『グランツーリスモSPORT』を使用した“デジタルアクティブシニア交流会”が開催  敬老の日にゲームをしよう!

日本アクティビティ協会は、高齢者施設にデジタルデバイスを取り入れたアクティビティを活用することで、深刻化していた男性向けのアクティビティ不足が改善され、男性シニアの参加率が大幅に改善されたことを発表。これを受けて、2017年9月18日(敬老の日)に、“デジタルアクティブシニア交流会”を開催することを発表した。

デジタルアクティビティにより、前頭葉機能・認知機能の改善の可能性確認

 日本アクティビティ協会は、高齢者施設にデジタルデバイスを取り入れたアクティビティを活用することで、深刻化していた男性向けのアクティビティ不足が改善され、男性シニアの参加率が大幅に改善されたことを発表。これを受けて、2017年9月18日(敬老の日)に、“デジタルアクティブシニア交流会”を開催することを発表した。

以下は、メーカーリリースを引用して掲載

 アクティビティを活用することで、深刻化していた男性向けのアクティビティ不足が改善され、男性シニアの参加率が大幅に改善されたことをお知らせいたします。
 現在の日本国内では、60 歳から69 歳までの人のネット利用率は75.7%、スマートフォンの保有率も33.4%と、およそ3人に1 人がスマートフォンを使用しており、(総務省発表「平成 28 年通信利用動向調査」より)高齢者の間でもデジタルの普及・浸透が進んでいます。
 日本アクティビティ協会は、このような“デジタルに関心の高い高齢者”(以後、「デジタルアクティブシニア」)の増加に注目し、同協会が運営する高齢者施設を利用しているシニア25 名を対象にした定例の交流会にて、テレビゲームを使用したアクティビティを導入したところ、開始前の男性参加比率4%から25%へ大幅に増え、男性シニアの参加率に改善が見られました。
 この結果を受けて、デジタルを使った“シニア間の新たな絆作り”を広げるための取り組みとして、2017 年9 月18 日(月)敬老の日に、PlayStation4 用ソフトウェア『グランツーリスモSPORT』(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)を使用した、「デジタルアクティブシニア交流会」をプレイケアセンター横浜青葉で実施します。

 日本アクティビティ協会は、デジタルアクティビティ体験の普及に向けて、諏訪東京理科大学・篠原菊紀教授の協力のもと、シニアのテレビゲームによるアクティビティが身体にどのような影響をもたらすか、脳科学的な観点での調査を行いました。実際にPlayStation4 用ソフトウェア『グランツーリスモSPORT』をプレイ中の4 人(男女2 人ずつ)の脳血流を測定したところ、共通して認知機能低下予防に重要な脳の部位(左右の前頭前野)の活動が高まる結果となりました。また、8週間にわたり「デジタルアクティビティ体験」開始前と開始後でGo/No-Go 課題測定(前頭葉機能を測定)と、MMSE検査(認知機能を検査)の2 検査を行ったところ、高齢者における前頭葉機能の有意な改善と、認知機能全般の改善傾向が見られました。

▽増加する「デジタルアクティブシニア」。60 代の約76%がネット利用。約3 人に1 人がスマートフォン所有

参考・引用元:総務省平成28 年通信利用動向調査

 世の中の技術の進歩によるデジタル化が加速するなかで、その影響は高齢者にも波及しており、総務省の発表によると、現在60 代の約76%がインターネットを利用し、約3 人に1 人がスマートフォンを所有していることが分かりました。このような、デジタルデバイスに関心のある高齢者、「デジタルアクティビティシニア」の増加と、デジタルの持つ、情報交換や交流の利便性に注目した日本アクティビティ協会は、デジタルを活用することで、同協会が運営する高齢者施設での男性のアクティビティ不足を改善しました。

▽テレビゲーム活用で男性シニアのアクティビティ参加率が21%増加
 日本の高齢者施設の課題として、男性シニアの施設への参加不足が顕著であり、日本アクティビティ協会が国内18施設(東京都・神奈川県)のアクティビティスタッフに対して調査したところ、61.1%が男性向けアクティビティに困っており、87.8%が今後強化したいと考えていることが判明するなど、男性向けアクティビティが深刻化している現状が浮き彫りになりました。
 25 名を対象にした定例の交流会にて、テレビゲームを使用したアクティビティを導入したところ、開始前の男性参加比率は4%でしたが、ゲームを導入した会では25%の参加率を実現し、男性シニアの参加率に改善が見られました。施設のスタッフからも「男性がこれだけ夢中になってもらえるアクティビティは、なかなか無いので、スタッフも一緒に楽しみたい」といった声があがっており、特に男性シニアの参加者からの反響の高さが伺えました。

■男性向けアクティビティは充実していますか?(N=18)
1、十分 0%
2、ほぼ十分 0%
3、普通 38.9%
4、困っている 44.4%
5、大変困っている 16.7%

出所:日本アクティビティ協会調べ

▽最新のドライビングシュミレーターを活用した「デジタルアクティブシニア交流会」を9月18日(月)敬老の日に実施決定。
 デジタルを使った“シニア間の新たな絆作り”を広げるための取り組みとして、2017年9月18日(月)敬老の日に、リアルドライビングシミュレーター『グランツーリスモSPORT』を使用した、「デジタルアクティブシニア交流会」をプレイケアセンター横浜青葉で実施します。
 「デジタルアクティブシニア交流会」では、PlayStation4用ソフトウェア『グランツーリスモSPORT』を使ったレース大会を開催し、シニアNo.1ドライバーを決定します。また、遊びの伝道師(プレイケアサポーター)を導入し、プレイ方法がわからず参加を断念してしまうことを防ぎ、今後のシニア施設内でのアクティビティとしての定着化を目指します。

【デジタルアクティブシニア交流会 実施概要】
■イベント名 :デジタルアクティブシニア交流会
■日時 :9月18日(月) 13時30分~15時
■会場 :プレイケアセンター横浜青葉(神奈川県横浜市青葉区奈良町881-13)
■定員 :30名(公式HP及び、プレイケア会員シニアから募集)
■内容 :PlayStation4用ソフトウェア『グランツーリスモSPORT』を活用したデジタルアクティビティ体験
公式サイト

▽「デジタルアクティビティ体験」を脳科学の観点から調査。前頭葉機能・認知機能に改善傾向を確認
 諏訪東京理科大学・篠原菊紀教授の協力のもと、「デジタルアクティビティ体験」がシニアの脳に与える影響について、脳科学的な観点から調査を行いました。 実際にPlayStation®4用ソフトウェア『グランツーリスモSPORT』をプレイ中の4人(男女2人ずつ)の脳血流を測定したところ、共通して認知機能低下予防に重要な脳の部位(左右の前頭前野)の活動が高まる結果となりました。 この結果に対して、篠原教授は、「記憶の情報を一時的に保持して、組み合わせて答えを出す役割を担う前頭前野の機能が落ちると“もの忘れ”等につながる。『グランツーリスモSPORT』をプレイすることで、空間認識をしてコースを考えながら、手足を動かしたり、一緒にいる人たちと会話をしたりすることで、自然と脳の普段使わない部分が活性化するので、トレーニングしているという意識を持たずにリラックスした状態で脳によい刺激を与えられている」と分析しています。 また、8週間にわたりGo/No-Go課題測定(前頭葉機能を測定)と、MMSE検査(認知機能を検査)の2検査を行ったところ、高齢者における前頭葉機能の有意な改善と、認知機能全般の改善傾向が見られました。

検証実験概要
■期間 : 2017年7月3日~8月21日・週1回、全8回実施
■内容 : 週1回60分間の、運動とテレビゲーム(ドライビングシミュレーター)のプログラム
■対象 : 25名、平均年齢 77.3±5.8歳
■場所 : プレイケアセンター横浜青葉
■測定方法 :
(1)脳機能測定(Go/No―Go課題測定)
認知症のスクリーニング検査である前頭葉機能測定Go/No―Go課題測定にて、全12項目を測定
○反応時間 4項目:形成実験反応時間、分化実験反応時間、逆転分化実験反応時間、総平均反応時間
○エラー回数8項目:形成実験忘れ回数、分化実験間違い回数、分化実験忘れ回数、逆転分化実験間違い回数、逆転分化実験忘れ回数、間違い合計、忘れ回数、エラー総数

(2)認知機能検査(MMSE検査)
認知症のスクリーニング検査である認知機能検査 Mini Mental State Examination(MMSE検査)にて全11項目を検査
○日時の見当識、場所の見当識、即時想起、計算、遅延再生、物品呼称、復唱、口頭指示、書字理解・指示、自発書字、図形描写(合計30点満点)

■結果 :
(1)脳機能測定(Go/No―Go課題測定) 通常、加齢に伴い、前頭葉機能が低下しGo/No―Go課題実験では、反応速度が遅延し、エラー数が増加します。 しかし、本実験では、8週間後に「間違い合計」、「忘れ合計」、「エラー総数」の3項目が有意に改善し、その他のエラー関連5項目においても維持・改善傾向が見られました。 要機能改善者、境界域の人数が開始前は19人中7人であったのに対して、8週間後には、19人中2人に減少。

(2)認知機能検査(MMSE検査) 通常、加齢に伴い、認知機能が低下しMMSE検査では得点が減少します。一方、本検証実験では、8週間目で全11項目中10項目において成績の維持・改善の傾向が見られました。 認知症の疑いあり、境界域の人数が、開始前は21人中9人であったのが、8週間後には6人に減少。

■篠原菊紀教授 プロフィール
諏訪東京理科大教授。健康教育、脳科学。「学習」「運動」「遊び」など日常的な脳活動を調べている。茅野市縄文ふるさと大使。 著書、監修: 「まいにち脳活 俳句塾」 (TJMOOK) 、「「すぐにやる脳」に変わる37の習慣 」(KADOKAWA)、「中高年のための脳トレーニング」 (NHK出版)、「ナンプレシリーズ」(永岡書店)、 「子どもが勉強好きになる子育て」(フォレスト出版)、他多数

▽日本アクティビティ協会 事業概要
■日本アクティビティ協会とは
超高齢社会の日本における社会的課題を、様々なアクティビティを通じて、解決するお手伝いをすることを目的にアクティビティに関する研究・開発・教育・啓蒙活動を行っている。
■理事長 川崎 陽一