『World of Tanks Blitz』コラボ内容をもっと教えて! GAMES WORKSHOPも交えてインタビュー【TGS2017】

『World of Tanks Blitz』は東京ゲームショウ2017でミニチュアフィギュアゲームの世界的企業、GAMES WORKSHOPとのコラボを発表。両サイドの担当者に詳細を訊いた。

 2017年9月21日(木)~9月24日(日)まで、千葉県・幕張メッセにて開催された東京ゲームショウ 2017(21日・22日はビジネスデイ)。その初日、Wargamingは『World of Tanks Blitz』(以下、『WoTB』)とGAMES WORKSHOPのコラボを発表した。

アナログゲーム会社とのコラボを発表。誰が予想できただろうか。

 GAMES WORKSHOPは、イギリスでアナログゲームなどを制作している会社だ。同社はミニチュアフィギュアを用いたシミュレーションゲームにおいては、世界でもトップクラスのシェアを獲得している。

 ミニチュアフィギュアは精巧な模型としての魅力はもちろん、ルールに基づいてボードゲームに用いるときの楽しさ、多彩なシリーズ展開によるコレクション性と、さまざまな魅力から日本でも多くのファンを獲得している。

 その中でも、本コラボの題材として紹介されている『WARHAMMER』は、日本のアナログゲーマーの間でも長年愛されている一大シリーズだ。

ステージの一幕より。SFやファンタジーなど、幅広いジャンルのミニチュアフィギュアゲームを提供するGAMES WORKSHOPの代表作が『WARHAMMER』シリーズ。『WARHAMMER 40,000』はシリーズの作品のひとつで、SF世界を舞台にしている。

盤面上で駒を進めて戦場をシミュレートするミニチュアフィギュアゲームには、『WoTB』にも通じるところがある。しかもステージで語られた内容によると、GAMES WORKSHOP社員の多くは戦車が大好きらしい!

 コラボの詳細を伺うべく、東京ゲームショウ2017の会期中にインタビューを決行した。Wargamingからは『WoTB』のプロダクトディレクター、GAMES WORKSHOPからはライセンス本部長と日本担当のトップが一堂に会し、今回の新コラボについて語ってくれた。

『WoTB』パブリッシングプロダクトディレクター・Andrey Ryabovol氏。文中ではRyabovol。

ステージにも登壇したGAMES WORKSHOPのライセンス本部長・John Gillard氏。文中ではGillard。

GAMES WORKSHOPの日本担当部署のヘッドを務めるJames Long氏。文中ではLONG。

今回のコラボは『WoTB』毎年恒例のハロウィン企画

――さっそくですが、今回発表されたコラボについて詳細を教えてください。

Ryabovol 『WoTB』では、ハロウィンの時期には史実から離れたファンタジー色を含むハロウィンイベントを開催しています。このコラボイベントは、そのために計画しているものです。

――なるほど。たしかにハロウィンには、過去にもすごい企画がありましたね。

Ryabovol ハロウィンイベントは3年間続けていて、最初はフランケンシュタインのような“Tankenstein”という戦車が登場しました。そして2回目は“T6 Dracula”という戦車が登場しています。
 そして、今回の3回目ではさらに特別なものとして、GAMES WORKSHOPとのコラボイベントを企画しました。

――どういった理由からGAMES WORKSHOPの『WARHAMMER 40,000』とコラボをすることになったのでしょうか?

Ryabovol 『WARHAMMER 40,000』は海外で非常に人気がありますし、日本でもすでに人気があり、これからさらに日本での人気が高まる余地があるコンテンツだと感じています。このシリーズとコラボすることで、プレイヤーの皆さんにより喜んでいただきたいと考えたのです。

Gillard ふだんはゼロからゲームを作り出していますので、コラボの機会はあまりありませんでした。しかし、Wargamingは非常におもしろい会社ですので、ぜひコラボしましょうという話になりました。

――コラボのお話はいつ頃から出ていたのでしょうか?

Gillard 何年も前からWargamingとは話していまして、「Wargamingと『WARHAMMER 40,000』にはどちらも“War”が付いてるじゃないか!」と思っていたんです。そこで、『WoTB』がハロウィンに何か特別なものを作りたいということで、そのタイミングでコラボすることになりました。

――まさかの“War”つながりとは……。コラボ企画の内容を教えていただけますか?

Gillard 我が社のラインナップに『スペースマリーン』というシリーズがありまして、それに基づいた特別な戦車を『WoTB』に登場させます。ステージでも少し話しましたが、詳細については10月頭に発表されます。

LONG こちらはまだリリース前のモデルキットですが、参考用として差し上げますよ。

――ありがとうございます! あ、なるほど。これ、箱が戦車になってるんですね。

LONG この『スペースマリーンヒーローズ』は、日本の市場のために考えられたシリーズです。『WoTB』とのコラボでも、日本のプレイヤーの皆さんを意識した内容になるように調整しています。日本のファンの皆さんは、WargamingにとってもGAMES WORKSHOPにとってもとても大事ですからね。

発表ステージ上でも紹介された9月30日発売予定の『スペースマリーンヒーローズ』のキット。これは日本でのみ限定販売されるミニチュアフィギュアだ。“Rhino APC”という戦車をかたどった箱の中に、24体ものスペースマリーンの兵士たちが収納されている。

『WoTB』と『WARHAMMER 40,000』による夢のタンクバトルに乞うご期待!

――内容をもう少し教えてください。登場するコラボ戦車は何輌ですか?

Ryabovol 2両です。ひとつはステージで発表したスペースマリーンで、もうひとつが10月の頭に発表されます。コラボについての新たな映像も、10月に発表する予定です。

――その車輛は、期間限定のものなのでしょうか。

Ryabovol いいえ、購入していただくとずっと使用できます。

――なるほど、ずっとスペースマリーンで戦うこともできるわけですね。

Ryabovol “Dracula”などもまだ使えますから、すごい戦場になっていきますね。そもそも、スペースマリーンの戦車と『WoTB』の戦車が戦うところを想像するだけでも、すごくわくわくします。

――じつに楽しみです! 両社のコラボについては、今後さらに続けていく予定はあるのでしょうか?

Ryabovol まずはハロウィンイベントに集中して、そのフィードバックがよければぜひ考えていきたいです。ハロウィン戦車には性能バランスの問題があったりしますので、まずはそこをしっかりとこなしてから、つぎのことを考えたいですね。

Gillard 『WARHAMMER 40,000』の時代設定は、宇宙時代のはるかな未来なんですが、兵器技術の一部はあまり進んでいない設定があるんです。ですので、旧世代のものに似たデザインの戦車も数多くあります。旧時代の戦車が活躍する『World of Tanks』とのコラボは、ぴったりじゃないかと思っています。

発表ステージでデザインが紹介された『WARHAMMER 40,000』の戦車がこちら。たしかに『WoT』シリーズと同世代の戦車が持つモチーフが見られる。これはもう、そのまま『WoTB』に落とし込めるのでは?

発表当初は驚かされるばかりだったが、話を伺ってみると非常に親和性が高いコラボになると感じた。バランス次第では今後の大会でも『WARHAMMER 40,000』の戦車が活躍したりと、『WoTB』の戦場がより多彩でおもしろいものになりそうだ。