拡張ダウンロードコンテンツパックは2016年3月15日に発売!
2016年3月15日に発売予定の『メタルギア オンライン』向け拡張ダウンロードパック『CLOAKED IN SILENCE』のプレイインプレッションをお届け。新ステージ、新ユニークキャラクター、新ミッションと、気になる要素をチェックしていこう!
『メタルギア オンライン』とは?
2015年9月2日に発売された、『メタルギア ソリッド V ファントムペイン』のオンラインマルチモード。プレイステーション4版とPC(Steam)版は最大16人まで、プレイステーション3版とXbox 360版では最大12人まででオンライン対戦が楽しめる。
クワイエット、スゲーーー!!!
スネーク、オセロットに続き、3人目のユニークキャラクター、クワイエットでプレイさせてもらいました。クワイエットと言えば狙撃の名手なわけですが、『メタルギア オンライン』においても主力武器は当然スナイパーライフル。しかも、ライフルを構えてもほとんどブレがなし。これだけでも相当ヤバい。
そして、無限にダッシュできる(疲労によるダッシュ不可時間がない)という驚異的な移動性能を持ち、このダッシュ中にダッシュボタンを再度押すと、瞬間移動のような特殊ダッシュが発動。一気に敵との間合いを詰めることも可能です。なお、特殊ダッシュは無尽蔵に使えるわけではなく、数回使うと、つぎに使えるようになるまで若干待ち時間が発生します。
さらに、クワイエットはどんな高さから飛び下りても平気です(海に落ちた場合はさすがにダメですが……)。ステージ内にある梯子は、アクションボタンを押すと同時にフワッと浮き上がって、一瞬で上ることができます。
唯一の欠点(?)は、彼女は言葉を持たないため、プリセット無線がすべて鼻歌になってしまいます(笑)。
これだけ強力だとみんなから狙われそうですが、そこを逆手に取って、戦場をかく乱させるには適役でしょうね。この操作感は、ゲームが変わってしまうくらい超新鮮です。というか、本編やFOBでも使いたいくらい(笑)。ぜひ、ユニークキャラクターをオンにして、対戦を楽しんでみてください。(文・オポネ菊池)
ミサイルを巡って攻防戦をくり広げる新ミッション“SABOTAGE(サボタージュ)”
ここで、リポート役をロウェル菊池とバトンタッチ。新ミッションや新マップ、そのほかの調整項目についてお伝えしていく。
新ミッションのサボタージュは、攻撃側と防衛側に分かれ、攻撃側は敵のミサイルを制限時間内に破壊、あるいはフルトン回収すれば勝利。防衛側はそれを阻止するのが目的となる。ミサイルには電磁バリアが張られており、そのあいだはフルトン回収ができないが、マップ内の2ヵ所に設置されたターミナルのうち、ひとつをハッキングすることでバリアを解除可能だ。
ミサイルにフルトン回収装置を取り付けてから、実際に回収されるまでの猶予時間はけっこう長いため、軽機関銃などであれば、ひとりでもバルーンをすべて破壊できそう。
なお、ターミナルについては防衛側もハッキングできるため、仮に攻撃側がターミナルをハッキング後、全員でミサイルの回収に向かうと、そのあいだに防衛側にターミナルをハッキングされてしまい、作戦が水の泡になるということもあり得る。攻撃側も防衛側も、ミサイル担当とターミナル担当で役割を分けることがかなり重要になる。
いっそのこと、フルトン回収を狙わずにミサイルを破壊してしまうのも手だが、ミサイルの耐久値は尋常ではないほど高い。記者が弾をありったけ撃ち込んでも、ひとりでは1%削るのが関の山だった。実際には試せなかったが、C4などの爆発物はミサイルに対して大きなダメージを与えられるようなので、破壊を目的とするなら、攻撃側はなるべく爆発物を装備しておきたい。
ミッションの印象としては、ミサイルという敵味方共通のオブジェクトを巡っての展開の早い戦いには驚きのひと言。ターミナルは双方がいくらでもハッキング可能なため、制圧合戦になることも多く、フルトン回収装置が設置されてからの、回収阻止の攻防戦も非常に熱い。
ちなみに、ミサイルがフルトンで回収されそうになると、ステージ内にアラートが鳴り響くと同時に、防衛側がバルーンを撃ち落とすべく一斉に上空を見上げる形になる。フルトン回収を阻止すると、また銃撃戦が再開という感じになるのだが、この全員が空を見上げる様がとてもシュール。このミッションの大きな見どころと言えるかもしれない。
新たに登場するマップと新要素のアピールアクション
今回の拡張ダウンロードパックでは、新たに3種類のマップが追加。いずれも、本編で登場した地形をベースに、『メタルギア オンライン』に適した形に再設計されている。
新マップその1“CORAL COMPLEX”
新マップその2“RUST PALACE”
新マップその3“AZURE MOUNTAIN”
追加アピールアクション
ほかにも、さまざまな要素が追加!
今回の拡張ダウンロードパックのリリースに合わせ、さまざまな要素の追加や調整が施されている。その一部を紹介しよう。
全体的な武器の威力が低下。ヘッドショットがより重要に!
約1時間ほどのプレイの中でもっとも変化を感じたのは、胴体へのダメージが低下していること。胴体だと5〜6発ほど命中させても倒せるかどうか怪しいほどで、サブマシンガンなど、威力が低めの武器ではその影響が顕著に表れる。そのため、結果的にヘッドショットをすることが重要になってくるのは容易に想像でき、頭部にどれだけ早く照準を合わせて攻撃を当てられるかが、今後の重要なテクニックとなってくるだろう。
なお、サービス開始当初から大きな脅威となっていた迫撃砲も威力が低下しているため、体力が100%の状態なら即死することはほとんどない。敵への攻撃というよりは、前線の支援や牽制などの意味合いが強くなっている。
近接戦闘のお供“COMBAT KNIFE”が追加
新たなセカンダリウェポンとして“COMBAT KNIFE(コンバットナイフ)”が追加されている。格闘武器のため、接近戦限定かつショットガンの間合い以上に相手に近づかないとダメージを与えられないため、立ち回りには工夫が必要。ただし、通常の格闘のように攻撃パターンは1種類ではなく、ボタン連打による連続斬りや、ボタン長押しによる突きなど、状況に応じて攻撃に変化を付けられる。
なお、スネークの場合は、バイオニック・アームと切り替えることで使用できる。潜入クラスなら、ステルス迷彩+コンバットナイフで、暗殺者のような戦いかたで相手をかく乱させることもできるだろう。
気絶状態から復帰させるための専用アクションが追加
いままでは、気絶状態の味方を起こすときは“蹴り”を使っていたが、アクションボタンによる“体をトントン”で起こす方式に変更される(前作の『メタルギア オンライン』と同じ)。気絶状態の味方に近づくとアイコンが表示され、アクションボタンを長押しすると、対象を叩いて起こすことが可能だ。復帰させるまでには複数回叩かなければならない。これまでとは違ってワンアクションでは起こせないので、少し時間がかかってしまう。気絶した味方を助ける際は、周囲に敵がいないかどうか確認をしたほうがいいだろう。
“ワームホールフルトン”が使用可能に
“バディゲージ”が100%のときに相手をフルトン回収しようとすると、“ワームホールフルトン”を使った回収ができるようになる。本編と同様に、屋根がある場所でも使えるほか、バルーンを使わないので敵から阻止される心配もない。
強力ではあるものの、バディゲージが最大時のみという制約があるため、使いどころを選ぶ必要がある。バウンティハンターのミッションで、賞金首ポイントの高いプレイヤーを確実に回収するために使うなど、使用方法は限定的かつ明確にしておこう。
このほかにも、細かな調整や追加は多いが、今回の試遊で感じたのは、ほかのFPSやTPS作品との差別化をより強めたという点。前作で好評だった仕様を復活させたり、『メタルギア』シリーズが持つユーモアをキャラクターやゲーム性にしっかりと反映させている。『メタルギア オンライン』としての正統進化を期待させる拡張ダウンロードパックと言えるだろう。
ダウンロードコンテンツ販売内容・価格
■EXPANSION PACK「CLOAKED IN SILENCE」
PS4/PS3/Steam:1000円[税込]
Xbox One/Xbox 360:1058円[税込]
以下の内容が含まれています。
<ステージ>
・CORAL COMPLEX
・RUST PALACE
・AZURE MOUNTAIN
<ユニークキャラクター>
・クワイエット
<ゲームモード>
・サバイバル(4月7日より配信予定)
■BASIC APPEAL PACK
■BATTLE APPEAL PACK
■DANCE APPEAL PACK
■HERO APPEAL PACK
PS4/PS3/Steam:各300円[税込]
Xbox One/Xbox 360:各324円[税込]
■ALL APPEAL PACK
(BASIC、BATTLE、DANCE、HEROのセット)
PS4/PS3/Steam:1000円[税込]
Xbox One/Xbox 360:1058円[税込]
■COMPLETE BUNDLE
(EXPANSION PACK「CLOAKED IN SILENCE」、ALL APPEAL PACK、550MBコインのセット)
PS4:2000円[税込]
Xbox One:2030円[税込]
※「COMPLETE BUNLDE」は、PS4及びXbox Oneでのみ発売予定です。
■キャラクタースロット追加:800MBコイン
■GPブースト:100MBコイン