かわかっこいいキャラがノセノセしたりノリノリしたり!
2015年12月19日と20日に千葉・幕張メッセにて行われた“ジャンプフェスタ2016”。その2日目となる20日、スクウェア・エニックスブースで行われた『ワールド オブ ファイナルファンタジー』のスペシャルステージの模様をリポートしよう。
同ステージでは、スペシャルゲスト兼MCに『ファイナルファンタジー』シリーズでは『FFX』のアーロン役や『キングダム ハーツ』、『ディシディア ファイナルファンタジー』シリーズに登場するスコール役(『FFVIII』)でお馴染みの声優・石川英郎さん、本作でタマ役を演じる声優・竹達彩奈さん、そしてディレクターを務める千葉広樹氏が登壇し、『ワールド オブ ファイナルファンタジー』の魅力を紹介した。
まずは、簡単に『ワールド オブ ファイナルファンタジー』の世界観の説明から。本作は、レェンとラァンという姉弟が、小さき者が住む不思議は異世界“グリモワル”を訪れ、そこでモンスターを仲間にながら、冒険をくり広げていく作品だ。
竹達さん演じるタマは、レェンとラァンをサポートする役割として、ふたりといっしょに旅をするキャラクター。オファーを受けたとき竹達さんは、『FF』シリーズ最新作ということで、かなり楽しみにしていたということだが、話を聞くと“タマ”役ということを知り「ネコかな?」と思い、その後、台本・キャラクターデザインを見て、「え!? キツネ?」とびっくりしたと振り返った。ちなみに、タマはキツネでもなさそう? タマが何か、ということについて千葉Dは「そこにもいろいろな秘密が……」と言葉を濁した。
実機映像が初お披露目
本作の概要が軽く紹介されたあとは、本邦初公開となる実機プレイがお披露目。バトルでは『FF』シリーズお馴染みのアクティブタイムバトル(ATB)が採用。本作の特徴は、仲間にしたミラージュ(モンスター)にノリノリ(乗る)したり、ノセノセ(乗せる)するシステムで、最大3体が縦につながることができる。ノセノセすると、積んだキャラクターのHPやMPが共有され、1キャラクター扱いになるため、倒されにくくなる。さらに、使えるコマンドや攻撃力、防御力が組み合わせかたによって変化するとのこと。
捕獲するにはモンスターによってさまざまな条件が
本作では、バトル中にモンスターを捕まえて仲間にすることができる、というのも大きな特徴のひとつ。モンスターを捕獲するには、捕獲できる状態(モンスターの足下が白く光る)にしたときに、“ジェム”というアイテムを使うことで、捕まえる(ジェム化する)ことができる。モンスターをジェム化できる状態にするには、モンスターごとにさまざまな条件が用意されているとのこと。「捕獲の条件を見つけることも本作の楽しみのひとつでもあります」(千葉D)。
ステージ最後のバトルでは、ユウナが登場! 『FFX/X-2 HDリマスター』を購入してプレイしたという竹達さんは、ユウナの登場に「あ! ユウナ!」と、うれしそう。だが、ユウナはグリモワルに来たふたりのことを快く思っていない様子。ということで、何とユウナがふたりに立ちはだかるという展開に! ヴァルファーレを従えたユウナは強敵……ステージの時間も限られている……ということで、本作の召喚要素のひとつ“セイヴァー召喚”(ゲージを溜めることで、『FF』シリーズおなじみのキャラクターが一時的に召喚できる)が発動! 召喚されたのは……石川さんが声を担当するスコール! 「ただMCで来たわけじゃないんですよ! 出てるです、僕も!」(石川さん)ということで、スコールの本作への参戦も正式に発表。スコールの一撃必殺の技で見事、ユウナを撃破(コテンと倒れるユウナに胸キュン)!
初めてお披露目された実機プレイだが、プリメロサイズのキャラクターの動き本当にかわいらしい! でも、声はおなじみの声優さんのいつもの主人公ボイスでかっこいい! この妙なギャップが 『FF』の新境地を感じさせ、キッズはもちろん、ノセノセの組み合わせの模索などバトルの戦略性も高そうで、従来の『FF』ファンも大いに楽しめそうな作品という印象だ。
実機映像を初めて見た竹達さんも「カワイイしカッコいいし、すぐにでも遊んでみたいないと思いました!」とテンションが上がった様子。千葉ディレクターは「皆さんに早く届けたいという思いで全力で開発しています。いまは、『FF』シリーズのキャラクターやモンスターたちをどれくらい入れられるか、というところでギリギリの調整をしています。発売まではもう少々お待ちください。2016年には発売します!」と力強くコメント。最後に石川さんが「『ワールド オブ ファイナルファンタジー』というタイトルの通り、“『FF』の世界”がさらに広がる作品、そんな作品になればすばらしいなと思います」と語り、イベントを締め括った。