Monotheticの『ビーコン』を紹介する。

●サイバーパンク系のアートスタイルやサウンドなども注目

 現在サンフランシスコで開催中のGDC(ゲーム・デベロッパーズ・カンファレンス)。インディーゲーム開発者やメディアやパブリッシャーなどが一堂に会するということもあって、その会期中にはさまざまなインディーゲームイベントが行われる。というわけで先日、インディーゲームのショーケースイベント“MIX”に今年も行ってきたので、会場で遊んだ出展作の中からMonothericの『ビーコン』を紹介しよう。

 『ビーコン』は、PC/Mac/Xbox Oneに対応予定の見下ろし型のSFアクションRPG。主人公フリーアの目的は、スペースシップが墜落してしまった未知の星から脱出すること。幸か不幸か、死を恐れる必要はない。彼女にはクローンポッドが残されている。どのみち墜落時に前の自分は死んでいるんだし、クローンで再出撃すればいいのだ……。

 舞台となる惑星は、さまざまなクリーチャーやロボットがそれぞれ勢力を形成し、覇権を競い合っているという厳しい環境。プレイヤーはそんな中を探索し、戦い、より強力な装備を入手しつつ、脱出の道を探っていくことになる。
 ちなみに、ちょっと捻った要素としてDNAによるミュータント化が存在し、死亡するまでに集めたDNAサンプルを次のクローンの生成時に組み込んで、ステータスアップをはかることができる。中には角や尻尾が生える奇形化に繋がるものもあるが、背に腹は代えられないんだから仕方ない。マップがランダム生成なことと合わせると、一種のローグライクゲームと言えると思う。

▲少し古い画像で現在とUIが異なるが、死亡するまでに手に入れたDNA情報を、次のクローンの生成に使うことができる。

 デモはPC版で、マウス&キーボードとゲームコントローラーの2種類でプレイが可能だった。戦闘は結構ハードだが、うまく立ち回って敵の集団を撃破できた時はかなり気持ちいい(爆発などのエフェクトもいい感じ)。
 ただしマウスで着弾地点を指定して撃つという設計がベースとなっており、マウス&キーボードではスムーズに遊べるのだが、コントローラーでのプレイはまだ調整を詰めきれていないとのことで、現状では集団戦などが少し辛い。この点については今後改良していくそうなので、個人的にはコントローラーモードは家庭用ゲーム機版『ディアブロ3』ぐらいに特化してでも、快適にプレイできるようお願いしたい。

 なおMonotheticは元々『ハーフライフ2』のオリジナルMOD開発からスタートしたスタジオ。サンフランシスコを拠点に、世界各地のスタッフが共同で開発を進めている。日本語を取り込んだサイバーパンク系のデザインや、シンセウェーブ系のサウンドなどもスタイリッシュに決まっているので、このまま完成度を高めていって欲しいところだ。