TGS2017で国内初の試遊出展となるベセスダ・ソフトワークスの『サイコブレイク2』。完全クローズドのブースの中でくり広げられる“恐怖”に迫るプレイリポートをお届け!

 2017年9月21日(木)から9月24日(日)まで、千葉・幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ2017(21日・22日はビジネスデイ)。スクウェア・エニックスブースの一角に設けられた、完全クローズドのブースでひと足早く体験できるのが、ベセスダ・ソフトワークスより2017年10月19日発売予定のプレイステーション4、Xbox One向けソフト『サイコブレイク2』だ。三上真司氏率いるTango Gameworksが開発を手掛けるAAA(トリプルエー)タイトルとして、世界中から注目を集めている作品を、極限の恐怖を堪能させるために用意された贅沢な空間で、45分間も試遊できるということで話題となっている。筆者もその恐怖を体験させていただく機会を経たので、詳細をお伝えしていこう。

今年のTGSは『サイコブレイク2』がジャック!? と思うくらい、目立っている。巨大な看板が、来場者を出迎えてくれるのだ。
スクウェア・エニックスブース内の試遊ブース。クローズドなので、中に入るまで何が待っているのか、わからない!

 今回の試遊は、導入部分を飛ばした状態から始まるので、あらためて本作の概要を解説しておこう。
 前作『サイコブレイク』で、謎の組織“メビウス”が開発した、人類の精神世界をつなげる装置“STEM(ステム)”を巡る事件に巻き込まれたセバスチャン・カステヤノス。彼が前作に続いて、本作でも主人公を務める。かろうじてSTEMから生還したセバスチャンだったが、メビウスの影を追い求めて3年――死亡したと思われていた自分の娘のリリーが、STEMとともに生きている可能性を突如知らされる。ここから、本作の物語は始まるのだ。リリーを救うには、再び悪夢のようなSTEMの世界へと旅立たねばならない。しかし、セバスチャンは娘を救うため、リリーの精神をコアにして作られた世界“ユニオン”に足を踏み入れる道を選ぶ。

 ユニオンを“統一”していたのはリリーだったが、彼女が行方不明になったことで、抑制されていた精神が暴走。その結果、ユニオンは、異形のものたちが跋扈する世界となってしまった。ユニオンの完全な崩壊は、娘の死を意味する。それを阻止するために、崩壊する前に娘を探し出す。これが、『サイコブレイク2』のプレイヤー=セバスチャンの目的だ。
 前作では、ビーコン精神病院で発生した謎の大量殺人事件の捜査から、いつの間にか悪夢の世界に巻き込まれたセバスチャンの混乱と恐怖を、プレイヤーは彼と同じように体験した。本作では、すでにセバスチャンはSTEMの世界がどういう場所なのかをある程度は理解しているし(それをボヤくようなセリフがおもしろい)、娘を救うという動機が明確なだけに、プレイヤーはより感情移入がしやすくなっていると言えよう。だからといって、何が起きてもおかしくないユニオンでは、こちらの想像を超えた展開が待っているので、恐怖が薄れているわけではない。なので、今回の試遊ブースのように暗い部屋でヘッドホンを付けた状態でプレイすると、思わず声が出てしまうこともあるので、試遊する人は、覚悟だけしておくように。

 今回の試遊体験を詳しく解説するのは、これから楽しもうという人にとってはネタバレになる。そこで、前情報をいっさい入れたくないという人に向けて、試遊の際に心がけておいたほうがいいポイントを解説しよう。

●あわてて先を急ぎ過ぎるな!

 45分間も遊べるなら、許す限りどんどん先へ進みたいというもの理解できる。しかし、そのために会話やイベントシーンを飛ばしてしまうのはもったいない。そこにはユニオンの秘密の断片が散りばめられているからだ。また、ユニオンを徘徊する異形のクリーチャーたちは、音に敏感だ。音を立てて気づかれたら、あっという間に囲まれて一瞬で倒されることもよくある。急ぐべき部分はダッシュで、静かに進むべき部分はスニーク状態で歩くなど、状況をよく観察して移動しよう。

●無理をし過ぎるな!

 前作同様に本作も、銃火器の弾はそこまで豊富ではない。素材を集めればクラフトできるようになるが、撃ちまくっていれば、あっという間に弾が切れてしまう。現実と同じで、銃弾は貴重なのだ。スニークキルを活用する、ヘッドショットを狙って一発で倒す。それも無理なら、逃げる。これも立派な戦術だ。無理に敵を倒す必要はない。

●詰まったら調べまくれ!
 
 先を行きたくても、通路がない。そんなときは、とにかく周囲を調べまくることが重要だ。行き止まりにぶち当たって、少し周囲を調べているうちに、いつの間にか壁にドアが付いている。そんな光景は、ユニオンでは日常茶飯事だ。ドアのカギが急に開いたりと、音も重要なヒントになる。感覚を研ぎ澄まして、じっくり観察しながら先を進もう。

 このあたりを押さえておけば、45分間の恐怖をじっくりと堪能できるはずだ。
 では、つぎのページからはネタバレを気にしない人に向けて、試遊の内容を詳しく解説していこう。