気になったらまずはデモをプレイ!
探索、アイテム収集、パズル要素など、単に撃つだけでないRPG要素を取り入れたFPSの金字塔、『System Shock』(システムショック)。現在でも『Deus Ex』や『バイオショック』シリーズなどに影響を与え続けている本作のリメイク版のクラウドファンディングが開始。
KickStarterでクラウドファンディングを行っているのは、本作を現代のPCで動くようにチューンアップしたリマスター版『System Shock: Enhanced Edition』を開発し、続編『System Shock 3』も開発予定のNight Dive Studios。
クラウドファンディングキャンペーンの締め切りは日本時間の7月29日午前4時2分までで、合計90万ドル(約9245万円)が集まればプロジェクト成立となる。リマスター版を入手できるのは30ドル以上の出資からで、提供予定は2017年12月ごろとなっている。プラットフォームはWindowsとXbox One。110万ドル以上の出資が集まった場合はストレッチゴール(追加目標)としてMac/Linux版の開発も決定する。
リメイク版では、ゲームエンジンにUnityを採用。オリジナル版がリリースされた1994年当時の限定的な処理能力で表現しようとしていたことを現在のグラフィック技術とゲームデザインで描き直す。
なお出資額が170万ドルを超えた場合は、さらなるパズルや、弾丸の種類や武器設定/アップグレードの追加、クラフティング要素の実装、RPG的なレベルの概念とPerk/Skillの追加、ハードコアモード(復活なし)、アイアンマンモード(セーブが一個しか作れず、死んだ場合はセーブが消滅する)などの開発を予定している。
すでにSteam/GOG.com/Humble Storeでプレα版のデモが公開されており、小さなエリアを舞台に試遊が可能。SFホラーテイストの不穏な雰囲気を現代風にアレンジしつつ、インベントリーシステムなどのインターフェースは最新ゲームとしてちゃんと快適。結構間違いない感じに仕上がっているんじゃないかと思う。
ちなみに『System Shock: Enhanced Edition』は現在Steamで7月4日までセール中で、価格は245円。オリジナルは知らないが本作が気になっているという人は、こちらをまずトライしてみてはいかがだろうか。