“大雪像 決戦!雪のファイナルファンタジー”でクラウドとセフィロスの激闘再び!
2017年2月6日~12日(つどーむ会場は2月1日~12日)、北海道・札幌で開催中の“さっぽろ雪まつり”に、『ファイナルファンタジーVII』(以下、『FFVII』)の雪像“大雪像 決戦!雪のファイナルファンタジー”が登場。会期前となる2017年2月5日に雪像の引き渡し式が行われたので、その模様をリポートしよう。
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式には、大雪像制作委員会副会長 札幌市経済観光局局長の小西正雄氏と、同制作委員会の第3雪像制作部会 制作隊長・押之見栄治氏を始めとする大雪像制作チーム代表の方々、そして引き渡し側となる会場管理者・札幌テレビ放送(STV)代表取締役社長の根岸豊明氏が登壇。『FF』ブランドマネージャーであり、『FF』30周年統括プロデューサーを務めるスクウェア・エニックスの橋本真司氏と、『FFVII リメイク』プロデューサーの北瀬佳範氏、『FFVII リメイク』ディレクターの野村哲也氏、さらに『FFVII リメイク』のシナリオを手掛けるステラヴィスタ代表の野島一成氏も檀上に。豪華な面々が揃う引き渡し式となった。





始めに目録の形で、小西氏から根岸氏への雪像引き渡しがあり、根岸氏が「制作期間中も激しい雪が降ったり、雨が降ったりと本当にたいへんだったと思います。今回は従来のレリーフ型から、立体感のあるものになり、いままでにない雪像に挑戦していただきました。大傑作と言っていいんじゃないかと思います」とコメント。さらに、根岸氏から小西氏へ、写真付き感謝状(楯)の目録の贈呈が行われた。



野村氏と野島氏もコメントを求められ、「今日初めて(雪像を)生で見まして、今晩プロジェクションマッピングのテストを行います。皆さんには、完成形を楽しみにしてもらえればと思います。ゲームもがんばって作っていますので、心配なさらぬようお願いします(笑)」(野村氏)、「(『FFVII』は)おかげさまで世界中で人気をいただいて、いろいろなイベントに参加させていただいたんですが、今回が一番感慨深いです。感動しております。というのも、私は生まれも育ちも札幌の豊平区でして。子どものころや、友だちと歩いたこの会場に、クラウドたちとともに立っているというのはたいへん感慨深いです」(野島氏)と、それぞれ思いを語った。





最後に、無事引き渡し式を終えた北瀬氏、野村氏、野島氏に、それぞれコメントをいただいた。
北瀬氏 「雪まつりに来たのは初めてで、雪像を生で見るのも初。制作隊長の押之見さんには神羅ビルの寸法など再現性にはかなり配慮していただいて、実物を見て感動しました。すごく凝っている音響やプロジェクションマッピングが、さらに雪像の魅力を引き立ててくれています。また、ファンの方から声をかけていただいて、『FFVII リメイク』の制作をいっそうがんばらないとな、と気持ちを新たにしましたね」
野島氏 「雪像はイメージ図などは見ていたんですけど、スケール感が実感できなくて。実物を見て「でかい!」と驚きました(笑)。子どものころから見てきた大雪像の中でも、身びいきもありますが(笑)、会心のデキですね。ファンの方々からの『FFVII リメイク』への熱い気持ちも届いています。順調に制作していますので!」
野村氏 「プロジェクションマッピングは2分半ほどあり、大迫力です。雪像とプロジェクションマッピング、そして音響と、トータルでひとつの作品になっているなと。また、こちらでファンの方からも期待の声をいただいた『FFVII リメイク』は、体制を強化して制作を進めていますのでご心配なく。きっと驚くようなものをお届けしますので、お待ちいただければと思います」







『FFVII』の雪像は、2017年1月7日から制作に入り、5tトラック約500台分の雪を用いてのべ2200人もの人員が作り上げた大作。7.1chサラウンドで世界観に関するナレーションやオリジナル版の音源などが流れており、音響の面でも凝った演出がなされているため、目だけでなく耳でも楽しめる。さらに夜間(17:00~22:00)には、プロジェクションマッピングで『FFVII』の世界観をダイナミックに再現。『FFVII』20周年を鮮やかに彩る記念碑となっている。現地で撮影したプロジェクションマッピングの動画(撮影:北瀬佳範氏)から、その華やかな演出の一端を感じ取れるはずだ。