Xbox One Xが国内でもワールドワイドと同時の11月7日に発売されることが決定。Xbox One X Project Scorpio エディションも同日発売に。

Xbox One X Project Scorpio エディションも同日販売

 2017年9月5日(現地時間)、オーストラリア・シドニーにて、APAC(アジア太平洋)地域のプレス陣を招いての“Xbox Showcase Event”が開催。同イベントに関連して、Xbox One Xと数量限定モデルのXbox One X Project Scorpio エディションが、日本国内でも2017年11月7日に発売されることが明らかされた。予約は本日よりスタートしており、価格はそれぞれ49980円[税抜]。

 Xbox One Xは、従来の据え置き機から大幅に機能を向上させた、Xbox One ファミリーの上位機種。6テラフロップスのグラフィック処理性能を持ち、4K Ultra HD Blu-rayと4Kビデオストリーミングが再生可能。もちろん、Xbox Oneのゲームおよび周辺機器はすべて使用可能という互換性をそなえている。

 数量限定のXbox One X Project Scorpio エディションは、Xbox One X本体に、“Project Scorpio”のロゴとドットパターンによるグラデーションを施した、特別色が特徴で、こちらも“Project Scorpio”のロゴを中央に配したコントローラーが特徴。さらに、現状別売りは予定されていない専用縦置きスタンドが同梱されている。欧米ではgamescom 2017に合わせて発表され、それと同時に予約も開始されたが、またたくうちに受付終了してしまったほどの注目を集めるハードだ。

 今年のE3 2017で正式発表されたXbox One X、そのタイミングでは日本国内の発売日はアナウンスされていなかったことから、ファンをやきもきさせていたが、今回ワールドワイドと同タイミングの11月7日に発売されることになった。ファンにとっては朗報と言えるだろう。

Xbox Showcase Eventでは19タイトルがお披露目

 というわけで、おいしいものは最初にお届けしてしまえ(!)とばかりに、イベントに関連して発表されたXbox One XおよびXbox One X Project Scorpio エディションの発売日のトピックをご紹介したわけだが、ここからはXbox Showcase Eventの詳細をリポートしていこう。マイクロソフトでは、例年折に触れて自社のタイトルをお披露目する“Xbox Showcase Event”を開催してきているが、今回行われたイベントは、2017年年末から2018年にかけてのタイトルをお披露目すべく行われたもの。参加したのは地元オーストラリアやニュージーランド、日本、中国、香港、台湾、韓国などの取材陣で、冒頭では、9月5日(現地時間)と書いたが、日本のプレス陣が取材をしたのが9月5日ということで、実際のところは9月5日~6日の2日間のどちらかに参加するというスタイルで行われた。会場となったのは、シドニー ダーリンハーバーの傍らにあるクリスタルパレスの遊園地、Luna Park(ルナパーク)内の施設。ゲームの舞台になってもおかしくないような、なかなかに風情のある遊園地だ。

会場となったのは、ハーバーブリッジからほど近くになるLuna Park。
会場となったLuna Park。子どもが見たら泣くんじゃかなろうか……というくらいの外観だが、れっきとした遊園地。
なかなかに風情がありつつも……。

 イベントの開催にあたっては、まずはアジア Xbox ビジネスグループ リード のジェレミー・ヒルトン氏が登壇。「E3やgamescomでは、世界中のクリエイターによる、幅広いタイプのプレイヤーの方に対応した、違ったタイプのゲームをお披露目してきましたが、今回は、その中の一部をご紹介します」とコメント。そのうえで、ほぼすべてのXboxハードのローンチに関わってきたヒルトン氏にとって、「2017年はもっともエキサイティングな年であり、11月7日に発売されるXbox One Xは、私たちが作ったものの中で、もっともイノベーティブ(革新的)であり、最高の設計で、もっとも美しくデザインされたコンソールです」と誇らしげに語った。

 ちなみに、ヒルトン氏の口からは、Xbox One X Project Scorpio エディションの予約はXbox歴代最高の出足で、予約開始から8時間経たずに受付を締め切ったことなどが語られた。 昨年行われた“Xbox FanFest: Sydney 2016”でもリポートした通り、オーストラリアはXbox Oneが非常に好調なようだ。

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アジア Xbox ビジネスグループ リード のジェレミー・ヒルトン氏。
※オフィシャルフォト

 会場では、そんなジェレミー・ヒルトン氏の言葉に後押しされる形で、Xbox One Xのモックなどが展示。さらには、Xbox One Xを訴求するためのタイトル、『Forza Motorsport 7』やユービーアイソフト『アサシンクリード オリジンズ』、Xbox One X Enhancedタイトルの『Gears of War 4』や、『Halo Wars 2 Awakening the Nightmare』などがプレイアブルで出展、“4K体験”を堪能できた。

 そのほか、9月29日発売の『Cuphead』や11月7日発売の『Super Lucky’s Tale』、年内配信予定の『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS』、ファミリータイトルの『Disneyland Adventures』や『Rush A Disney Pixar Adventure』(それぞれ2011年と2012年にXbox 360向けに発売されたタイトルの移植作)、『Zoo Tycoon Ultimate Animal Collection』といった今後発売予定のXbox Oneタイトルが展示。あわせて、Windows 10 PC用『Age of Empires Definitive Edition』なども出展されていた。会場では、全部で19タイトルが試遊可能だった。

※オフィシャルフォト

Xbox One Xでは究極のコンソールを追求した

 試遊と並行して行われたのが、各タイトルやプラットフォームにフォーカスしてのグループプレゼンテーション。記者が参加したのは、ケビン・ギンブル氏による“Family of Devices”。端的に言えば、Xbox One Xの魅力を訴求するプレゼンだ。「ここのところXbox エンジニアチームはXbox One Xに総力を傾けて仕事をしてきました」と前置きしたギンブル氏は、「Xbox One Xは、“パワー”、“互換性”、“クラフトマンシップ(職人技)”の3つにフォーカスして、“究極のコンソール”を追求してきました。4Kによる800万ピクセルの映像、HDR対応、ドルビーアトモスなど、高度な機能を追い求めてきたのです」と語った。とはいえ、Xbox One Xは機能面ばかりにフォーカスしてきたわけではなく、「芸術家にキャンバスを提供するように、クリエイターに好きなようにクリエイティビティを発揮してもらえる場を目指した」(ギンメル氏)とした。また、よく質問されるのが、「4Kテレビを持っていないのに、4K対応のコンソールは意味があるのか?」という問いらしいが、ギンメル氏は「4K対応のコンソールがあれば、ゲームがよりキレイに見られます。フレームレートも高いし、写りが違うんです」と説明してくれた。

ケビン・ギンブル氏がXbox One Xの特徴をプレゼン。

 続いてギンメル氏は、『Gears of War 4』 などを例に取りつつ、1080pのグラフィクと、4Kのグラフィックを比較。いかに4Kグラフィックだとディテールが詳細になっているかと説明。「人間の目に写るものをより正確に再現しているのがHDRです」(ギンメル氏)と解説した。

 また、ギンメル氏は、Xbox OneもしくはXbox One SからXbox One Xへの移行も容易に行えると説明。設定のバックアップや、“4K”の項目をチェックしておくと、Xbox One Xで4Kでダウンロードできること、ストレージの移行なども容易に行えるとした。

プレゼンでは、1080pと4K映像が切り替えて表示さるなどされ、その違いがアピールされた。写真だとその違いがなかなかわからないのが残念。

 気になる対応タイトルに関しては、Xbox One X Enhancedにより、順次100タイトルがXbox One Xに対応する予定であることが表明済み。Xbox One ファミリーの互換性の方針により、今後Xbox One向けにリリースされるタイトルはすべてXbox One Xにも対応することになるので、対応タイトルは続々と増えていくことになる。ただし、各タイトルが4KやHDRに対応するかの判断は、それぞれのパブリッシャーの判断に任せられることになるようだ。また、ギンメル氏の口からは改めて、「Xbox One Xのみに対応するタイトルを作ることはありません」との言葉も聞かれた。

※オフィシャルフォト