2017年9月21日(木)から9月24日(日)まで、千葉・幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ2017(21日・22日はビジネスデイ)。ここに出展されているエナジードリンクの“モンスターエナジー”ブースは、なんとユービーアイソフトから2017年10月27日に発売予定の『アサシン クリード オリジンズ』一色。ブースには、本作の主人公であるバエクの超精密なスタチューや本作の試遊コーナー、モンスターエナジーの配布コーナーもあって、ビジネスデイにも関わらず、つねに長い列ができていた。ユービーアイソフトはブースを出展していないため、『アサシン クリード オリジンズ』をプレイできるのはここだけで、しかも国内での試遊出展は初めて。さらに、Xbox One X版での4K映像という、海外のゲームイベントなどでその美しさが絶賛された環境でのプレイができるとあって、高い注目を集めるのも当然。

『アサシン クリード オリジンズ』試遊で超高精細な4K映像のパワーに圧倒!【TGS2017】_01
『アサシン クリード オリジンズ』試遊で超高精細な4K映像のパワーに圧倒!【TGS2017】_02
『アサシン クリード オリジンズ』試遊で超高精細な4K映像のパワーに圧倒!【TGS2017】_03
『アサシン クリード オリジンズ』はクローズドでの試遊となる。遊びたいなら、18歳以上だとわかる身分証明書を用意しておこう。

 製品版はもちろん日本語対応だが、今回の試遊版は英語バージョンで、イベントシーンに日本語字幕がついているもの。ストーリーがわからないということはないので、安心だ。挑戦できるクエストは、“ソベクの金”。若い神官が紛失した黄金のソベク像を探し出して神官に渡し、若い神官を救出することが目的である。
 クエストの舞台は、“Faiyum”というオアシス。砂漠で馬に乗った状態でデモはスタートする。ここでまず注目してほしいのは、砂漠の空気感。澄み切った青空と照りつける日差しの表現をチェックしてみよう。町に向かったら馬を降りて、Faiyumを少し探索する。「実際にこうだったんじゃないか」とプレイヤーに思わせるリアリティーは、このシリーズならでは。細部まで作り込まれたグラフィックには、いっさいのスキがない。
 表示されるマーカーを目指せば、すぐに神官から殴りつけられている若い男が見つかるだろう。神官に話しかければ、クエストはスタートだ。マーカーの方向に黄金像が隠されているので、頼もしき相棒の鷲“セヌ”を使ったイーグルモードで、空中から像の細かい位置や周囲の状況をチェックしてみよう。イーグルモードは方向キーで簡単に発動できるのもポイントだ。像があるのは帆船で、敵が船内を徘徊している。正面から敵に挑んでもいいし、ステルスで秘密裏に奪うことも可能だが、ここではぜひ、敵とバトルをしてもらいたい。本作は操作系が一新されていて、弱攻撃と強攻撃、回避に武器の切り換えと、直感的な操作で戦闘できるようになっている。シリーズファンならちょっと驚くほど操作感が変わっているので、その手で体験してほしいところ。ただ、黄金像を取り返して神官に渡すことでも、敵との戦闘が発生するので、約10分の試遊でとことん遊びたい人は、気づかれてもお構いなしに像を奪取して、水中へ逃げるのも手だ。
 もうひとつの像は、水中の沈没船にある。泳いで取りに向かうのだが、水の表現もすばらしいので、注目してみよう。ただ、カバなどの動物もいるらしいので、ムダに刺激しないよう注意すること。岸まで泳ぐのが面倒なら、帆船を奪取してみるのもいい。

『アサシン クリード オリジンズ』試遊で超高精細な4K映像のパワーに圧倒!【TGS2017】_04
試遊時間いっぱいまで堪能したい方は、事前にこの操作系を覚えておくといいかも。

 前述のとおり、約10分の試遊時間では、オープンワールドの古代エジプトを満喫するのは難しい。しかし、いままでと比べても飛躍的に「とっつきやすく」なっていることは理解していただけるだろう。
 国内初で、しかも4K映像を大型モニターでプレイできるのは貴重だ。この機会に『アサシン クリード オリジンズ』の片鱗を感じてほしい。もしプレイできなくても、2017年10月9日に東京・渋谷で開催される“UBIDAY 2017”に本作の試遊版が出展されることが明らかとなっているので、発売前に体験したい人はこちらも注目だ。