2017年2月23日に、フルボイス版でリメイクされた『遙かなる時空の中で3 Ultimate』。その発売を記念したイベントが2017年3月5日に神奈川県民ホールで開催。

●“遙か3 Ultimate 感謝祭”の昼の部をリポート

 フルボイス版でリメイクされ、2017年2月23日に発売された『遙かなる時空の中で 3 Ultimate』。同作のリリースを記念したイベント“遙かなる時空の中で3 Ultimate 感謝祭”が、2017年3月5日に神奈川県民ホールで開催されました。その昼の部にお邪魔してきました。

 昼の部の出演キャストは、三木眞一郎さん(有川将臣役)、高橋直純さん(ヒノエ役)、中原 茂さん(有川 譲役)、井上和彦さん(梶原景時役)、保志総一朗さん(平 敦盛役)、置鮎龍太郎さん(白龍役)、大谷育江さん(白龍役)、浜田賢二さん(銀、平 知盛役)の8名。イベントのところどころで流れるナレーションは、鳥海浩輔さん(藤原泰衡役)が担当されていました。

 13年にわたって愛され続けている『遙か3』のオンリーイベントの模様をお伝えします。

 イベントのスタートはプレドラマの『華麗なる幕開け』から。こちらのストーリーは、ヒノエ、敦盛、白龍が神子と森を歩いていると、宿探しに行っていた譲と景時が合流。そして、森の奥に陣を構えていた平家と戦うという内容でした。
 ドラマが開始されると、まず目を引いたのが置鮎さんによる白龍のコスプレ! セリフなどはシリアスなのに、置鮎さんがしゃべると会場から笑い声がもれてきます。
 また途中から合流した白虎コンビは、客席側から登場し、会場を沸かせました! 中原さんと井上さんの漫才のような絶妙なかけ合いは、長年共演しているからこその温かみがあり、しみじみと『遙か3』が帰ってきたと感じられる開幕となりました。

 プレドラマが終わると、白龍コンビの置鮎さんと大谷さんの“邂逅の光よ”のライブを挟み、再びドラマ“運命は神子(あなた)次第!? ―有川兄弟・料理対決!―”が始まります。
こちらはプレドラマとは違い、コメディたっぷりの内容で、途中で会場も拍手で物語に参加するお楽しみ要素もありました。また白龍役は、小さな白龍を演じている大谷さんに交代。大谷さんがセリフを言うたびに会場からは「かわいい!」という声があげられ、おなじ白龍でも置鮎さんとはまた違った反応が返されました。

 ストーリーは、一行が譲のごはんを食べて休憩しようと話すところからスタート。そこへ将臣と知盛が加わり、兄弟である将臣と譲のどちらが料理上手かを競う流れになります。
ここでは、もめだした一行を神子が図らずもおなかの音で止めるというワンシーンがあったのですが、なぜか神子のおなかの音は、扉を開くような「ギギギ……!」という驚きの効果音でした! ざわつく会場に将臣役の三木さんが「俺はおまえの腹の音がそれだって、昔から知ってた」とアドリブを入れると、譲役の中原さんが「じゃあ、俺も知ってた!」と続き、有川兄弟のナイスフォローが光りました!
 そして、その後の料理対決の行方は会場の手によって委ねられ、今回は「将臣殿を応援する」という選択肢に決定。紫の色をした海鮮鍋をみんなで食べるという団らんエンドを迎えました。

 ドラマ後は、チーム白龍コンビが司会をし、源氏チーム(井上さん、高橋さん、中原さん)と平家チーム(三木さん、保志さん、浜田さん)に分かれて、熊野のMAPが描かれたすごろくをするバラエティーコーナーへ。マスは再度サイコロを振れる“ご褒美マス”や、指令をこなす必要がある“怨霊マス”などがあり、先にゴールへたどり着いたチームが勝ちとなります。
 序盤に先行したのは、“ご褒美マス”が出た平家チーム。
 そのあとを源氏チームが追いかけますが、怨霊マスにたどり着き、「“温泉”というキーワードが入った質問で、会場にいる該当者を1~8人探せ」という指令が発生。悩みつつ高橋さんが「温泉に一週間続けて入ったことがある人」という質問をすると16人ほどの手が上がってしまい失敗。予想以上の多さに「優雅だ……」とキャスト陣からも驚きの声が上がりました。
 その後、平家チームでも怨霊マスで指令に挑戦。キーワードに対して連想した答えが全員揃えばクリアー、という指令では「運命」というキーワードが出題されます。以前『遙かなる時空の中で3 運命の迷宮』というタイトルも発売されているため、比較的連想しやすい問題かと思いきや、3人の答えは「改変(三木さん)」、「ラビリンス(浜田さん)」、「遙か3(保志さん)」と全員バラバラ! これを見た大谷さんが「ここまで違うと潔いです!」とコメントし、会場からも笑いが起こりました。
 最終的にはどちらも時間内にゴールはできず、ゴールに近かった平家チームが優勝となり、勝った平家からのミニ朗読でバラエティーコーナーは幕を閉じます。

 続いては、“春の日のひととき”がテーマになった神子へのメッセージが送られたあと、会場もサインライトで盛り上がるライヴコーナーへ。完璧な振り付けで歌う高橋さんや、肩を組んで歌う中原さんと井上さんなど、4曲の楽曲が歌われました。またエンディング後のアンコールライヴでは、『遙か』でのデュエットは初めてだという高橋さん&保志さんのコンビが新曲“終わりのなき誓言よ”を熱唱。また新たな名曲がお披露目されました。

 ライヴが終わると、ついにイベントはエンディングへ。
 最後の挨拶では、井上さんが「皆さんに言いたいことがあります。今日は景時の誕生日です!」とコメント。井上さんに大量の紙吹雪をかけられるなか、会場からも大きな声で「誕生日、おめでとー!」と祝いのメッセージが送られ、13年経ったいまでも変わらぬ愛情があふれるイベントの終わりとなりました。

撮影/大山雅夫