2017年8月22日~26日(現地時間)、ドイツ・ケルンメッセにて、ヨーロッパ最大のゲームイベントgamescom 2017が開催。同イベントの会期中、『World of Tanks』とのコラボが発表されたヘヴィメタルバンド“サバトン”とミュージックコンポーザーの山岡晃氏にコラボの経緯や意気込みなどを聞いた。

●「『World of Tanks』にはシンパシーを感じています」

 2017年8月22日~26日(現地時間)、ドイツ・ケルンメッセにて、ヨーロッパ最大のゲームイベントgamescom 2017が開催。同イベントの会期中、『World of Tanks』とのコラボが発表されたヘヴィメタルバンド“サバトン”とミュージックコンポーザーの山岡晃氏にコラボの経緯や意気込みなどを聞いた。

 サバトンは、スウェーデン生まれのウォー・メタル・バンド。ゲーム好きなメンバーが多く、『World of Tanks』の大ファン。2017年10月14日、15日にさいたまスーパーアリーナで開催される日本最大にして唯一のメタル・フェス“ラウドパーク”の15日公演に出演予定。

▲Paer Sundstroem(写真左)、Hannes van Dahl(写真右)

――『World of Tanks』とのコラボの経緯を教えていただけますか?
Paer  そもそも、サバトンのメンバーはゲーム好きが多いです。『World of Tanks』のサービスが開始されたとき、ヨーロッパではたくさんの広告が出ており、私たちの目にも留まり、プレイするに至りました。私たちは、そのときからすでに、Wargamingにコンタクを取っていて、ようやくそれが花咲いたという形になりました。私たちのバンド自体、戦争や戦史など、さまざまな歴史の中の戦時をテーマにしたものが非常に多いのでシンパシーを感じています。

――コラボの発表にあわせて、MVが公開されましたが、撮影はいかがでしたか?

Hannes すばらしい体験でした。スウェーデンのアーセナル戦車博物館で撮影したのですが、その後すぐにミンスクに行き、続きを撮影しました。今回のミュージックビデオの撮影においては、いろいろなところに行くこともできましたし、普段では体験できないような戦車が飛び回ったり、壁を突き破ったりということが実際にできましたので、非常に楽しい撮影でした。

――MVを見たファンの反応はいかがですか?
Paer  多くの方からさまざまなフィードバックをいただきました。いまのところは、反響はよかったのですが、一部のコアなファンなどは、曲に使用している歌詞をベースとしたビデオを期待していたようです。曲自体は、ノルマンディー上陸作戦をベースにしたものなので、「期待していたものと違う」という声もありましたが、全体的にはよい反響をいただいています。

――皆さんは『World of Tanks』の大ファンだと伺っています。どの程度プレイされているのでしょうか?
Hannes ツアーなども多くやっているので、安定したインターネット環境やPC環境を用意できないので、つねにプレイすることはできないのですが、サービスが開始された当初から少しずつプレイしています。今回のコラボレーションをキッカケに、最近プレイをしていたのですが、皆さん上手なので、私が参加してもすぐに撃破されてしまいました。また、私は可能であれば24時間のうちの23時間はドラムを叩いているので、そんなにたくさん参加できないのは残念でありますが、せっかくこういう機会をいただいているので、少しずつ参加するようにして、もっとうまくなりたいです。

Paer  私はメンバーの中ではプレイしているほうだと思います。いまは1000戦くらいはプレイしています。

――それだけ思い入れのある作品にオリジナルボイス付き搭乗員として参加していますが、率直な感想を教えてください。
Paer  今回のコラボレーションについて、私たちはとてもクールなものだと考えています。その理由としましては、当初は音楽と戦車が1台入るというくらいの小さい話だったんです。でも、話が進むにつれて、バンドメンバーのボイスが入ったり、gamescomでライブをすることになったり、どんどん規模が大きくなっていきました。ボイスについては、普段聞き慣れている声がゲーム内から聞こえてくるというのは、非常におもしろい体験ですが、違和感もあります(笑)。また、 “プリモ・ヴィクトリア”という今回のコラボで追加された戦車に関しても、本来なら4人乗りなのですが、私たちのバンドが5人組なので、それを無理やり5人乗りにしていただくなど、Wargamingさんのすばらしい配慮にはとても満足しています。

――ちょうどいま少し話題にも出ましたが、gamescom会場で行った昨日のライブはいかがでしたか?
Hannes 昨日のライブは最高の体験でした。多くのお客さんからのフィードバックも「最高!」だったというようなポジティブなものしか受け取っていませんし、私たちが想像以上のものができましたし、会場の盛り上がりも期待以上のものでした。

――今回のライブのお客さんはゲームファンが多かったと思いますが、普段のライブと反応などに違いはありましたか?

Paer  とくに観客の違いは感じませんでした。ゲームや音楽には幅広いジャンルがありますし、ゲームをやっていて、なおかつヘヴィメタが好きな人というのは多いと思います。ヘヴィメタというジャンル自体、子どもから大人まで広い客祖を持っていますし、その中の何名かがゲームをしているというのもありえることだと思います。そういった意味で、今回のように場所を変えることで、客層が多く変わることはないと思いますし、盛り上がりもいままでのライブと同様に、非常に盛り上がって楽しいものとなりました。

――昨日のライブでは、山岡晃さんとも共演されましたが、山岡さんの印象はいかがでしたか?
Hannes 感想をひと言で表現するなら“スーパークール”です。もともと、『サイレントヒル』もプレイしていて、怖いゲームでありつつも、すばらしいゲームでもありましたので、その作曲者の方といっしょに演奏できるというのは、光栄なことでした。なによりも、彼はすごくプロフェッショナルな方です。昨日も事前準備などを行っていなかったのですが、直接その場で少し練習したくらいなのに自然な演奏ができて非常にマッチしていました。また、お客さんにとってもサプライズになりましたので、すばらしい体験でした。

――大好きなゲームタイトルを教えてください
Hannes 昔の名作はすべてプレイしているくらいなのですが、そこから1本を決めるのはすごく難しいです。

Paer  私は『The Last of Us(ラスト・オブ・アス)』が大好きです。

――最後に日本のファンにメッセージをお願いします
Paer  日本には過去に1度演奏をするために訪れたことがあるのですが、2017年10月15日のラウドパークというイベントに演奏に行きますので、ぜひ来ていただきたいと思っています。また、私たちにとって日本は特別な場所だと考えているので、そこに戻れるのを楽しみしています。