2017年9月21日から24日にかけて、千葉・幕張メッセにて開催された東京ゲームショウ2017。最終日となる9月24日、“e-Sports X”ステージにて“OMEN by HP presents 『Overwatch』ドリームマッチ”が行われた。その模様をリポートする。

超絶プレイに500人超の観客が釘づけ! “OMEN by HP presents Overwatchドリームマッチ”リポート【TGS2017】_01
超絶プレイに500人超の観客が釘づけ! “OMEN by HP presents Overwatchドリームマッチ”リポート【TGS2017】_02

 本イベントで対戦するのは、公式世界大会“Overwatch World Cup 2017”に出場し、ベスト16という成績を残した日本代表チームのメンバーを含むドリームチームと、公式大会“Overwatch Challenger Series”で優勝した7th heaven。エキシビションマッチながら、国内最強と呼び声の高いプレイヤーぞろいの試合とあって、大きな注目を集めた。

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◆ドリームチーム

Aktm(USG Iridata)
ta1yo(CYCLOPS)
CLAIRE(CYCLOPS)
Yoz(RPG-KINGDOM)
ろく6935(RPG-KINGDOM)
DeXo(RPG-KINGDOM)
※カッコ内は所属チーム

◆7th heaven

Sally
Yone
PkmN
ClutchFI
ちまちん
hotate(Libalent Supreme所属。今回のみ代理出場)

 試合レギュレーションには、同チームに同じヒーローは1体までというJCGスタンダードルールを採用。『Overwatch』の大会ではおなじみのルールで、2本先取したチームの勝利となる。

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 第1マップのHOLLYWOODはドリームチームの攻めからスタート。ドリームチームでオフェンスを担当するAktm選手とta1yo選手が序盤から大暴れした。世界大会でも活躍したタッグが順調にキルを重ね、最初の拠点を制圧。続くチェックポイントも、敵の足並みを崩して順調に通過していく。これに対抗しようと7th heavenも粘りを見せるが、ドリームチームの勢いを止められず、ペイロード(※)を目標地点まで押し込まれ、1ラウンド目はドリームチームが制した。

(※ペイロード:マップ中に配置されている車両。これを目標地点まで進めるのが攻め側の目的)

 攻守を交替した2ラウンド目でも、ドリームチームがペースを握る。7th heavenもhotate選手を中心に攻めていくが、ドリームチームの防衛を切り崩せず、ペイロードを確保できないまま試合終了。第1マップは、ドリームチームが圧倒的な力で勝利をもぎ取った。

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 第2マップはKING'S ROW。7th heavenの攻めからスタートした第1ラウンドは、ドリームチームの守りが厚かった。何とか第1拠点の制圧には成功するものの、第2チェックポイントまで到達できずに時間切れ。

 続く第2ラウンド。ドリームチームは狙撃を得意としたヒーロー中心の構成で攻めに回った。しかし、7th heavenも粘りを見せ、逆にドリームチームを押し返す。攻めあぐねていたドリームチームだったが、最後は一気に敵陣に攻め込み、足並みを崩して第1拠点を制圧。そのままペイロードを押し進め、第2マップもドリームチームの勝利となった。

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 ここで勝敗は決したが、予定の時間よりも早く終了したため、急遽、9月19日に追加されたばかりの新マップ“JUNKERTOWN”での対戦を行うことに。追加されてから日が浅く、攻略法が確立していないマップだけに、国内トッププレイヤーの立ち回りに注目が集まった。

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 壇上のプレイヤーたちもマップを把握し切れていないとのことだったが、さすがはトッププレイヤー。攻守ともにすばらしい連携を見せた。エクストラマッチでとくに会場を沸かせたのは、ドリームチーム防衛時の、ta1yo選手による“トールビョーン”ピック。ふだんは見られないヒーローのピックだったが、勝利に大きく貢献する様子は、会場を盛り上げていた。

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 やはり、ドリームチームは強かった。グッドプレイの応酬に、見ているほうも思わず力が入る。10月1日には国内大会“JCG OW Master 2017 Summer Finals”が秋葉原のe-sports SQUARE AKIHABARAで開催される。観戦を楽しみたい人は、こちらにも注目しよう。