10月19日にプレイステーション4/Xbox One/PCで発売予定のサバイバルホラーアクション『サイコブレイク2』。その最新デモの様子をお届けする。チャプター5では2体のボスが登場するほか、このシリーズらしい歪んだ空間ギミックも。

 ベセスダ・ソフトワークスから10月19日にプレイステーション4/Xbox One/PCで発売予定のサバイバルホラーアクション『サイコブレイク2』。
 先日アメリカのカリフォルニア州サンフランシスコで行われたプレスイベントで、本作の新たなデモを体験してきたので、その模様をプレイ動画つきでお伝えしよう。

娘を救うため、歪んだユニオン市庁舎を進め!

 本誌では8月にダラスで行われたQuakeConバージョンのデモのプレイリポートをお届けしているが、あちらがチャプター2と3をフィーチャーしていたのに対し、今回の範囲はチャプター5となる。

 あらためて本作のあらすじをおさらいしておくと、主人公セバスチャンは死んだはずの娘リリーが生きていることを知らされ、彼女を救うために、精神世界を繋ぐ装置“STEM”にふたたびアクセスすることになる。
 チャプター3ではその歪んだ世界を進んで“ユニオン”という町での探索を行っていたが、チャプター5はユニオンの市庁舎に到達するところから始まる。

 チャプター3は比較的自由に歩き回れるオープンな構造のマップでの探索がフィーチャーされていたが、一方のチャプター5はほぼ一本道な代わりに、『サイコブレイク』らしい捻くれまくった空間のギミックと2体のミニボス戦が待ち受けるという、ハード&クレイジーな内容だ。

市庁舎前で異形の“ガーディアン”と再遭遇

 まず市庁舎前では、チャプター2で追い回されることになった“ガーディアン”と再遭遇。複数の死体で構成され、右手に相当する部分に巨大な回転ノコギリを持つ怪物だ。しかし前回は丸腰状態だったが、今回は探索を経て武器を持っているし、周囲には罠に使えそうなものもちらほら。

 というわけでガーディアン戦では、迫るガーディアンの攻撃をかわしつつ、ショットガンなどを叩き込んだり、ハンドガンで地面にこぼれたガソリンを引火させて焼いたり、あらゆる手でダメージを与えていく。
 基本的にはヒット・アンド・アウェイで逃げ回るのだが、ダメージを受けてひるんでいる隙に追跡をまいたり、隠れ判定がつく茂みを利用すれば、ガーディアンがこちらを見失うこともある。その時は周囲に落ちているアイテムを回収したり、クロスボウで地雷を設置したり、次のプランを練るチャンスだ。

 幸い、ガーディアンの行動パターンは限られており、近接の強力な一撃だけが怖い。しかもスタミナ切れでダッシュが止まっても、逃げ続ければギリギリ攻撃をかわせる。なので、奇声をあげながら猛追してくる彼女(?)にビビらず根気よく対処できれば、後は残弾数との相談といったところ。まぁ最悪、素材さえあればフィールド上でアイテム製作をすることもできるし……(ただしワークベンチでの製作よりも素材を消費する)。

空間認識が歪む市庁舎内探索

 市庁舎内では、メビウス(STEMを作った組織)からSTEM内に派遣されている隊員のひとりから、2階にあるという“安定化装置”を起動するように言われ、内部を進んでいくことになる。

 だがこれは、今回の事件の鍵を握るらしき人物“ステファノ”の罠でもある。元戦場カメラマンにして血塗られた狂気のアーティストは、「芸術を讃えよ」とクレイジーな作品を見せつけながら、セバスチャンをその深奥へと招いていく。

ステファノは失った片目を覆い隠している。失った目がカメラへの執着と関係しているのかもしれない。

 すでにお伝えしたように、ここは現実世界の物理が通用しない歪んだ空間。“後ろを振り向いたらさっき通ってきた道がなくなっている”、“さらに振り向くとそっちもレイアウトが変わっている”、“廊下が描かれた背景付きのセットで写真を撮影したら本当に廊下が出現する”といったトリックが山盛りで、自分が一体どこにいるのかという位置感覚や空間認識が一気に消失していく。これは実に不安で、しかしゾクゾクするものがある。

“オブスキュラ”との長い90秒

 さまざまな部屋にぶっ飛ばされながら、ようやく安定化装置を発見したセバスチャン。だが作動のための再起動直後にステファノが登場し、そのカメラが持つ異能力で自分以外の空間を停止させてしまう。そして身動き取れないセバスチャンをひとしきり挑発したのち、ステファノはカメラ型の頭部と三つの脚を持つ怪物“オブスキュラ”を呼び出して去る。

意識はあるものの身動き取れないセバスチャンを悠然と挑発するステファノ。
ちなみにカメラの語源になった“カメラ・オブスキュラ”という装置があり、芸術家が風景を正確に描き写すために使っていた。カメラ+三脚という構成のオブスキュラは、マッドな芸術家として世界を切り取りたいステファノの欲望を具現化しているのかもしれない……とか裏読みできるのが楽しいところ。

 このオブスキュラ、ステファノ同様に時間に干渉する力があるようで、安定化装置の再起動に必要な90秒のカウントダウンを止めてしまう。そこでオブスキュラ戦は、オブスキュラを攻撃してダウンさせ、少しずつカウントダウンを進めていくのが目的となる。

 基本的にはオブスキュラはセバスチャンを追ってくるのだが、ダウン後にカウントが進み始めて少しするとふたたびカウントを止めに行くので、再停止までにいったいどれだけ進むのかがドキドキ。
 また、ガーディアン戦と異なりマップ上に罠が用意されていない上、(市庁舎内で自主的にアイテムクラフティングをしていない限り)ガーディアン戦で消費した弾をそこまで補充できていなかったりするので、「これ、弾は足りるのか?」という不安を抱えながらの戦いになる人もいるだろう(実際キツかった)。

 このあたり、今回は用意されたセーブデータでのプレイだったが、通しで遊んだら物資的にどうなるのか気になるところだ。もちろんこの先の話の展開や、どんなクリーチャーが出てくるかも楽しみ。発売まで残り一ヶ月を切った製品版を期待して待ちたい。

前作でメビウスからのスパイであったことが判明したジュリ・キッドマン。しかしセバスチャンは彼女の導きでふたたびSTEMの世界に戻ることになる。今回のデモのラストもオブスキュラ撃破後、現実世界にいるキッドマンに連絡を取ろうとしている場面で終わっていた。
この横たわるスーツベスト姿の人物はもしかして……。