重厚な世界観と、生き生きと動くキャラクターの魅力!

 事前登録期間も終了してリリースも間もなくかと思われるDMM GAMESの新作PCブラウザゲーム『ガールズシンフォニー~少女交響詩~』(以下、『ガールズシンフォニー』)。

 本作はDMM GAMESの“はせP”と、人気ブラウザゲーム『フラワーナイトガール』の開発会社YourGamesの名タッグによる新作ゲームだ。すでにかわいらしいキャラクターが数多く公開されており、期待が高まるばかりのユーザーも多いことだろう。こちらの期待の新作を、リリース前にプレイする機会を得たのだが……期待以上にキャラクターがかわいらしく、時間も忘れて愛でたくなる作品となっていた! 今回はその魅力についてのリポートをお届けしていく。

 なお、画面写真はすべて開発中環境のもののため、正式リリース版では変更となる部分も出てくる可能性があることはご了承いただきたい。

キャラ全員にLive2D採用!? ブラウザゲームの常識を塗り替える『ガールズシンフォニー〜少女交響詩〜』のキャラクターをとことん愛でる!_02

 まずは『ガールズシンフォニー』の、世界観について解説していこう。舞台となるのは音楽が魔法のような神秘的な力を発揮する世界、“ハルモニア”。その音楽の力を、自動機械(オートマタ)などといった科学兵器で独占・弾圧する“文明ギルド”により、世界中から音楽は途絶えようとしていた。そんな文明ギルドに、音楽の力をもって立ち向かう“音楽院”。プレイヤーはその一員、仲間の楽団員たちを率いる指揮者(コンダクター)となって戦う。

 上のPVを見てもわかる通り、ハードな設定や展開を予感させるこちらの世界。その脚本と世界観設定は、アニメ『PSYCHO-PASS』の脚本とノベライス、さらに2017年春に公開を控える『バイオハザード:ヴェンデッタ』の脚本など、多数の人気作品を手がける深見真氏が担当している。
 深見真氏といえばバイオレンス&ハード、さらに深みのある世界観の描写はもちろんのこと、女性キャラクターたちを魅力的に描いてくれることでもおなじみ。『ガールズシンフォニー』のかわいらしい楽団員たちの前にどのようなストーリーが展開するのか、期待は高まるばかりだ。

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▲楽団員の中から一部をご紹介。順番にアンゲリカ、リコ、ディートリンデ・ブクステフーデ、モンテヴェルディという名前で、名前からわかる通り楽器や作曲家がモチーフとなっている。

 こうした世界で奮闘する楽団員は、リリースの時点では70名以上。そしてその全員に、2Dグラフィックがアニメのように細やかに動く“Live2D”が採用されている。数あるブラウザゲームの中でも、いまだ類を見ない豪華仕様だ!

 とはいえ、Live2Dスマホゲームなどでは採用されている作品も多いため、あまり驚かないゲーマーの方も多いかと思う。筆者も実際そうだった。だが、ブラウザゲームの画面サイズで、ほぼすべてのシーンで動き、瞬きをし、表情が豊かに変化する楽団員を見ると驚かされること請け合いだ。びっくりしたときのちょっとしたしぐさなど、すべての動作が細やかで、なおかつかわいらしい。

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▲イベントシーンはフルボイス、なおかつLive2Dで始終動いている。臨場感はもちろんのこと、そのかわいさが最大限に引き立つ! キャラクターのレアリティーを問わず全員Live2D&フルボイスというところにも、開発側のキャラクターたちへの愛を感じる。
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▲静止画でお届けするのは難しいが、大きめに描写されたキャラクターが、指先や髪の先、服のすそまで、全身細かに動くのがとにかく新鮮! まばたきや口パクだけのグラフィックでは、もはや満足できない体になってしまいそう……。
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▲楽団員のLive2Dグラフィックは、メニューの「執務室」から表情と動作すべてが閲覧できる。背景も変更でき、ゲームを進めていけば選べる背景も増えていく。

 また、贈り物をすることにより、楽団員たちの好感度を高めて、絆を深めていくこともできる。絆が深まれば執務室で聞けるボイスが増えたり、さらにその楽団員のサイドストーリーが見られたりと、さらに楽団員たちへの愛着が深まること必至だ。ここまで来れば70人以上の楽団員の中から、お気に入りのキャラクターが見つからないわけがない!

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▲Live2Dが全キャラクターに実装されているのも驚きだが、ひそかにレアリティーを問わず全員に好感度とボイスがあるのも驚きだ。全員に用意されたサイドストーリーも、もちろんフルボイス!

戦略的でも操作は簡単? ローテーションバトルがおもしろい!

 先行プレイ中もできればLive2Dのキャラクターを何時間も眺め、愛で続けたいほどに楽団員たちはかわいらしかった。だが、バトルに臨めば凛々しい一面も見せてくれるわけで、こちらも注目せざるを得ない。

 『ガールズシンフォニー』のバトルは、各キャラクターが1ターンに1回ずつ行動する、こちらと敵の交互ターン制。オーソドックスでわかりやすい形式だが、楽団員の陣形配置と“ローテーション”による陣形変更が非常におもしろい要素となっている。

 まず、楽団員を編成・配置できるのは縦4×横3マスの範囲内。7名までの団員をこの12マスに配置するのだが、縦の列が“前衛”、“中衛”、“後衛”の3つに分かれている。この3つのどこに配置されたかで、そのキャラクターがターンごとに行なう自動行動が決まる。

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▲3つの列のどこでどんな行動を取るかは、キャラクターの職業(全6種)によって大きく異なる。とくに中衛での行動は多彩。今後の更新で職業やタイプが追加されていく予定だ!

 そしてターン開始時には、“Rotate”と“Stay”のいずれかを選択する。ここでRotateを選ぶと、中衛が前衛へ、後衛が中衛へ、そして前衛が大きく跳んで後衛へと、列がひとつ移動する。Stayを選ぶと、列が移動せずにそのままターンを開始する。

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▲Rotateを選ぶとこの通り、3つの列がそこにいる楽団員ごと、それぞれ1列移動する。

 このローテーションこそが、『ガールズシンフォニー』のバトルの最大の特徴。前衛で体力が減ってピンチになった楽団員が増えてきたら、ローテーションで後衛に回って回復。その間は中衛が前衛に移動し、敵の攻撃を受け止める……などなど、戦況に応じてローテーションするか、そのまま戦うかを選んでいくのだ。

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▲前衛がピンチになったら交代、という簡単な使いかたはもちろん、特定のタイプの敵が出てきたら優位が取れる楽団員を前衛に持ってくるなど、ローテーションバトルは単純に見えてかなり奥が深い。

 また、特定ターンが経過するごとに使用可能になるスキルも、戦略性の高さにひと役買っている。スキルは自動発動ON/OFFを全体、あるいは楽団員ごとに個別で設定できる。だが、主要な攻撃スキルのほとんどは前衛にいるときにしか発動できないようで、ローテーションのタイミングと合わせないといけない。

 さらに敵も一定ターン経過ごとに強力なスキル攻撃を使ってくるので、撃たれる前に集中攻撃で倒したり、余裕があるキャラクターが多い列で受けたりと、よく考えていきたいところ。

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▲スキルによる攻撃は非常に派手かつ強力! 単にボスまで温存するだけでなく、隊列変更によるさまざまな状況で使いこなす必要がありそうだ。
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▲敵の体力ゲージの右にあるカウントがゼロになると、スキル攻撃が飛んでくる。かなり強烈なので、集中攻撃で発動前に倒したいところだ。敵をクリックしてロックオンすることで、攻撃を集中させていこう。

 このようにローテーションバトルは奥が深いが、戦闘中にひとりずつ配置変更したり、使用するスキルを複数の中から選んだりといった手間が一切かからないため、非常にテンポよく進められる。

 そういった遊びやすい簡単さがありながら、戦闘に行く前の編成段階で「ここで隊列が変わるとこのキャラがこうなるから……」などなど、じっくりと戦略を練り上げる楽しみも味わえるため、シミュレーションゲームが好きなコアなゲーマーでも十分楽しめること請け合いだ。

 さらには戦略を考えるのが苦手な人や、ゲームに時間をかけられない人でも、自動編成やオートバトルの機能のおかげで気軽に遊ぶことが可能となっている。楽ができたぶん、楽団員を愛でるのに労力を割けるようになるのも、筆者にはうれしいところだった!

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▲味方の強化なども考えていくと、7名という大人数での編成パターンは非常に広い。各楽団員ごとに能力を選んで伸ばしていける“シンフォニアボード”での育成も絡めると、さらに戦略の幅が広がる!

正式リリース直後から、お得なキャンペーンが盛りだくさん!

 Live2Dで描かれるキャラクターの生き生きとしたかわいらしさ、そしてバトルのおもしろさと、楽しみな要素がリリース前から満載の『ガールズシンフォニー』。正式リリース時にはキャンペーンが複数開催されるという、これまたうれしいお楽しみも控えている。

 まずは、(有料で)初回のみ最高レアリティのキャラクターと交換できるチケット付きガチャが登場! こちらを利用すれば、強力な最高レアリティーの楽団員の中からひとりを選んで仲間に加えられる! これで序盤の戦闘も、格段に楽になるはずだ。

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 さらには正式リリースと同時に、バレンタインイベントが開始されるとのこと。こちらではイベント限定の楽団員が獲得できるチャンスが! 難易度的にもリリース直後ということで、始めたばかりのプレイヤーがいきなり挑んでも大丈夫なようだ。ぜひ限定楽団員を獲得していただきたい!

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▲リリースと同時にバレンタインイベントということは、正式リリースの時期は、ひょっとして……?

 そして正式リリース直後ながら、早くもコラボレーションも実現! 『フラワーナイトガール』との相互コラボで、こちらのイベントでも限定楽団員がゲットできる。1パーティ7名と多めの人数での編成となる以上、本作では楽団員はひとりでも多く欲しいところ。ゲーム開始直後から、強力な楽団員が確実に仲間になってくれるのは頼もしい限りだ。

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▲両作品は同じ開発会社の作品ということもあって、このコラボは間違いなく来るとは思っていたが……。開催期間に気をつけつつ、ぜひチャレンジしていただきたい!
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▲パネルミッションでも楽団員がもらえたりと、初期戦力を整えるチャンスはほかにもある。次々とかわいい楽団員が仲間になってくれるので、Live2Dで動く姿を眺めて愛でているだけでも、長時間経ってしまいそう!?

 深い世界観、全キャラクターのLive2Dとボイス、そしてバトルシステムに各種キャンペーンと、楽しみが盛りだくさんの『ガールズシンフォニー』。正式リリース日はまだ公表されていないが、本当にいつリリースされてもおかしくない、秒読み段階なのは間違いない。

 これまでのブラウザゲームの“かわいさ”や“キャラを愛でる”概念が、大きく覆されること請け合いの本作。気になってきたという人には、ぜひ公式サイトや公式ツイッターアカウントなどを欠かさずチェックし、リリースに備えていただきたい。