話題の『真田丸』エピソードも多数

 コーエーテクモゲームスは、2016年3月24日(木)発売予定のプレイステーション Vita、プレイステーション4、プレイステーション3、PC用ソフト『信長の野望・創造 戦国立志伝』について、本日3月15日(火)、同社日吉本社にて完成発表会を開催した。

 発表会には本作ゼネラルプロデューサーのシブサワ・コウ氏、プロデューサーの小笠原賢一氏らが登壇し、進化を遂げたシリーズ最新作を紹介。また、現在放送中の大河ドラマ『真田丸』で『信長の野望』シリーズのCGマップをベースにした地図が使用されている(関連記事はこちら)ことにちなんで、同作に小山田茂誠役で出演する高木渉さんがゲストとして登場した。

『信長の野望・創造 戦国立志伝』高木渉さん、シブサワ・コウ氏、小笠原Pが完成発表会で“俺たちの立志伝”を語る!_24

 まず登壇したコーエーテクモゲームス 代表取締役社長の鯉沼久史氏は、『信長の野望・創造』シリーズが日本・アジアで50万本以上のセールスを記録したことに対する感謝を述べ、本作は同社テーマ「IP(知的財産)の創造と展開」の“展開”にあたるタイトルだと説明。「必ずや楽しんでいただける、シリーズの新たなおもしろさが出せた」と自信をうかがわせた。

 つぎに、ゲストとしてソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアプレジデントの盛田厚氏が登壇。自身も歴史好きの盛田氏は、『信長の野望・創造 戦国立志伝』の完成を祝ったのち、楽しみに視聴しているという『真田丸』の話題に触れ、「録画で見るときはオープニングを飛ばしてしまうのですが、クレジットにシブサワさんの名前があるので飛ばさずに見ています(笑)」と、ゲームクリエイターのゲーム外での活躍を喜んだ。加えて「今年は戦国時代が盛り上がる年。ぜひ『真田丸』を見ながら、プレイステーションフォーマットで『信長の野望・創造 戦国立志伝』を楽しんでいただきたい」とアピールしていた。

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▲鯉沼久史氏
▲盛田厚氏
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▲シブサワ・コウ氏

 続いて登壇したシブサワ・コウ氏は、『真田丸』へのクレジットを受けて「シブサワ・コウの名前が少し知れ渡ってきたようで、声をかけられることも多くうれしい。テレビ、ゲームのつながりで新たなエンタメが生まれるところにも積極的に取り組んでいきたい」と意欲を見せる。またシリーズで初めての“武将プレイ”は、「いままでやってこなかったことをやるのが大好き」(シブサワ氏)という小笠原氏の強い希望で搭載に至ったことを明かし、「段階的に成長していくドラマを楽しんで」と、シリーズファンはもちろん、初めて『信長の野望』に触れるユーザーに呼びかけた。

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▲小笠原賢一氏

 最後に登壇した小笠原氏は、『信長の野望・創造 戦国立志伝』を「開発陣のアツいモチベーションとチャレンジ、そしてユーザーからのご意見・ご要望を結集した作品」と語り、同作の概要を解説。
 “武将(おのれ)の生き様、乱世に刻め。”をコンセプトとする本作は、シブサワ氏が語った通り“武将プレイ”が大きな特徴となる。従来は大名から天下統一を目指す筋書きを楽しめたが、本作では一介の家臣から、城主、大名まで、それぞれの視点で乱世を生き抜くリアリティが描かれており、「シリーズとして初めて、天下統一を目指さなくても楽しめるタイトル」(小笠原氏)なのだ。

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 さらに本作の武将は、身分に応じて領地を与えられる。この領地を開拓する楽しみを追及したモードが“箱庭内政”で、その名の通りの領地経営から城下町全体を開拓する拠点開発まで、身分が上がるにつれてよりスケールの大きな内政を楽しむことができる。また合戦では、ファンから要望の多かった攻城戦と海戦がついに実装。“新たな『信長の野望』”とのキャッチコピーがふさわしい進化を遂げている。

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 加えて、本作の注目ポイントのひとつが“大坂の陣”シナリオの収録。通例では関ヶ原の戦い付近までが収録されていることが多かったが、本作では“大坂の陣”までを収録。これにより、もっともボリューミーなシナリオ、武将数になっているという。小笠原氏が「シリーズファンもしっかりお楽しみいただける」と自信を見せる本作をお楽しみに。

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 続いては、高木渉さんを迎えてのトークセッションへ。高木さん、シブサワ氏、小笠原氏が“俺たちの立志伝”をテーマに、トークをくり広げた。