最強の狼たちをご覧じろ

2016年2月14日、東京MXテレビで毎週金曜日に放映されている『ゲームクラブ eスポーツMaX』の公開収録が行われた。この収録では、応募者から『ファイナルファンタジーXIV』(以下、『FFXIV』)のPvPコンテンツである“ウルヴズジェイル”のトップチームを決める、“eスポーツMax杯 FFXIVウルヴズジェイルトーナメント”が開催されたのだ。ここでは収録を参観したうえで、放送前に見どころを解説するとともに、吉田氏のコメントをお届けしよう。

当日は、強風のため最寄りの交通機関が一時運行停止になり、開始が遅れるほどの、あいにくの悪天候。しかしながら会場には対決をひと目見ようと、用意された席を埋め尽くす数のファンが集結。開始時刻にはすでに入場に制限がかかっていた。
この大会には、番組のレギュラー出演者チームふたつのほかに、スクウェア・エニックス開発&コミュニティーチームからの選抜チーム、ニコニコ生放送で放映中の番組“FF14チャンネル”からの代表チーム、一般参加の3チームが出場。計7チームによるトーナメントが行われたのだ。

ルールは2本先取で勝利したチームが次に勝ち進むというもの。各チームは、タンク、近接DPS、遠隔DPS、ヒーラーがそれぞれ1名という構成だ。試合は、参加者のプレイヤーデータをコピーしたキャラクターを使い、専用のサーバーで実施。デバイスもふだん使用しているものをそれぞれが持ち込み、コンフィグまで自宅でのプレイ環境を再現するという本気ぶり。セッティングに時間こそかかるものの、プレイヤーの力が存分に発揮できる環境だったのだ。
しかし、やはりオフラインでの大会。試合の合間に予想外の機材トラブルなども発生し、収録が一時中断するシーンもあった。だがそんなとき、吉田氏が解決に向けて機材を調整し始めるなど率先して行動。スクウェア・エニックス主導のイベントでないにも関わらず、いつもの求心力を感じさせるシーンも見られた。


トーナメントの組み合わせは下記のとおりだ。

【1回戦 第1試合】
モグレンジャー@ゆーいけ(一般参加) vs. チーム阿諏訪(番組チーム)
番組の“ウルヴズジェイル”プロジェクト始動開始から1年のあいだ練習してきたという“チーム阿諏訪”が、1回戦から一般参加者チームと激突。練習の成果を問われる試合となるが……はたして。


【1回戦 第2試合】
昇天のベネディクション(一般参加) vs. スーパーストロング・ゲームマシーン(番組チーム)
番組出演者の2軍チームという謎の覆面集団“スーパーストロング・ゲームマシーン”。その対戦相手は、メンバーの総試合数が30000戦を超えるという一般参加枠の猛者チーム。奇襲策を用意しているというスーパーストロング・ゲームマシーンが、猛者を弄し、経験の差を覆せるのか?


【1回戦 第3試合】
まさむね!(一般参加) vs. 麹町スプリガンズ from FF14チャンネル(公式チーム)
“FF14チャンネル”の代表チームは、Masamuneサーバーのプレイヤーで構成される一般参加チームと対戦。番組で培った連携力を発揮して、麹町スプリングスがどこまで奮戦できるかが注目されていた。






【シード枠】
SQEXチーム(公式チーム)
公開収録が始まる前に、吉田氏に「間違ってもシード枠だけは引くなよ」と言われたものの、厳正な抽選の結果、まさかのその枠に収まったスクウェア・エニックスチームは、1回戦 第3試合の勝者と勝負することになった。“白い悪魔ユキ”という秘密兵器を用意しているとのことだが……何それ?




以上の陣容で、1回戦第1試合の勝者と第2試合の勝者、1回戦第3試合の勝者とシード枠となったSQEXチームで準決勝が行われる。
気になるトーナメントの様子と結果は、3月4日以降、毎週金曜日の18:30から19:00にかけてTOKYO MXテレビで放映される『ゲームクラブ eスポーツMaX』にて、全4回で観られる予定だ。観戦した記者の感想をネタバラシをせずに言うと、ウルヴズジェイルに詳しくなくても、感心したり笑ったり震えたりが必ずできる。ザ・フィーストが始まろうかというこのタイミングでも、観て決して損するものではない、というものだ。
