この街だからこそ、『STEEP』が生まれた
広大な銀世界のオープンワールドで、スノーボード、スキー、ウィングスーツ、 パラグライダーの4種類のエクストリームスポーツを楽しめる『STEEP』。本作の開発を手掛けるUBI Annecy Studioがあるアルプスの麓街、フランス・アヌシーを写真とともに紹介する。
フランス東部に位置するアヌシー。パリから高速列車で約4時間の湖畔の美しい街は、日本人が訪れることはなかなか少ない場所だろう。記事が公開されるのが日曜日。ゲームから少し脱線した話しでもいいよね(?)ということで、カメラ素人レベルの筆者が撮影した写真で申し訳ないが、いくつかの写真とともにアヌシーという場所を紹介したい。このウインタースポーツが盛んな街だからこそ、『STEEP』というゲームが作られたのだなと実感していただけたらと思う。
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■アヌシーとは
スイスとの国境に程近い、アルプスのふもとにあるアヌシー湖畔の街。アヌシー湖の水はヨーロッパでもっとも透明度が高いため、夏は水上スポーツや湖水浴を楽しむ人で溢れ、アルプスの山々が近いことから冬はウインタースポーツが盛んだ。フランス人が「アヌシーはリゾート地」と口にする理由である。
今回筆者が訪れたのは2月中旬。気温は低かったが、雪はそれほど積もっておらず、しっかりと防寒すれば観光も問題なかった。
▲アヌシー駅から徒歩10分の場所に位置するリベラシオン広場。犬の散歩をしている人が多かった。
▲この日は天気が良かったので、アルプスの山々も綺麗。
▲広場の先に進むと、湖から延びた川が。奥に見える橋はリベラシオン広場とヨーロッパ公園を結ぶアムール橋(通称愛の橋)。
▲リベラシオン広場にはメリーゴーランドも。(写真の天気が悪いのは、別日の早朝に撮影したため)
▲アムール橋。春や夏はカップルが写真を撮る、フォトスポットと化す。なおこの写真は、早朝に筆者ひとりで撮影して渡りました!!
▲橋を渡りヨーロッパ公園へ。山の絶景が広がる。ずーっと眺めていたい。
▲肉眼では確認できないが、クルマで30分足らずの位置にゲレンデが2ヵ所あるとのこと。UBI Annecy Studioのスタッフのほとんどが、毎週1回はどちらかのゲレンデで、スキーやスノーボードを楽しむそうだ。
▲美しい湖畔と白鳥。アヌシーでは、水がある所ではかならず白鳥を見かけました。鳥たちにとっても生きやすい環境なのかも?
ヨーロッパ公園から道路を1本渡ると、旧市街に入る。
石畳と石造りの建物、そこはまさに中世ヨーロッパ
▲旧市街を流れる河はティウー運河。旧市街から山沿いに上ると、アヌシー城に着くそうだが、この時点でアヌシー城があるなんて露知らず……。下調べは本当に大事です……。
▲旧市街中心部あたりにくるとみえてきたのは、“旧牢獄(Palais de l'Iile)”。工事中だったのが悔やまれる。
▲旧市街には、小さな土産屋から、パン屋、骨董品屋、ちょっと如何わしい外見の謎の店と、さまざまなショップが並ぶ。なお、ゲームショップを見つけることはできませんでした。
▲街はどこも綺麗でゴミのポイ捨ても見られなかった。治安もよさそうです。ほとんどの道に石畳が敷かれ(写真左はアスファルトですが……)、レンガ造りの家が美しい。まさにヨーロッパでしか見られない光景だ。
▲旧市街はあちこちに水が引いてあり、まるでイタリアのベニスのよう。街の人たちは鳥に餌をあげたりしていました。
▲カラフルな家々の屋根が、冬のどんよりした空に色を添えるんですねぇ(渡辺篤史さん風)。