侍のヒーロー“剣聖”がお出迎え!

 ユービーアイソフトより2017年2月16日発売予定のプレイステーション4、Xbox One、PC用ソフト『フォーオナー』。侍、ナイト、ヴァイキングという3つの勢力がしのぎを削るメレー(混戦型)アクションである本作のファンミーティングが、都内某所にて開催された。
 こちらは2016年11月3日に開催される“UBIDAY2016”の前夜祭とも言うべきイベントで、抽選で選ばれた『フォーオナー』ファンとゲームをとことん楽しんでしまおうという、ユービーアイソフトらしいアットホームなもの。しかも、開発を手掛けるモントリオールスタジオから『フォーオナー』のアソシエイトゲームディレクターであるGaelec Simard(以下、ギャレック)氏が来日、直接ファンと触れあうという貴重な機会が得られるとあって、会場はスタート前から熱気に包まれていた。

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▲身長2メートルはあるであろう“剣聖”が、「共に戦わん」とのキメ台詞とともに、特製のうまい棒で来場者を迎えてくれた。もちろん、記念写真の嵐。

 ユービーアイソフト株式会社社長のスティーヴ・ミラー氏と、ローカライズディレクターの岩本けい氏も来場しており、ギャレック氏とともにファンとの会話を楽しむ。「フィールドは実在のものですか?」、「将来的にキャラクターは増えるんですか?」など、ゲームディレクターと話せるめったにないチャンスとあって、来場者の皆さんのアツい質問が飛び交う。それも、2016年10月20日から24日まで、期間限定の日本語版アルファテストが行われたばかりで、みんなうずうずしていたのだろう。
 ちなみに、ちょろっと小耳に挟んだ情報では、侍は日本語、ナイトは英語、ヴァイキングはアイスランド語を話す仕様は世界共通になっており、日本のユービーアイソフトががっつり日本語を監修しているそう。かなり力を入れてローカライズしたとのことなので、楽しみにしたい。

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▲写真をお願いしたらこの表情。さすが。写真左がギャレック氏で、右がスティーブ氏。おふたりともかなり偉い……はず。
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▲来場者の方にちょっとお話を……。会場でたまたま同じテーブルになったお三方。アルファテストは参加された(ひとりはハードが壊れて参加できなかったけれど、ユービーアイソフトのファンでイベントに応募したそう)とのことで感想を聞いてみたところ、「渋いです」、「『ブシドーブレード』を思い出しました」(わかる!)との答えが。好きなゲームもオープンワールドからシューター、アクションとバラバラなのに『フォーオナー』は「おもしろかった」と即答でした。製品版ももちろん「買います!」とのこと。

トークセッションで驚きの新情報が!?

 続いての企画は、キャンペーンモードをおもに担当しているギャレック氏とのトークセッション。アルファテストに参加した猛者も多く、つぎつぎと質問が寄せられたが、その中から気になったものをいくつかピックアップしてみよう。

Q.難度設定はある?
A.各ミッションに4つほど設定してあります。

Q.キャラクターそれぞれのミッションはある?
A.ひとつのストーリーを3勢力の視点から見る形でキャンペーンモードは進行します。その中で、個々人に焦点を当てたストーリーも展開します。

Q.キャンペーンとマルチプレイはどちらが先に開発された?
A.ゲームシステムを確立してから、それを楽しめるマルチプレイ、キャンペーンを作ろうという流れで開発が進みました。ただ、最初からプランは決めていたので、マルチプレイがメインでキャンペーンがおまけのような形で開発したわけではありません。

Q.やり込み要素は?
A.キャンペーンモードですべての難度をクリアーするのは、なかなかのチャレンジだと思います。マルチプレイでもカスタマイズやアンロックのフィーチャーなどもあるので、やり込んでいただきたいです。

Q.キーコンフィグはできる?
A.現状は実装していませんが、いままでも皆さんからのフィードバックをもとに最適化してきました。いまの段階では実装していませんが、まだ開発中であり、そういった意見をいただいたことは開発にフィードバックします。

Q.武器や見た目の変更は?
A.武器そのものは変えられません。剣聖が斧を持てるようなことはありませんが、武器や防具の見た目はカスタマイズできます。

Q.アルファテストで一方的な展開が多く見られたが、調整は?
A.「バランスが悪い」というご意見をいただいたら、アルファテストからチューニングを重ねて、より良い方向に調整します。皆さんもご意見をフォーラムにどんどんフィードバックしてほしい。マッチングも改善していきます。

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▲質疑応答は、写真左の岩本氏が通訳しながら進行。鋭い質問が飛び交った。

 このほかにも、ちょっとここでは明かせない情報も飛び出すサプライズもあったが、そのあたりは続報に期待してほしい。個人的には、「侍の資料は?」との問いに対して、ギャレック氏が答えた「いろいろなものからイメージを膨らませました。ステージには、三池崇史監督の映画『十三人の刺客』からインスパイアされたものがあります」という言葉にグッと来た。なぜなら、これまた個人的だが、三池監督の『十三人の刺客』はとんでもなくアルティメットな剣戟映画で、すさまじく泥臭い、異常なまでのテンションが詰まった作品だからだ。本作のファンで興味があるなら、ぜひ観てほしい。

マルチプレイ“ブロウル”モードで激戦連発!

 トークセッションが終了してからは、お待ちかねのゲーム大会。アルファテストでも体験できた、2対2で戦う“ブロウル(BRAWL)”で、ギャレック氏と協力プレイができることに。参加者には特製のキャンバスアートがもらえるとあって、希望者は多数! ギャレック氏とのじゃんけん勝負で勝った、選ばれし戦士が参加できることになった。
 対戦相手はAIキャラクターだが、これがなかなかのクセ者で、ギャレック氏とのタッグといえども容易く勝てる相手ではない。しかし、参加者も猛者揃いとあって、激しく渡り合う剣戟バトルが続出! 初めてプレイしたという人も、その歯応えに苦戦しながらも、シンプルなバトルのルールはすぐに飲み込めた模様。みんなで「うまい!」、「そこじゃない!」と声を出して楽しんでいる様を見て、『フォーオナー』はeスポーツとしても成立するのでは? と思った次第だ。

[関連記事]『フォーオナー』アルファテストプレイリポート、マルチプレイの模様を動画とともに紹介

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▲こちらが参加者に贈呈されたキャンバスアート。これまたシブい!
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▲開発者と肩を並べてプレイできる機会はなかなかない。
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▲プレイを見て会場は大盛り上がり。これも本作の魅力!

 来場者の皆さんとの記念撮影で幕を閉じた本イベント。『フォーオナー』の魅力はたくさんあるが、やはりシンプルで奥深いスリリングな剣戟アクションがいちばんの醍醐味。実際に触ってもらえれば、そのおもしろさはすぐにわかると思うので、ここは“UBIDAY2016”に参加して、プレイアブルで実感していただきたい! 4対4のチーム戦が楽しめる“ドミニオン(DOMINION)”モードが体験できるとのことなので、お時間がある方はぜひ。“UBIDAY2016”は、2016年11月3日10時より、東京・ベルサール秋葉原にて開催。入場無料で楽しめるぞ!

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