一夜限りでもいい、あなたに抱かれたい
プロトタイプは、プレイステーション Vita用ソフトとして、『吉原彼岸花 久遠の契り』を2017年に発売する。価格はパッケージ版、ダウンロード版ともに未定だ。
『吉原彼岸花 久遠の契り』は、2015年9月にゲームブランド“MariaCrown”より発売された、女性向けPC用恋愛アドベンチャーゲーム(18禁)の『吉原彼岸花』をプレイステーション Vita向けに作り直したもの。絢爛豪華な新吉原遊郭を舞台に、最上位の花魁である主人公の切なくも激しい恋を艶やかに描き上げる。もちろん、プレイステーション Vita版ならではの新要素も充実している。
以下、リリースをもとに、本作の魅力に迫ることにしよう。
作品紹介
『吉原彼岸花』は、ゲームブランド“MariaCrown”より2015年9月に発売された女性向けPC 用恋愛アドベンチャーゲーム(18 禁)です。
絢爛豪華な新吉原遊郭を舞台に、最上位の花魁である主人公の切なくも激しい恋を艶やかに描き上げ、大好評を博しています。
その大人のラブストーリーが、オリジナルエピソードと描き下ろしビジュアルを多数加えた『吉原彼岸花 久遠の契り』となって、ついにPS Vita に登場します!
PS Vita 版の特徴
◆新エピソード&描き下ろしビジュアルを多数追加!
PS Vita版では、シナリオの葉月エリカ氏による新エピソードと、原画のらんぷみ氏が描き下ろすイベントスチルを多数追加。
絢爛豪華な『吉原彼岸花』の世界をより一層鮮やかに描き出します。
◆辰吉ルートを追加!
PC版ではサブキャラクターだった辰吉が、PS Vita版では攻略対象になります。
寡黙な見世番の辰吉とどのような物語が紡がれていくのか、ご期待ください。
◆タッチスクリーン対応!
従来のボタン操作に加え、メッセージ送り、選択肢の決定、早送り&巻き戻し、選択肢ジャンプなどのあらゆる機能がタッチスクリーンにも対応し、PS Vitaならではの直感的操作で快適にプレイできます。
◆PS Vita TV 対応!
PS Vita TVにも完全対応し、テレビにつなげば大画面でのプレイも可能です。
◆PC 版の色味に近づける「色合い調整機能」付き!
「吉原彼岸花 久遠の契り」の原作はPC用ソフトのため、グラフィックは一般的なPC用液晶モニターに合わせて彩色されています。
一方、PS Vitaは構造そのものが液晶モニターとは大きく異なる“有機EL”を搭載した1000シリーズと、構造はPC用液晶モニターに近いものの黄色みがかった浅めの発色になる2000シリーズがあり、どちらも一般的なPC用モニターとはかなり違った色味になっていました。
そこで、代表的なPC用ディスプレイメーカー“EIZO”のLEDバックライトディスプレイ“EV2736W-FS”を初期出荷状態で使用し、そこで表示される色合いとPS Vitaの色合いを比較。
より“EV2736W-FS”の印象に近くなるように、PS Vitaで表示されるグラフィックの色変換を行う機能が“色合い調整機能”です。
“色合い調整機能”には以下の3タイプがあり、“タイプA”もしくは“タイプB”に設定した場合には、それぞれの色合い調整の“適用量”も調節でき、お好みにあわせての画面設定が行えます。
・調整なし…PS Vita TVでプレイする際や、各々のPS Vita固有の発色で楽しみたい方用です。
・タイプA…PS Vita1000 シリーズの有機EL表示のビビッドな発色をおさえてPC版に近づけます。
・タイプB…PS Vita2000 シリーズの液晶表示の色味を鮮やかにし、黄色みをおさえてPC版に近づけます。
※プロトタイプ公式ウェブサイト内“色合い調整機能”紹介ページ
ゲームシステム
『吉原彼岸花 久遠の契り』は、物語中に出てくる選択肢によってその後の展開が変化するアドベンチャーゲームです。
プロトタイプタイトルで定評のある早送り&巻き戻し機能はもちろんのこと、快適にお楽しみいただけるよう、多彩な機能を搭載しています。
・見たことのある選択肢へのジャンプ機能
・ロード地点からの巻き戻しも可能
・バックログで選択したテキストからの再開機能
・キャラクター別のボイス音量調節機能
また、“イベントスチル鑑賞”、“BGM 鑑賞”、“背景鑑賞”、“シーン回想”、“エンディングリスト”などの鑑賞メニューも充実しています。
物語
時は江戸。
絢爛豪華な町の裏側で、欲望が渦巻く新吉原。
老舗遊郭“桜華屋”で、最高位の花魁を務める千早。
祖国に暮らす両親の元へ帰るため、朝な夕な、誰とも知らぬ男の伽の相手をする。
普段と変わらない日常。吉原という小さな世界だが、千早にとっては自分を証明できる大切な場所。
楼主の時雨、禿の柚、共に働く心強い遊女たち…かけがえのない存在に囲まれ、苦界と言われども花魁の仕事に誇りを持っていた。
本当の恋を知るまでは──。
抗えない運命にのまれていく、一人の遊女の激動の物語。
登場人物
凛 (源氏名・千早)
※名前変更可。源氏名は固定。
「遊女に真実を問うだけ、野暮というものですよ」
性格は素直で器量好し。
仕事に誇りを持った凛とした女性。
花魁となって色事に詳しくなった今も、幼い頃に離ればなれになった幼馴染みへの淡い恋心を忘れずにいる純真な心も持ち合わせている。
伊勢屋 惣一郎 (いせや そういちろう)
CV:中澤 まさとも
「俺と一緒にいるときくらい、無理して笑ってほしくないんだ」
急成長を遂げた廻船問屋の若き主。
常に穏やかな雰囲気を纏っており、誰に対しても優しく接する。
思ったことはストレートに伝える性格。
朔夜 (さくや)
CV:水島 大宙
「俺は自分の仕事をしているだけです」
最近“桜華屋”に雇われた髪結い。
手先が器用で腕も良いので、遊女達から好かれているが、本人はあまり他人に興味がない。
無口で滅多に笑うことがない。
大月 忍 (おおつき しのぶ)
CV:間島 淳司
「あー、千早ちゃんだ。今夜も遊びに行っていい?」
吉原に入り浸っている武士。
飄々としていて掴み所がなく軽薄な男で、「桜華屋」で見かける姿は常に泥酔状態。
また、いろんな遊女達にちょっかいをかけている。
神楽屋 彰人 (かぐらや あきと)
CV:竹内 良太
「あえていうなら、顔だ。それ以外は全部好みじゃねぇ」
情け容赦ない札差(金貸し)として有名な「桜華屋」の常連客。
出会った頃から何故か主人公のことが気に食わないようだが……。
桜華屋 時雨 (おうかや しぐれ)
CV:森川 智之
「この妓の客になれるのは、あいにく私が認めた男だけなんですよ」
老舗遊郭「桜華屋」の楼主。
仕事や芸事に関しては厳しいが、陰では体調を気遣ってくれる優しい男性。
仕事柄、いろんな知識に通じている。
どこか寂しげな雰囲気を纏っている。
辰吉 (たつきち)
CV:興津 和幸
「楼主が花魁をお呼びで。内証のほうまで来ていただけますか」
主人公の働く遊郭「桜華屋」の見世番で、遊女達の身の回りの世話を
する。
花魁道中の際には、傘持ちも務める。
寡黙な性格。