戦争映画の名作がゲームに
Erebus LLCが『Apocalypse Now - the Game』と題した新作タイトルのクラウドファンディングをKickStarterで開始した。希望額は90万ドル(約1億円)で、締め切りは日本時間の2月25日午前2時3分まで。募集要項によるとリリースは2020年を目指しているようだ。
本作はフランシス・フォード・コッポラ監督の戦争映画『地獄の黙示録』を題材にしたゲーム。コッポラ監督の映画会社American Zoetrope主導のもと、業界のベテラン開発者たちが開発を行うというプロジェクトとなっており、スタジオ名の“Erebus”も主人公ウィラードたちが乗り込むボートの名称から取られている。
基本的なプロットは映画と同様で、プレイヤーはウィラードとなり、仲間の面々(PBR Street Gang)とともにErebus号に乗り込んで、カンボジアの奥地に帝国を築いているという元グリーンベレー隊長のカーツ大佐の暗殺に向かう。
クラウドファンディング用のビデオなどでは「パブリッシャーにも提案したが(意図に反して)FPSにしたがった」ことがクラウドファンディングの理由のひとつとして挙げられており、単なるミリタリーFPSにならないことを強調。
一人称視点のサバイバルホラーRPGとして、単身乗り込んでバリバリ撃ちまくるようなプレイではなく、ステルス的なプレイも組み合わせなければいけないほか、プレイヤーの行動による周囲の関係性の変化や、探索やミッションを通じて食料・水・応急物資・マラリアの薬・ドラッグ・銃弾・武器・ミッションの情報・ガソリンといった物資を集めるサバイバル要素も存在するという。
ゲーム本編は35ドル以上の出資から入手可能で、出資者は開発が確定したプラットフォームから希望のものを選択可能とのこと。現状は恐らくPC版が確定しており、合計出資額が250万ドルを超えた場合、ストレッチゴール(追加目標)としてPS4/Xbox One版が開発される。
また、合計出資額が300万ドルを超えた場合のストレッチゴールとして本作のVR版の開発が挙げられており、本作のリードライターを務めるRob Auten氏によるとOculus RiftやHTC Viveを始めとしたVRヘッドマウントディスプレイで動作可能な見込み。すでにFramestore VR Studioとのコラボレーションを行っている模様だ。