2017年9月21日~24日にかけて開催中の東京ゲームショウ2017。23日のDELLブースでは、『ストリートファイターV』(以下、『ストV』)で活躍するネモ選手と板橋ザンギエフ選手が対決するステージが実施された。
本ステージはAlienware所属のネモ選手(ユリアン)とDetonatioN Gaming所属の板橋ザンギエフ選手(ザンギエフ)のふたりのプロゲーマーが登場し、ステージ上で雌雄を決する対戦が行われるイベントだ。
このふたりは複雑な因縁のライバルに近い関係にあり、『ストV』の対戦シーンでは何かと話題を呼んでいる組み合わせ。特にネモ選手はザンギエフの性能に強い思い入れがあることで知られており、この対決は選手本人だけでなく、格闘ゲームファンにとって非常に注目度の高いイベントとして開催された。
まずはステージ上にネモ選手、板橋ザンギエフ選手、MCの黒木ほの香さん、実況のアールさん、カプコンの綾野プロデューサーが登壇し、イベント概要や意気込みなどがトーク。
つい先日までニューヨークに『ストV』武者修行に出向いていたネモ選手が「ソシャゲで遊んでいた奴には負けない!」とコメントすると、板橋ザンギエフ選手はネモ選手が東京ゲームショウのコンパニオンの写真ばかりSNSに投稿していることを指摘するなど、ふたりのユーモアのあるトークで会場を盛り上げていた。
そしていよいよ対決がスタート。勝負のレギュレーションは、1試合2ラウンド先取制、5試合先取で勝敗を決する形式だ。1試合目はユリアンが動きに精彩を欠き、コンボミスを繰り返してしまったところを板橋ザンギエフ選手が見逃さずにザンギエフが先制。しかし2試合目からはユリアンのペースが始動。エイジスリフレクターを用いた強力な攻め継続連携や、的確な対空、勝負どころでの起き攻め空ジャンプ→着地下段攻撃といった戦法が見られ、ネモ選手が一気に3試合を連取する。試合カウント4-1で迎えた6試合目、もう負けられない板橋ザンギエフ選手は思い切りのいいリバーサルコマンド投げや、高速反応の対空攻撃を成功させて1試合を奪い返す。しかし7試合目はユリアンがザンギエフを寄せ付けず、体力を守りきったユリアンが5試合目を奪取して決着。
本対決は試合カウント5-2でネモ選手の勝利となった。
試合が披露された後は、Alienwareのバックパックが賞品のじゃんけん大会が実施。ネモ選手の勝利を予想した来場者の中から四人、板橋ザンギエフ選手の勝利を予想した来場者の中からひとりが選ばれ、各選手の手渡しでバックパックが贈呈された。以上でステージは終了。最後は全員がそろって来場者に挨拶し、イベントを締めくくった。