MMORPGのおもしろさを凝縮! プレゼンで判明したその魅力の数々
2016年1月、韓国でサービスインしたPC用MMORPG『BLESS(仮)』。2016年5月にはゲームオンが日本で運営することを発表した。
※本タイトルは現在開発中のものとなります。
※日本版でのタイトル名称などはすべて仮称となります。
※アイテム名や種族名・クラス名などの固有の名称は変更となる可能性があります。
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約7年という長い開発の期間を経て生まれた、正統派ファンタジー世界を舞台とした本作。100人以上のプレイヤー同士が二大勢力に分かれて大規模PvPを楽しめる、戦争コンテンツの壮大さが特徴だ。
サービスインから9ヵ月が経った韓国では、先日、大規模アップデート“BLESS2.0”を実施。ユーザーの声に応える形で、システムの改善や新コンテンツ追加が行われている。こちらのアップデートのPVを見ると、通常の5人パーティーではなく10人パーティーで挑む大型のボスが見られるなど、戦争以外の部分でもその壮大さは拡充しているようだ。
BLESS2.0プロモーションムービー
だが、『BLESS(仮)』の魅力やコンセプトは、その壮大さのみに終わるものではないようだ。
今回、韓国から本作の開発会社Neowiz BLESS Studioから、CEOの韓在甲氏と、プロデューサーを務める金正浩氏が来日。『BLESS(仮)』のMMORPGとしての魅力について、プレゼンテーションを行なってくれた。その詳細を、順を追って紹介していこう。
■『BLESS(仮)』のコンセプトとは?
『BLESS(仮)』は何を重視した作品なのか。それはMMOPRPGの“コアポイント”となる点を最重視しているとのこと。
大勢のプレイヤーが参加し、それぞれのキャラクターの役割を担当。そうして協力しあったり戦争を繰り広げたりという、MMORPGならではの楽しさ。みんなでいっしょに楽しむこの部分が、本作最大のコンセプトのようだ。
その基本軸となるコンテンツとして、二大勢力に分かれての戦争が準備されている。
■さまざまなニーズへの対応
戦争が大きなテーマとなる『BLESS(仮)』。だが、すべてのプレイヤーが戦争コンテンツだけを楽しみたいと思っているわけではなく、ニーズは人それぞれ。それを満たす工夫も、『BLESS(仮)』ではさまざまに用意している。
その一例として紹介されたのは、3on3の小規模PvPで自分のキャラクターの成長ぶりを確かめられる“アリーナ”と、ソロプレイヤーのために用意されたシングルプレイPvEコンテンツの“競技場”。ダンジョン攻略や戦争以外にも、プレイヤーごとの楽しみを提供するコンテンツが用意されるようだ。
100人規模の戦争コンテンツがすでに展開している『BLESS(仮)』だが、韓国ではさらに大規模かつ壮大な戦争コンテンツ“首都争奪戦”が実装されており、現在はさらに大きな“首都侵攻”を準備中。完成度が十分と判断できれば、日本でのローンチ時には同時実装される予定とのことだ。
実装済みの“首都争奪戦”はギルド用コンテンツの一部。ギルドメンバーが戦争で活躍すると“影響力”をギルドにもたらすことができ、影響力次第で、作中世界の領地での統治契約を締結できる。領地を得たギルドは、首都争奪の最大規模の戦争へ参加する権限を得る。
この首都争奪戦は、400人以上のプレイヤーが戦うとてつもなく壮大なコンテンツ。勝利に貢献したギルドには、執政官などの首都内でのトップクラスの地位が授けられるという。身ひとつでスタートし、ついには首都の権力者まで上り詰めるという、一大サクセスストーリーを体験することも可能なわけだ。
そして、これから実装予定の“首都侵攻”では、それぞれの陣営の首都の攻防戦を体験できるようになるという。
■より多彩な戦争をいつでも楽しめる、PvPコンテンツの数々
首都争奪戦や首都侵攻のほかにも、プレゼンでは豊富なPvPコンテンツの中から“攻防戦”が紹介された。首都侵攻に関わる二大勢力の戦争以外にも、“バーゼル渓谷”などのいつでもPvPを楽しめるマップが用意されているとのことだ。
攻防戦はただのPvPではない。一定時間内に敵陣地の門内に入り、そこにいる強力なNPCを倒したほうの勝ちというコンテンツになっている。PvPにおいても自分のスタイルに合ったコンテンツを選ぶことで、より楽しむことができそうだ。
■戦争やPvPだけでなく、冒険の舞台も豊富に用意
PvP要素に目がいきがちな『BLESS(仮)』だが、フィールドマップやインスタンスダンジョンも豊富に用意されるようだ。インスタンスダンジョンは“一般”と“精鋭”のふたつの難度に分かれているものもあり、基本的には5人パーティーで攻略して最終ボスを倒す形式になっている。
最近の韓国のアップデートでは、10人パーティーで挑む高難度ダンジョンも追加されたとのこと。こちらもyoutubeなどに動画が活発にアップされるなど、韓国では戦争コンテンツに負けじと盛り上がりを見せているようだ。
■さまざまな種族とそのストーリーの魅力
現在、韓国では使用できるキャラクターの種族として、10種族のうち7種族が公開されている。種族はそれぞれの勢力ごとに4種類、勢力を問わず使用可能な種族が2種類ずつ用意されており、種族ごとに異なるストーリーが用意されている。
クラスだけではなく、種族が豊富なのも『BLESS(仮)』の大きな特徴であり、ストーリーで種族の運命や現実を辿ることで、より世界観に没入できるようになるとのこと。
たとえば、ユニオンの種族アミスタッドは、ハイロンのハビヒッツと同じ人間種族。しかしユニオンは人間外種族が主となっている勢力のため、ユニオン内で「ハビヒッツのスパイなのでは」と疑われ、アミスタッドの地位は最低位。プレイヤーはストーリーを追い、冒険をくり広げ、戦争で成り上がることで覆せるのか。ストーリーから冒険や戦争へ没入し、プレイのモチベーションを高めることができるわけだ。
■8種類のクラスで役割を分担
キャラクターのクラスは8種類あり、韓国では“ミスティック”までの7クラスが実装済み。第8のクラスである“ウォーロック”も最終調整中ではあるものの、日本のプレイヤーの目線に合わせて既存クラスを修正し、最適化してからの導入としたいとのこと。
これらのクラスは、特徴と役割が大きく分かれているのも特徴だ。近接戦闘クラスなら、タンカー役の“ガーディアン”、ダメージディーラーとなるクラスに範囲攻撃型の“バーサーカー”と、単体攻撃や潜伏・背後取りなどに特化した“アサシン”が用意されており、パーティープレイや戦争での役割がまったく異なってくる。
遠距離ダメージディーラーにも、魔法タイプの“メイジ”と射撃タイプの“レンジャー”が用意されている。また、体力に優れ、タンカーとヒーラーを兼任できる“パラディン”は味方単体への集中回復に特化しており、逆に“ミスティック”は複数の対象を同時に回復できるヒーラーとなっている。
ダメージディーラーやヒーラーなど、同じ役割でも得意分野が大きく異なるクラスが複数用意されているため、PvEやPvPでの戦術や役割分担はパーティーメンバーによって大きく変わる。MMORPGならではの、各クラスごとの役割分担がより深く楽しめそうだ。
■各種族ならではのキャラクターメイキング
現状では7種族のキャラクターメイキングについても、顔の輪郭、体の筋肉量など、各項目ごとに細かな設定が可能。
種族ごとに特徴的な身体部位を持っており、その部位に関するカスタマイズも可能。北米やヨーロッパでは、多様な種族とストーリーがプレイヤーから望まれるとのこと。これらの地域でのローンチに備えて、キャラクターメイキングの多彩さにはかなり注力しているようだ。
■テイミングで、乗りものやペットだけでなく部下まで獲得!?
日本のプレイヤーなら気になるであろうコレクション要素の一環として、“テイミング”関連のコンテンツが紹介された。フィールドのモンスターをテイミングすることで、“乗りもの”、“ペット”、“部下”のいずれかを獲得できるとのことだ。
獲得できたのが大きなモンスターなら、“乗りもの”となる。巨大なゴーレムの肩に乗って移動することも可能だ。
乗れない小さいモンスターの場合、テイミングすると“ペット”となる。ペットは直接戦闘には参加しないが、プレイヤーに経験値やお金の獲得量アップなどといったバフ効果を与えてくれる。
そしてモンスターが人型だった場合が非常にユニーク。テイミングに成功すると“部下”として獲得できるのだ。部下には特定の任務を与えることができ、成功すればプレイヤーに報酬をもたらしてくれる。