発売記念抽選会やコラボカフェの実施も発表!
2015年11月5日、神奈川県・日吉のコーエーテクモゲームス本社にて、PS Vita/PS4/PS3用ソフト『ソフィーのアトリエ ~不思議な本の錬金術士~』(以下、『ソフィーのアトリエ』)の発表会が開催。2015年11月19日に発売を控える本作の魅力を、クリエイター&ゲスト陣が紹介した。



最初に登壇したのは、コーエーテクモゲームスの代表取締役社長 鯉沼久史氏。来場者とニコニコ生放送視聴者に感謝の意を表すとともに、『ソフィーのアトリエ』は、コーエーテクモゲームスのこれまでのノウハウを合わせて生まれた“『アトリエ』の新しいスタンダード”であると述べ、作品の出来への自信を見せた。
続いて、『ソフィーのアトリエ』総合プロデューサー 井上忠信氏が登壇。1997年に発売されたシリーズ第1作『マリーのアトリエ』からプロデューサーを務めている井上氏は、長くシリーズを続けてこられたのはファンのおかげであり、今後も応援してほしいと語った。



鯉沼氏、井上氏のあいさつの後は、『ソフィーのアトリエ』ディレクター 岡村佳人氏によるゲーム紹介。『ソフィーのアトリエ』ならではのシステムと、イベント情報を紹介した。
■時間の概念
本作では、新たに“時間の経過”の概念が取り入れている。ソフィーが行動すると、ゲーム内の時間が経過し、フィールドの様子が変化。採取できるアイテムや登場する魔物も変わる。

■刷新された調合システム
調合システムが新しくなり、初心者にもわかりやすい、視覚的に楽しめるパネル式のものになった。とはいえ、やり込み要素がなくなったわけではなく、試行錯誤して強力なアイテムを作り出すおもしろさは健在のため、ベテランプレイヤーも楽しめる。

■ドールメイク
まったく新しいシステムとして“ドールメイク”が登場。本作のキーキャラクターであるプラフタは、物語の途中で人形の体を手に入れるが、その人形にアイテムを組み込むことでプラフタの見た目や性能が変化する。このドールメイクによってプラフタが身にまとう衣装は、すべてキャラクターデザイン担当のゆーげん氏がデザインしたものだ。

■新しい試みを取り入れたバトル
本作のバトルは、パーティーメンバー全員のコマンドを最初に選ぶターン制を採用。また、調合で作り出したアイテムを、錬金術士以外のキャラクターも使用できるようになった。とはいえ、キャラクターごとに得意とするアイテムが異なるので、どのキャラクターをパーティーに入れるかで戦いかたも変わってくる。

■体験イベント&トークイベント
11月12日に、ソフマップ秋葉原アミューズメント館にて、本作の体験会とトークイベントが行われる。トークイベントは事前応募制で、残念ながらすでに締め切られてしまっているが、体験会のみであれば、当日会場に行って整理券をもらうことで参加できる(※参加希望が多数の場合は、参加できない場合があります)。詳しくはこちらのページでチェック!

■発売記念抽選会
ソフトの発売日である11月19日に、東京と大阪にて発売記念抽選会が開催予定。詳細は後ほど公開予定とのことなので、お楽しみに。

■コラボカフェ
秋葉原にあるメイド喫茶&コスプレ酒場“Akiba Diner ザ・グランヴァニア”とのコラボレーションが決定。11月12日~11月29日の期間、コラボメニューが楽しめるとのこと。

つぎに、キャラクターデザインを務めるイラストレーターのNOCO氏、ゆーげん氏が登場。ふたりのイラストレーターを起用した理由は“新しい『アトリエ』の世界を広く表現したい”と考えたため、と岡村氏。そのねらい通り、NOCO氏とゆーげん氏のテイストがマッチしながらも、世界の広がりが感じられるデザインになった、と語った。

主人公のソフィーと、ソフィーが暮らすキルヘン・ベルの街に住むキャラクターをデザインしているNOCO氏は、プレイヤーが親しみを感じるような、仲よくなれそうだと感じられるデザインを心がけたとのこと。お気に入りキャラクターはハロルとモニカで、ハロルのデザインにはNOCO氏の好みが反映されているそうだ。モニカについては、ソフィーの幼なじみであり騎士であるため、親しみやすさと凛々しさのバランスを追求したとのこと。


一方のゆーげん氏はプラフタと、キルヘン・ベルの街の外から来たキャラクターのデザインを担当した。『アトリエ』らしい伝統的なデザインはNOCO氏が担当するということで、ゆーげん氏は過去作を意識せず、自由にデザインしたそうだ。また、外から来たキャラクターについては、旅路の苦労や、さまざまな経験をしてきたゆえの力強さなどをデザインで表したとのこと。お気に入りキャラクターはアトミナとメクレットで、イヌイット風とメソポタミア風という、異なるテイストを取り入れたデザインが気に入っているという。

続いて、ソフィー役 相坂優歌さんとオスカー役 山下誠一郎さんがステージに。相坂さんは東京ゲームショウ2015でのステージに続き、ソフィーの衣装を身にまとって登場。山下さんは、そんな相坂さんに負けないように、オスカーを意識した帽子をかぶって登場した。

ソフィーの変身後の衣装は、華やかさを意識してデザインした、とNOCO氏。テーマは“デキる錬金術士”で、右手は細かい作業ができるように素手の状態、左手は薬物などを扱えるように手袋をはめた状態になっているなど、細部までこだわったことを明かした。
天真爛漫でがんばりやなソフィーを演じた相坂さんは、主人公を演じるプレッシャーもあったものの、ソフィーに負けないくらい明るくがんばらなくては! と気合を入れたという。NOCO氏は、ティザームービー第1弾を見たときに、初めて相坂さんの演技を聴いたとのことだが、「うん、私、がんばるよ」というセリフがイメージぴったりで感動したとのこと。
オスカーを演じた山下さんは、最初にイラストを見たときは、自信家なのかな? と思ったそうだが、台本を読み進めていくと、じつは繊細でピュアな面があると気づいたという。また、収録現場では、ぽっちゃり系のキャラクターらしい演技にするべきでは、と意識してしまったそうだが、音響監督からは「そのままの山下さんでいい」と言われ、肩の荷が下りたというエピソードを語った。


つぎに行われたのは、相坂さんと山下さんによるオリジナルアフレココーナー。アトリエに駆け込んできたオスカーが、“見たことがない植物がある場所に行くので、ソフィーにいっしょに来てほしい”と頼み込み、いっしょに出かけていく……というストーリーを、相坂さんと山下さんが生演技で披露。オスカーの強烈な植物愛や、ソフィーとオスカーの仲のよさが伝わってくる内容になっていた。

いよいよあと2週間で発売となる『ソフィーのアトリエ』。岡村ディレクターは、『アトリエ』の新スタンダードであり、3機種同時展開を行う本作をぜひ楽しんでほしい、とファンにメッセージを贈った。
なお、この発表会の模様は、ニコニコ生放送のタイムシフト視聴で見ることができるので、「見逃した!」、「生アフレコをぜひ見たい!」という方はこちらのページでチェックしてほしい。
