シリーズ最後の未踏の地を探索! 『DARK SOULS III THE RINGED CITY(ダークソウルIII ザ リングド シティ)』プレイインプレッション

2017年3月28日に配信となるダウンロードコンテンツ(以下、DLC)『DARK SOULS III THE RINGED CITY(ダークソウルIII ザ リングド シティ)』の週刊ファミ通の記事担当による先行プレイインプレッションをお届け!

●感慨深い最果ての地“輪の都”への旅

 2017年3月28日にフロム・ソフトウェアが配信を開始する『DARK SOULS III(ダークソウルIII)』のDLC第2弾『DARK SOULS III THE RINGED CITY (ダークソウルIII ザ リングド シティ)』。本作を、週刊ファミ通の記事担当が先行でプレイ。そのインプレッションをお届けする。本作は、すでに『DARK SOULS III(ダークソウルIII)』本編を持っているプレイヤーがインストールすることで、新たなエリアが丸ごとプレイ可能になるというもの。本編のエリアと同様に、探索や敵との戦いが可能で、エリア内では新たな武具やアイテムも入手できる。なお、ゲーム本編に、すでに配信中のDLC第1弾と、本作のふたつを収録したオールインバージョン『DARK SOULS III THE FIRE FADES EDITION(ダークソウルIII ザ ファイア フェーズ エディション)』も2017年4月20日に発売予定となっている。
 今回は、先行プレイという性質上、プレイヤーの興味を削がないよう、いわゆるネタバレを避けて掲載するが、ゲームの雰囲気をわかりやすく伝えるため、開幕から約1分程度だけネタバレがあるので注意。

■目的地の“輪の都”へたどり着けるか!?

 本作は、序盤から、驚きの連続だった。スタート地点は“吹き溜まり”という篝火で、小屋の中だったが、すぐ外に出られる。その先は広い足場ではなく、崖の上のような場所。『DARK SOULS III(ダークソウルIII)』の本編をクリアーしている人なら、ラスボス前の最後の篝火から見渡した周辺の風景を思い浮かべるとわかりやすいが、あの、建物が積もった灰から生えているような、空間がねじれたような風景がそこにあった。眼下は底知れず深いようにも見える。しかし、足場は広くない。地面に置かれたメッセージを読むと、ただ一文が書かれている。“飛び降りろ”と……。
 開幕から、度胸を試されるのがすごい。「今回のDLCは、手強そうだな」という思いが頭をよぎるが、やがてその予感は的中していくことになる。「この崖を飛び降りたら、しばらくは戻れないだろう」。そんなことは、誰でも予想がつくわけだ。そこから、怒濤のごとくほぼノンストップで崖の下へ、下へ、途中、朽ちた遺跡を回ったりしながら、とにかく下へと進んでいく展開に。今回の序盤のマップでは、敵が周囲をウロウロと徘徊していることは少なく、地面から涌き出すように出現する。そのため、建物などの陰に隠れつつ、周囲の敵を各個撃破しながら慎重に進むというより、その場に留まらずに、走り抜けることが自然と多くなった。そこに地形の変化も重なる。崩れる足場などがあるため、かなりスピーディー。一気呵成にマップの底辺まで運ばれる。プレイした誰もが、あれよあれよという間にこの世界に引き込まれていくことになるはずだ。と、ここまでは、ほんの数分の出来事である。マップの底辺に到着してからがようやくスタートになると気づき、改めて驚かされることに……。
 さて、たどり着いたのは、ある塔の残骸であるらしい。篝火の名前はあえて書かないが、過去のシリーズのプレイヤーならいろいろな想像ができそうな場所となっている。だが、難所も多く、目的地である“輪の都”でもない。“輪の都”までの道程は険しく、苦難の旅は始まったばかりだ。

■戦いはつねに満身創痍! 阿鼻叫喚!

 本作の敵もなかなか手強い。地面から涌いてくる敵、大型の敵、そして、遠距離からの強力な集中攻撃。とにかくいろいろな種類がいるわけだが、個人的には、呪いを仕掛けてくる敵は苦手。まあ、たいていのどのプレイヤーも呪いが苦手だと思うのだが……。また、地面から湧き出てくる敵も厄介。最初に数が把握できない上、囲まれる可能性も高くなる。呪いや毒などの蓄積型のダメージや、湧き出てくる敵などへの対処方法は、同じ場所にとどまらないことだと思うので、戦いの最中でも、とにかく走り回っていた。全体的にアグレッシブだ。また、旅の途中ではノンプレイヤーキャラクター(以下、NPC)とも遭遇する。これまでと同様にNPCには、旅の手助けをしてくれる者もいるが、侵入や敵対するNPCもいて、数はこれまでより少し多めという感じだ。NPCとの会話や戦いは、ストーリー性も感じられるので、かなり楽しい。

■アイテムも充実、そして感慨深いストーリー

 DLCをプレイする目的のひとつとして、追加されたエリアでの新たな武器や貴重なアイテムなどの収集がある。個人的には、これがとても大事だったりする。新武器は当然だが、貴重なアイテムでは、とくに強化素材である“楔石の原盤”が気になってしょうがない。これは、武器を最終段階まで強化するのに必要なアイテムで、1周のプレイで集められる数が限られている。せっかく新しい武器が手に入っても、強化できなくては困ってしまうが、これが本作の中でも拾えるのはありがたいことだ。このように探索をして新たなお宝を集めるというのがひとつの楽しみであり、また、集めた新武器やアイテムを、たとえば本編の攻略に役立てたり、“闘技場”などで対人戦に利用できるのがとても気が利いている。この点でも満足度は高い。
 もうひとつの楽しみとしては、ストーリーの魅力だ。『DARK SOULS(ダークソウル)』シリーズには、具体的なあらすじのようなものがない。いや、ないのではなく、想像力を高めるため、よい意味でわざと漫然と表現される。プレイの断片を集めて、物語を“感じる”、そして自分で“想像”して“構築”していくことを楽しむゲームだ。本作にも、大まかなストーリーらしきものは用意されているが、巧みな演出や、印象深い登場人物などにより、この世界にさまざまな思いを馳せることが可能になっている。これは単体でも楽しめるほどのクオリティーの高さだと感じた。さらに書いておくと、DLCの第1弾『DARK SOULS III ASHES OF ARIANDEL(ダークソウルIII アッシュズ オブ アリアンデル)』をプレイしておくと、かなり“泣ける”かもしれない。
 さて、DLC第2弾のボス敵を見事に倒し、本作のエリアを隅々まで歩いたということは、アクションゲームが不得意な自分が、世間で難しいゲームと言われている『DARK SOULS III(ダークソウルIII)』シリーズのすべてのエリアを踏破したことになる。……それはもう、すごく感慨深いわけです。シリーズに残された最後のピースを埋めて、ひとつの作品を完成させたいという『DARK SOULS(ダークソウル)』の歴戦プレイヤーもきっと多いと思うが、本作はシリーズの最後を飾るにふさわしい、充実したDLCになってると思うので、実際のプレイで存分に楽しめますよ。



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