“BRABRA FINAL FANTASY”が今年もやってきた!
2016年5月7日、東京・上野の東京文化会館にて、スクウェア・エニックスの『ファイナルファンタジー』シリーズの吹奏楽コンサート“BRA★BRA FINAL FANTASY BRASS de BRAVO 2016 with Siena Wind Orchestra”(以下、BRA★BRA FF 2016)が行われた。本記事では、昼公演の模様をお届けする。
また、本記事と下記の関連記事を併せて読むと、作曲家・植松伸夫氏の考えや、BRA★BRA FF 2016のコンセプトなどがわかるので、ぜひチェックしてほしい。
[関連記事]
植松伸夫氏が『FF』吹奏楽ツアー“BRA★BRA FINAL FANTASY”をアピール! 懐かしの母校で吹奏楽部員と交流【高知編】
植松伸夫氏が『FF』吹奏楽ツアー“BRA★BRA FINAL FANTASY”をアピール! 実験をくり返した作曲の日々を語る【高松編】
※本記事にはBRA★BRA FF 2016のセットリストなどが記載されています。今後BRA★BRA FF 2016に参加する予定で「ネタバレは見たくない!」という方はご注意を!
昨年、国内16都市で行われた吹奏楽ツアー“BRA★BRA FINAL FANTASY Brass de Bravo with Siena Wind Orchestra”。BRA★BRA FF 2016はその第2弾で、2016年4月29日の和歌山公演を皮切りにスタートした。18都道府県と台湾を巡り、7月まで開催される予定となっている。
公演では、ツアー開始に先駆けて発売された吹奏楽アレンジCD『BRA★BRA FINAL FANTASY BRASS de BRAVO 2』の収録曲を中心に、17曲が披露された。
“17曲”とひと言で言っても、その内容は本当にバラエティー豊か。『ハンターチャンス』や『シーモアバトル』といった迫力満点の楽曲もあれば、少人数編成で演奏され、しっとりと響く『ザナルカンドにて』のような楽曲もある。さらには、観客が奏者となって、演奏に参加する楽曲も!
そう、BRA★BRA FF 2016は、観客参加型企画が盛り込まれていることがひとつのポイントだ。観客全員がボディーパーカッションで参加する『FFモーグリのテーマ』は、昨年も好評を博した楽曲。今回は、ボディーパーカッションのパターンの一部が、前回と違うものになっており、昨年参加した人も今回が初参加の人も、皆楽しそうに音を鳴らしていた。
また今回は、リコーダーを持参した観客が『FFメインテーマ』の演奏に参加できるという試みも導入。会場のいたるところからリコーダーの音色が聴こえるという、これまでにない空間が生まれていた。
そしてアンコールは、恒例の『マンボ de チョコボ』! 昨年同様、楽器を持参すると、ステージに上がってシエナ・ウインド・オーケストラといっしょに演奏できる企画“みんなで吹こう BRA★BRA FINAL FANTASY”が実施され、多くの来場者が、さまざまな楽器を手に登壇。演奏の最初から最後まで、笑顔が溢れるアンコールとなった。