“エムツー ショット トリガーズ”の新タイトルが発表
2017年4月29日、東京・ベルサール秋葉原にて開催された“ケイブ祭り2017 ドキドキ ケイブの入学式~先生も胸ふくらむ春!~”。すでに速報でお伝えしたように、そこで行われた『弾銃フィーバロン』トークショーにて、エムツー ショット トリガーズの新作として、『ケツイ ~絆地獄たち~』(以下、『ケツイ』)、『フィーバロン学園(仮)』が発表となった。ここでは、なぜこのタイトルが選ばれたのかを、ステージの詳細リポート、そして開発スタッフへの直撃インタビューにてお届けする。
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ステージはまず、同会場にて行われた『弾銃フィーバロン』のスコアアタック大会の優勝者表彰式からスタート。のべ100人にもおよぶ参加者が“フィーバーモード”のタイムアタックで腕を競った中、見事優勝に輝いたのは、7,426,096点というオドロキのスコア(なんと2位と3倍差!)を叩き出したYOKさん。ステージに呼び込まれたYOKさんには、エムツー堀井直樹社長から金メダルとTシャツが贈られた。
続いての関係者によるトークショーで発表となったのが、エムツー ショットトリガーズの新ラインアップとなる『ケツイ』と『フィーバロン学園(仮)』。内容は速報のとおりだが、会場では前者では「おおっ」、後者では「おおっ!?」というどよめきがあったことを付け加えておきたい。
エムツー ショット トリガーズのスタッフに直撃!
ステージを終えたばかりのエグゼクティブプロデューサーの堀井直樹氏と、『弾銃フィーバロン』ディレクターの久保田和樹氏に緊急インタビューを敢行。新たに『ケツイ』を選んだ経緯、そして謎だらけの新タイトル『フィーバロン学園(仮)』について詳しく聞いた。
――まず『ケツイ』をラインアップに選んだ経緯をお聞かせください。
堀井 ひと言で言うと、ケイブさんとの相談の上です。我々としては、縦ばかりではなく横画面のゲームも欲しいなとか、制限を設けずいろいろと検討をしていました。その中ですでに社内で移植の研究が進んでいて、中でももっとも再現度が高いもの数本に絞り込みました。その上でケイブさんから「ファンが期待しているよ」というプッシュもあり、『ケツイ』に決定しました。
――『ケツイ』は確かに根強いファンがいます。
堀井 「一番怖いよ」とは言われているので、緊張感を持ってがんばります。再現度はもちろんなのですけど、初心者向けモードや追加のアレンジモードをどのようか形にするかはこれから練っていきます。皆さんの意見をできるだけ取り入れたいし、発売後も手を加えていきたいです。
――シリーズナンバーとしては、『弾銃フィーバロン』のつぎの第3弾となるのでしょうか?
堀井 並行して動いているエムツー ショット トリガーズのプロジェクトはあるので、『ケツイ』がつぎのタイトルになるかはまだ未定です。あくまで第3弾以降、ということですね。
――わかりました。さて、発表と同時に会場がどよめいた『フィーバロン学園(仮)』ですが。
堀井 きっかけは、去年のケイブ祭りでショットトリガーズ版『弾銃フィーバロン』の発売を発表したときですね。
久保田 会場で「どんなモードが欲しい?」と聞いたら生配信のコメントに「ブルマモード!」という多数の書き込みがありまして(笑)。
堀井 若いお客さんからのご意見だったので、これは真摯に対応せねばなるまい、と。イベントの舞台を下りて秋葉原の街を練り歩きながら「ブルマ、ブルマ」とつぶやきながら考えを巡らせていたところ、ブルマといったら学園だろうという境地にたどり着きました。まさか今年のケイブ祭りが“学園”だとは思ってもいなかったので、これはもうなるべくしてなったということですね!
――画面からはまったく想像がつきませんが、どんなゲームになるのでしょうか?
堀井 見た目ノベルゲームなんですけど、エムツー ショット トリガーズの一作です!
久保田 題材が『弾銃フィーバロン』なので、そこから外れることはないと思います。すでに開発のノウハウはあるので、それを活かした“なにか”が入ってくるのは確実です。
――とはいえ、公開されたかわいらしい画像と『弾銃フィーバロン』とが、まっっったく結びつきません。たとえば、ジャンルはどうなるのでしょう?
久保田 アドベンチャーなのかシューティングなのか……ひと言ではきっと片付けられないなにかになるのでは。
堀井 アクションRPGといった複合ジャンルもあるので、『フィーバロン学園(仮)』がひとつのスタイルになれることを目指します。
――たくさんに登場人物も気になります。
久保田 メインキャラクターはステージでもお話しましたが、『弾銃フィーバロン』のタイプA、B、C、魚太郎の自機をモチーフにしています。そのほかにもいろんなキャラクターが出てきますが、いまはまだスクリーンショットを見ていろいろと想像していただければ。ゲーム内容については、もうプロデューサーの松下にバトンが渡っているので、機会を改めてお話できればと思っています。
――わかりました。では、発売方式や発売時期はどうなるのでしょうか?
堀井 当初は『弾銃フィーバロン』のDLCとして考えていたのですが、予想していたよりも規模が大きくなったので、現状だとスピンオフ作品としてのリリースも一応視野には入れています。パッケージなのか、配信なのか、どういう形態が適しているのかはこれから検討していきますが、いろいろとやりたいことは腹案としてあります。
――ありがとうございました。また改めてお話を聞かせてください!
なお、秋葉原のゲームセンターHeyでは、プレイステーション4で配信中の『弾銃フィーバロン』FEVERモードが遊べるバージョンを5月4日までの期間限定で特別稼動中だ。FEVERモードがどんな内容か気になる人はもちろん、このモードをゲームセンターでプレイできるチャンスは今しかないので、シューティングゲームファンはぜひ足を運んでみよう。
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幅広いファン層で大いに賑わったケイブ祭り2017の模様をミニリポート
イベント本体であるケイブ祭り2017は、『ゴ魔乙』の愛称で知られるスマートフォン向け人気シューティング『ゴシックは魔法乙女 ~さっさと契約しなさい~』の最新情報を中心に、キャラクターグッズの物販や懐かしのアーケードタイトルの試遊、VRタイトル『A.I am Monster』の体験プレイが可能など、充実の内容。アーケードファンから『ゴ魔乙』まで、幅広い年齢層のケイブファン(中には女性ファンの姿も)が集い、大盛況となった。
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