そこはかとなく漂う「極度乾燥(しなさい)」感
Mode 7 Gamesが、SMAC Games開発のアクションゲーム『Tokyo 42』をPC/Xbox One向けに配信中。なおゲームは日本語化されている。
『Tokyo 42』は、ポップでカラフルに描かれる未来の東京を舞台とする、斜め上からのクォータービュー視点のオープンワールドアクションゲーム。プレイヤーは殺人の濡れ衣を着せられつつ、さまざまな思惑が渦巻くなか、ミッションに挑んでいく。
そのスタイルはしばしば、見下ろし型の2Dゲームだった初期『グランド・セフト・オート』と、クォータービューの名作『シンジケート』のマッシュアップと形容される。極端に抽象化されたカラフルな建物群での戦いは、海外の人が考える“ポップなトーキョー”としてラッピングされているので、起こっていることはハードコアな銃撃戦なのに、おもちゃの箱庭を眺めているかのような非現実感(ちなみに視点はグルっと回せる)。
ゲームとしては、キャンペーンモードは暗殺ミッションなどを主体とするいかにもクライムアクション的な内容。シーンによってはステルスで監視の目をかいくぐったり、超大ジャンプでショートカットを決めたり(着地する場所さえあれば高所から落ちても大丈夫)、警備ロボットが出てきて大変なことになってしまったりと、グラフィックがシンプルだからってゲームまで単調なわけではない。また、対戦型のマルチプレイモードも搭載されている。