『リネージュ』に満を持して四竜が集結! 最新アップデート“VALAKAS”の魅力をプロデューサーに訊く

2017年7月26日から8月末にかけて、『リネージュ』に週間隔で分割実装されていく大型アップデート“VALAKAS”。四大竜を順に討伐していく本アップデートの詳細を日本運営プロデューサーに訊いた。

●アップデートを分割する意図とは?

 2017年7月26日から、エヌ・シー・ジャパンが提供するPC用MMORPG『リネージュ』にて、大型アップデート“VALAKAS”の実装が開始された。一気に全要素を実装するのではなく、まずはシステム面のアップデートを7月26日に行ない、今後8月の毎週水曜に、ひとつずつレイドコンテンツが実装されていく形式となっている。

▲暗黒竜ハルパスに利用されたことに怒り、狂乱した火竜ヴァラカス。四竜最強のヴァラカスに挑戦するときが来る!

 『リネージュ』は今年で日本サービスインから16年目に突入した王道ファンタジーMMORPGだ。そして、そこにファンタジーの王道中の王道である“ドラゴン討伐”を中心にしたアップデートが実施される。詳細を日本運営プロデューサーの川南巌氏(文中では川南。敬称略)に訊いた。

※記事内容は実際のアップデート時に変更される可能性があり、また、使用している画像はすべてテスト環境で撮影した画像のため、実際にゲーム内で表示される画像とは異なる場合があります

▲日本運営プロデューサーを務める川南氏。『リネージュ』サービス開始時からプレイし続けてきた古参プレイヤーでもある。

●まずはシステムアップデート! その詳細を再確認

――ドラゴン関連のアップデートの前に、すでに7月末に実装されたアップデートについて伺いたいのですが。

川南 ドラゴンレイドに先駆けて、2017年7月26日より“For the Future”と題したシステムアップデートをまとめて行なっています。
 韓国では“VALAKAS”のアップデートまでに1年弱ほど、小規模なアップデートをくり返してきました。(日本を含む)海外サービスでは、チューニングを行なったものをまとめて適用する形になっています。

――まずはシステム面のアップデートを先行しているんですね。

川南 システム面のアップデートは全レベル帯プレイヤーの皆さんに関係するものですから。システム変更後の仕様に慣れたところで、メインのドラゴンレイドに挑戦していただく……という流れを作りたかったのも、先行実装のおもな理由です。

▲8月のドラゴンレイドに先駆けて、キャラクターがより強化される各種アップデートが実装済み。

――システムアップデートの方向性について教えてください。

川南 プレイヤーの目標となるレベルの変更が挙げられます。これまでは変身レベル上限は85でしたが、今後はレベル86、88の変身も実装予定です。

――明確に目標が上がりましたね……。しかし『リネージュ』ではレベルが3つ上がってもあまりステータスなどに変化はないかと思いますが、88になることで得られるメリットは何でしょうか。

川南 今後、実装予定の高レベル変身以外ですと、現状では“サモンモンスター”の魔法をリニューアルしまして、88レベルの強力なモンスターを追加しています。
 レベル86と88の変身は2017年7月12日には韓国で実装されました。できる限り早めに日本でも実装したいと考えています。非常に高性能なようですので。

――そこまで強力なら、プレイヤーがレベル88を目指すモチベーションにもなりそうですね。ちなみに、同じく強力なランカー変身と比べると……?

川南 ランカー変身と比べると、火力面では同じか少し劣るくらいかと思います。88変身では透明化や移動速度アップなど、ユニークな能力が重視されているようなので、ランカー変身とは別方面の強さということになるでしょうね。

▲レベル88変身の実装も待ち遠しいが、まずは強力なサモンモンスターも使いこなしたいところ。全レベル帯で、召喚できるモンスターや仕様に変更が入っている。

――プレイヤーも高レベルを目指すようになる設計上、やはり今後も高レベル向けのコンテンツが拡充されていくのでしょうか?

川南 開発側としても、高レベルのコンテンツを作っていきたいという意図はあるかと思います。今回の“VALAKAS”のレイドは、従来の85レベルのキャラクターでは若干きつい面もあるようですので。
 ただヴァラカスを倒すためだけにレベルを上げるのではなく、区切りとして強いモンスター召喚や変身が使えるようになる、という楽しみな目標を設けることで、プレイヤーの皆さんにレベリングをがんばってほしいのだと思います。

――既存の要素にも改修が入っているようですが。

川南 敵がよくドロップしていた各種宝石は、いまではあまり作成されなくなった装備の素材でした。NPCに売るくらいしか使い道がなかった宝石を、“転生の宝石”に合成できるようになりました。
 今後、転生の宝石はさまざまな装備やアイテムの中心的な素材となっていきます。強い装備を揃えるために溜め込んでほしいです。

――実装したときに「えー、売らなきゃよかった!」という声は上がりませんでしたか?

川南 ありましたね……(苦笑)。宝石は高く売れるものでもないので、倉庫に入れておいて「何万個溜まった!」などと楽しんでいる人も多かったようです。そういう人からしたら「時代が来た!」といった感じでしょうね。

――宝石のドロップ率などに変更は?

川南 詳細なドロップ率は明かせませんが、規模の大きな再配置は行なわれています。宝石に関してはソロ向けのドロップシステムが適用されているので、ソロ狩りに行くときに今後は宝石狙いの狩場選びも大事になるかも知れません。

▲一般宝石や高級宝石も、製作でランクアップできるようになった。捨てたり売ったりしないように注意!

――アイテム面では、ほかにも“生命の葉”というものが実装されているようですが。

川南 こちらは今回のアップデートの中でも、大きな要素のひとつになります。従来の『リネージュ』のネームドレアアイテムはすべて低確率で、現物ドロップしていました。アップデートでは現物ドロップに加えて“力を失った状態”のアイテムが手に入るようにもなります。

――レアの現物に加えて、力を失った該当レアもドロップするわけですね。

川南 力を失ったアイテムはそのままでは使えませんが、従来の現物レアよりも高確率でドロップします。これに“生命の葉”という製作アイテムを用いることで、力を取り戻し、現物に変換できます。成功率はそれほど高くなく、失敗した場合、生命の葉と力を失ったアイテムは消滅します。

――レアドロップはゼロか1かでかなりの低確率でしたから、チャンスが増えるのはうれしいですね!

川南 ハードルが高かったレアアイテム入手への第一歩が、たやすく踏み出せるようになったかと思います。生命の葉はNPCに15万アデナほどで依頼して100%の成功率で作れるアイテムですので。

▲レアアイテムを手に入れるチャンスが大幅に増加! 高嶺の花だったあんな装備こんな装備を手に入れるのも夢ではない?

●いざ四竜攻略! ドラゴンレイドが大幅リニューアル!

川南 2017年8月頭から1週ずつ、既存三竜のレイド仕様が変更されます。8月9日に地竜アンタラス、8月16日に水竜パプリオン、8月23日に風竜リンドビオルですね。
 これらのレイド変更点では、ドラゴン自体のパラメーターなどにはほぼ変更がありません。日本独自のエンチャントなどの仕様が、韓国のものとほぼ同一になるのも大きな変更点ですね。

▲左上から順番に、地竜アンタラス、水竜パプリオン、風竜リンドビオル、そして注目の火竜ヴァラカス。通常のモンスターにはない風格がある。

――レイドはどういったコンセプトで変更となるんですか?

川南 「レイド参加へのハードルは下げて、難易度自体は高くする」といったコンセプトになります。
 そもそもレイドに参加する32人のチームの結成や運営自体が障壁となっていました。人数が多いほど予定を合わせるのはたいへんですから。

――土曜日に集まろうと打ち合わせしても、それだけの人数となると欠席者も多いでしょうしね。

川南 そこで、上限人数は16人としつつ、さらに従来は3つのステップ踏む長いコンテンツだったところを、1ステップで終了するように変更されます。レイドの進行にかかる時間は半分以下にまで短縮されています。

――それなら人を集めやすくなりますね。

川南 また、レイド報酬の入手方法も変わります。これまでは倒した瞬間のドロップではなく、システム側から各参加者へ配布される形式でした。人数が多いほうが有利になる仕様ですね。今後は通常通りのドロップ形式にしましたので、無理に上限まで人を集めて有利を狙う、という負担はなくなりました。

――それなら小規模な血盟でも挑めそうですね。大人数の血盟なら、2チーム以上編成すればいいですし。

川南 ただし、その代わりというわけでもありませんが、レイドの難度自体は上昇しています。ドラゴンの強さはそのままで人数が半分という時点で、相対的に難度が上がります。ドラゴンレイドには一般の難易度とハードに当たる“闇の難易度”がありましたが、闇の難易度相当の難度に統一されます。

――デフォルトで強いほうのドラゴンと戦うことになるわけですね。すると報酬の豪華さにも期待したいのですが……?

川南 メイン報酬が各ドラゴンの心臓であることは変わりません。このドラゴンの心臓の用途が拡大されます。従来通り、最上位の防具である“ドラゴンアーマー”の製作材料であると同時に、強化素材としても使用するようになります。+7以上の強化を行なう際に使用するのですが、失敗しても素材が消えるだけで済みます。ドラゴンアーマー自体は消滅しません。

――なるほど、安全にオーバーエンチャント(限界を超えて装備を強化できるが、失敗すると装備が消滅するシステム)へ挑戦できるわけですね。

川南 ドラゴンアーマーには、オーバーエンチャントすることでさらに強力なオプション能力が追加される仕様があります。挑戦するには難度が高すぎたので、断念していたプレイヤーも多いかと思います。今後は消滅の危険性を気にせず、少しずつこつこつと挑戦していただければと思っています。

▲大幅な時間短縮と人数集めの手間の削減。ハードルはだいぶ低くなりそうだ。あとは心臓をひたすら集めるのみ!

――三竜のシステム変更後、2017年8月30日に実装されるという、火竜ヴァラカスについて教えてください。

川南 従来の三竜とも異なる、まったく新しいドラゴンになります。これまでの三竜の持つギミックやスキルなどの要素を踏襲しているのが特徴です。三竜を倒してきたプレイヤーさんなら対応できるでしょう。三竜レイドの後に挑む上位レイドといった位置付けです。

――なるほど、ドラゴンレイドの集大成なわけですね。

川南 ヴァラカスの体力は三竜と同じくらいですが、攻撃力はより高くなっています。圧倒的なダメージの攻撃をどう捌くのか、受けきることができる前衛を揃えるのかなど、何度も挑戦しつつ戦いかたを調整していくことになると思います。
 そこに各ドラゴンのギミックも絡んできます。たとえば、“アンタラスは倒せたけどパプリオンは取り巻きの処理がうまくいかなくて倒せなかった”みたいな方には、ヴァラカスもきつい相手になるでしょうね。

――三竜すべての攻略をしっかりしておけば、ヴァラカスにも十分対抗できるわけですね。

川南 そうなりますので、がんばっていただきたいですね。かなり強いので、最初は失敗の連続になるかも知れませんが……。
 報酬として新たにヴァラカスの心臓が入手できるようになりますので、ヴァラカスのドラゴンアーマーが製作可能になります。追加ダメージ、ダメージ軽減無効、確率クリティカルダメージ発生、一定時間ごとに固定値のMP回復など、従来のドラゴンアーマーと比べて攻撃的なオプション能力を持っています。

――四竜すべてを制したプレイヤーにふさわしいドラゴンアーマーですね。

川南 さらに、四竜すべての心臓と+10ナイトバルドソードを揃えると、“ドラゴンスレイヤー”という究極の両手剣が製作できるようになります。
 この剣はエンチャント方法が特殊です。スクロールによる強化ではなく、NPCに四竜の心臓を持って行って強化してもらう形式となります。失敗すると素材は消えても、ドラゴンスレイヤーは消えずに返還されます。

――ドラゴンアーマーと同じ方式なわけですね。キャラクターといっしょにこつこつ強くなっていく伝説の剣、ロマンがあふれてますね!

▲強大な三竜を倒し、その力を制してきた勇士だけがその実力で倒しうるという、非常に熱い相手となっているヴァラカス。ドラゴンレイドの集大成たるこの強敵、日本のプレイヤーたちはどれくらいの期間で攻略できるのだろうか?

●事前情報の不安も払拭! 竜退治のロマンを満喫しよう

――ドラゴンレイドはじつに攻略しがいのあるコンテンツのようですね。ドラゴンスレイヤー製作も、ファンタジー世界ではぜひ目指してみたいロマンですし。

川南 そうですね。ロマンがつまった伝説の剣なのですが、ひとつだけ注意点がありまして。将来的に、“真冥王の執行剣”と統一されることが確定しておりますので、短い命になります……。

――それは一体どういうなのでしょうか?

川南 私も話を聞いて非常に戸惑ったのですが、レジェンド武器の両手剣としてすでに真冥王の執行剣が存在しているところに、同じレジェンド両手剣のドラゴンスレイヤーが実装されると、韓国で「両手剣カテゴリにだけレジェンド武器がふたつあるのはおかしい」などの意見が集まりまして。

――執行剣はスクロールでの通常強化ですね。苦労して強化した人は、ドラゴンスレイヤーが実装されたら驚くかもしれません。

川南 韓国では、ドラゴンスレイヤーの強化システムのみを全レジェンド武器に適用することになりました。“ドラゴンスレイヤー自体は両手剣カテゴリで、レジェンド武器は執行剣のみ”という形で、執行剣に差し替えで交換される形になりました。韓国ではすでに実装されています。ちょうど日本で“VALAKAS”のテイザーサイトを立ち上げたころに実装されまして、私たちも最初はどうしようかと……。
 パッケージングでのアップデート実装のタイミングしだいでは、ドラゴンスレイヤー実装と同時に統一廃止のお知らせを打たねばならないところでした(笑)。

――いやいや、笑いごとではないのでは? せっかく伝説の剣が作れても、それが将来的に消えてしまうとなると、モチベーションにも影響すると思います。

川南 ドラゴンスレイヤーを製作しておけば、将来のアップデートで執行剣に差し替えで交換されますので、ムダになるわけではありません。また、ドラゴンスレイヤーの素材である+10ナイトバルドソードも、執行剣を作るための素材のひとつとして使用できるようになります。

――ああ、なるほど。ドラゴンの心臓自体も将来的にはレジェンド武器の強化に幅広く使うわけですし、集めておいて損はないわけですね。でも、伝説の剣を作らずに素材を温存するのはさみしい気が……。

川南 これはかつて執行剣の製作に挑戦していたプレイヤーとしての意見ですが、執行剣の材料が手に入るラスタバドというマップは一度封鎖されていまして、今後のアップデートで復活するんです。ですので、復活後の仕様では、どれくらいの確率で素材がドロップするかはまだ不明なんですよ。

――いま作るべきか温存しておくべきか、さらに悩ましいところですね。

川南 ただ、以前の仕様で考えますと、ナイトバルドソードと比べて執行剣の材料は何倍も入手が難しいです。3年かかって、半分も集まらなかったくらいですから。何より、執行剣の材料にはトレードできないものが多いんです。

――まさかの実体験ですか。ドラゴンの心臓は人が集まる新コンテンツを楽しみつつ集められるうえに、今後はトレードに出回るでしょうし……。となると、早めに作って差し替わったほうが楽なのでは?

川南 ヴァラカスの心臓は最初はかなりの高額になると思いますけどね。それに、今後の新しいラスタバドのドロップ仕様にもよりますので、いまのうちにドラゴンスレイヤーを作っておいた方が得かどうかはまだ断言できません。
 ただ、少なくとも製作しても将来消えてしまうわけではありませんので、伝説の剣の製作を楽しんでいただくことには、まったく問題はないかと思います。

――安心しました。しかし、そうなると、今度はヴァラカスの心臓の供給が需要に追いつくか、わりと心配になってきたのですが。

川南 ヴァラカスの心臓は、新たに実装されるレベル85以上のキャラクター向けの狩りマップ“支配の結界”で、“力を失ったヴァラカスの心臓”のかたちで入手が可能です。

――レベル85からということは、88までのレベリングにも使えるマップなんでしょうか?

川南 モンスターから得られる経験値も多めで、88レベルを目指すのに最適なマップです。また、利用可能時間は“ギラン監獄”と共有で1日2時間のみとなっていますが、火曜、木曜、土曜の22時から、ワールドボスの“バルログ”が出現するというギミックも用意しています。

――固定時間湧きのワールドボスは『リネージュ』では久々ですね。

川南 非常に強いボスですが、ぜひ22時に仲間を集め、チャレンジしていただければと思います。
 また、ドラゴンに挑むにはレベルがまだ足りないという方にも、レベルアップのための施策をご用意しています。ぜひ今からでも、高レベルコンテンツが楽しめるレベル80をまずは目指していただければ幸いです!

▲基本的には損をする人はいない仕様のようで、安心してロマンに浸れそうだ。古参プレイヤーならではの視点で分析してくれた川南プロデューサーは、8月25日(金)放送予定のヴァラカス実装直前の公式生放送にも登場するぞ。



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