安全に移動可能。ドン勝には重要なアイテム。
このように、「相手が前にいて移動できない、どうしよう!」となったときに救ってくれるのがスモークとグレネード。グレネードが届く範囲なら相手に投げつけ、届かないようならスモークで射線を切って逃げよう。個人的に、逃走に関してはスモークがおすすめ。グレネードと違って確実に相手の視界を遮断可能。逃走できる確率もグッと高まる。
終盤の立ち回りかた
最低限の物資+αが揃ったら、セーフエリアの中央に近い建物の確保に向かいましょう。前述したように、建物には
(1)壁があるので射線を通されにくい
(2)TPS視点で一方的に覗ける
(3)FPS視点なら隠れて一方的に音を聞ける
という、あまりにも大きすぎるメリットがある。セーフエリア中央付近の建物なら、つぎのウェーブでも範囲内に入る確率が高くなるので、移動時の交戦の危険を減らすこともできる。
最後までセーフエリアにいられるのが理想だが、運悪く外れてしまった場合はエリアの円の淵をなぞるように動こう。メリットは“エリア外を背にできる”こと。後方から奇襲される可能性をつぶせるので、目の前の索敵に集中できるのだ。
ただし、淵にこだわりすぎてバリアに飲み込まれないこと、終盤のバリアダメージは非常に深刻。遮蔽物の位置を確認しつつ、早めにつぎの淵へ移動しよう。
ビークル
長距離を移動するには乗りものを活用。横転すると想定外の位置で放り出されるため、荒地ではSキーで減速しながら慎重に運転しよう。敵から撃たれたら、左右に蛇行して被弾を最小限に抑えたい。
YamatoN氏が語る『PUBG』の魅力
『PUBG』の魅力は、
「倒されたらおしまい! 生き残ったら勝ち!」
「ひとりで気軽にプレイできるだけでなく、友だちと4人で遊んでもいい」
「視覚的におもしろい」
などなど、とにかく多彩。まずは生き残ることを最優先に考え、ひとつの頂点である“ドン勝”を取ったときの爽快感を味わってほしい。
ふつうの遊びかたをひと通り網羅したら、つぎはとにかく敵を倒すことにこだわってもいいし、4人用モードに単独で突撃してもいい。世界での順位も確認できるので、腕に自信があるプレイヤーは世界一を目指してもいい。本当の意味での自由度が高いゲームなので、さまざまな楽しみかたが可能だ。
ある程度ゲームに慣れたら、ここでピックアップしたコツにとらわれずに、自分だけの楽しみかたを探してみてほしい。
“PUBG JAPAN CHAMPIONSHIP 2017 by DMM GAMES”予選が10月14~15日に開催
DMM GAMESがBLUEHOLEと協業して、オンライン大会“PUBG JAPAN CHAMPIONSHIP 2017 by DMM GAMES”を開催する。本大会は、日本国内における最強チームを選出するために開催され、上位4チーム(16人)は11月14日~11月20日に開催される“PUBG ASIA INVITATIONAL at G-STAR 2017”へ招待される。試合の模様は、ストリーミング配信されるので、トッププレイヤーのプレイを参考にしてみよう。