青春を捧げた学生が決勝戦で“史上最強の俺たち”を歴史に刻む

 2017年3月12日(日)東京都内にて、発売中のミリタリーFPS『コール オブ デューティ インフィニット・ウォーフェア』(プレイステーション4版)全国大学生対抗戦が開催。特別ゲストには、俳優の山田孝之が登場した。本稿では、決勝戦の模様をお届けする。

▲解説SHIRLEY(SCARZ)(左)、実況:StanSmith、MC:松嶋 初音
▲特別ゲスト:山田孝之

 本大会は、『コール オブ デューティ インフィニット・ウォーフェア』の発売を記念して、全国の大学生、短期大学生・大学院生・高等専門学生が、“全国No.1チーム”の座をかけてマルチプレイヤーモードで対戦。全国約50の大学が予選に参加し、8チームが予選を勝ち抜き決勝トーナメントへと駒を進めた。決勝戦進出を決めたのは、京都府・龍谷大学の“Dragonチーム”と、東京都・東京電気大学“ブンブンハローTDU”チームとなる。

 昨年に引き続き大学生対抗戦に出場している両チームだが、決勝進出はどちらも初とのこと。決勝トーナメントから両チームの戦いを見てきた解説のStanSmithは、「実力の高い2チームが勝ち上がったと思う。どちらが勝つか、まったく予想がつかない」と期待を寄せる。卒業を控えた4年生、また2年連続出場を成し遂げ今年こそ優勝を目指す2~3年生の選手もいるとのことで、「悔いが残らないようにしてほしい」(StanSmith)と両チームの選手を激励した。

 なお、決勝戦では特別ゲストとして、俳優の山田孝之がサプライズ登場! 特別ゲストの名は伏せられていたため、山田孝之の登場に、会場から歓喜の声が上がったのは言うまでもない。
 決勝進出を果たした両チームへ山田孝之は、「いつも通りプレイするのがいちばん楽しいですし、見てる人も楽しいので、頑張ってください」とエールを送った。

 ゲーム好きとしても知られる山田孝之。『コール オブ デューティ インフィニット・ウォーフェア』のどこが好きか? との質問に対し、「みんなで協力してチームプレイできるのが楽しい」と述べる。よくいっしょに遊ぶチームメンバーから教えてもらうこともあれば、後からチームに加入した後輩メンバーには、基本的な立ち回りを教える講習時間を設け、クリアリングなどについて教えてきたこともあると言う。また、普段はよくドミネーションをプレイするそうで、「よく開幕Bダッシュして、スモークグレネードを投げて、サーマルを付けたライトマシンガンを撃ちます。一番嫌がられるヤツですけどね(笑)」と、『COD』プレイヤーなら共感できるあるあるネタも披露してくれた。

第1試合 サーチ&デストロイ

 1ラウンド目は、攻め側(爆弾設置)がDragonチーム、防衛(爆弾解除)はブンブンハローTDUチーム(以下、TDU)。Dragonチームはひとりが裏に回り、3人がセンターを進むが、裏取りをしていた選手がダウン。お互いキルを重ね1on1にもつれるも、DragonチームがA地点に爆弾を設置する。しかし、リコッタ選手が背後からキルを取り爆弾解除を成功させ、TDUが先制を決めた。

 攻守交代し、2ラウンド目へ。TDUチーム側選手が開幕早々キルを取られるも、はさみ打ちのかたちでDragon側選手を排除する。そのままTDUチームはツーマンセルの状態からA設置に爆弾を設置し、2on2へ。残り時間わずかというギリギリの状況の中、Dragonチームは落ち着いた立ち回りを見せすべての敵を排除。爆弾解除を成功させ、Dragonチームが1本取り返した。

 3ラウンド目では、センターから駆け上がりB地点を目指す攻め側のDragonチーム。両チームともに4名生存していルにも拘関わらず爆弾を設置され、TDUチームはなかなか爆弾解除へ行けない状況になってしまった。そのまま、しんたろー選手が連続2キルのファインプレーを見せ、3ラウンド目でもDragonチームが勝利となる。

 4ラウンド目ではTDUチームも開始早々に爆弾を設置し、優位な状況に持ち込もうとするが、殿として裏に回っていた選手が返り討ちに。TDUチームは、そのまま連続でキルを取られてしまう痛い結果となった。勢いに乗ったDragonチームはそのまま爆弾解除を成功させ、Dragonチームがまたもや勝利となる。

 なかなか思うように試合を運べないTDUチームだが、5ラウンド目ではキルを重ね、優位な状況に持ち込む。Dragonチームが爆弾設置を成功させるも生き残ることはできず、爆弾解除を許してしまう。結果、TDUチームが1本取り返すこととなった。

 6ラウンド目では、TDUチーム側選手のアクティブ迷彩が発動。これが功を奏したのか、順調にキルを重ね、3-3と追いつく結果となった。

 続く7ラウンド目では、高い位置にあるテラスを取ろうとするDragonチーム。TDUチームのカバーが入り乱戦になるも、持ち前の撃ち合いの強さで抑える。ここでTDUチームは、単独ではなくツーマンセルでお互いをカバー試合ながら移動時する作戦に変更。これが功を奏したのか、時間ギリギリで爆弾解除を成功させ、逆転を見せつけた。

 TDUチームが逆転を見せ、3-4で始まった8ラウンド目。早い段階で爆弾を設置するTDUチーム。クリアリングの甘さなど、焦りを見せてしまったDragonチームは、壁抜きでキルを取られしまいダウンしてしまう痛い結果に。3-5でTDUチームが大手をかける。

 しかし9ラウンド目では、オーバードライブで一気に前線を上げるDragonチーム。カバーしあうことで無理なく敵を倒すチームプレイが光ったか、Dragonチームの勝利となった。
 勢いに乗ったDragonチームは、10ラウンド目序盤に2キルを取る。出ばなをくじかれてしまったTDUチームはつぎつぎと崩れ、Dragonチームが逆転! 5-5で最終ラウンドに進む。
 
 最終ラウンドとなる11ラウンド目。攻めはDragonチーム。爆弾を設置され1on1にもつれるも、一か八かで爆弾解除にはいるTDUチーム。制限時間ギリギリだったので伏せて爆弾解除を阻止! 結果、Dragonチームが見事逆転勝利を収め、1-0でリードを取った。

2試合目 アップリンク

 第2試合ではルールをアップリンクに変更。マップの中央に置かれたサテライトドローンを、相手のアップリンクステーションまで運ぶことが目的となる。
 開始直後、サテライトドローンが置かれた中央の部屋を制圧しようと乱戦に。サテライトドローンを奪取したTDUチームが先制点を取るも、追いつくようにDragonチームがドローンを抱えたままアップリンクステーションにゴールし、2点を入れる。
 しかしここで、スコアストリークウォーデンを出したDragonチーム。この好機を逃がさずに、5点先制へ。さらにサテライトドローンを抱えたままゴールし、さらに2点を稼ぐ。抑え込まれてしまったTDUチームはなかなか連続キルをとれず、前半戦はDragonチームが点数・キルともに大きくリードして終了。Dragonチームが優勝に王手をかけた。

※リポート内容に一部間違いがありました。お詫びして訂正します。コメントでのご指摘、ありがとうございます。

 後半戦序盤では、TDUチームが4点まで押し上げる。流れを作るには前線を上げることが大切だが、DragonチームのALIKE選手にTDUチームは終始押され気味。ALIKE選手は脅威の34キルを見せ、TDUチームを追い込んでいく。やられるだけにはいかないTDUチームは、オーバードライブを発動して6点まで盛り返すが、Dragonチームも14点まで押し上げて、点数の差を確実に広げていった。
 最後はゴールを守ることに専念したDragonチーム。前半での点数差を死守し、15-6で見事優勝を果たした。

 流れを掴み、終始いい試合運びができたDragonチーム。TDUチームは、Dragonチームの勢いを抑えることができず、コンバットリグの特性を使ったキルもなかなか取れなかった。なにより、Dragonチームは撃ち合いに強く、さらにアップリンク戦でのウォーデンが、かなり勝利に貢献したように思える。
 Dragonチームは大学こそいっしょだが、学部・キャンパスは別々。それでも、チームメンバーで何度か食事をして、親交を深めていったそうだ。

▲3位千葉工業大学CITチーム
チームリーダーは卒業間近。「4人で最高の3位を取れて嬉しいです」とコメント。
▲準優勝:東京電機大学 ハローブンブンDTUチーム
リーダーは、「とりあえず頭の中は悔しいことでいっぱいですが、ゲームでこれだけあつくなれるということを視聴者の皆さんに知っていただけたらと思います」と涙ながらにコメントした。
▲優勝:龍谷大学 Dragonチーム
リーダーは、「最高の仲間だと思います。ありがとう!」とチームメンバーを激励した。

 解説を務めたSHIRLEY(SCARZ)は、「素晴らしい試合を見れてよかった。また来年にも期待したい」とコメント。実況のStanSmithは、「ここまで勝ち上がれなかったチームもあるかと思いますが、貴重な経験を積めたと思います。これからも『COD』の大会が続いていくと思うので、次回に向けて頑張ってほしい」と、次回開催に向けてエールを送った。
 最後に、特別ゲストとして登壇した山田孝之は「軽い気持ちで来ましたが、皆さんの本気具合に感動しました。うれしい、悔しいとチームそれぞれで感情はちがいますが、チームで気持ちを共有するということが大切なので、これからの人生で活用していただけたらと思います」と述べ、大会を締めくくった。