戦車と軍艦の人気アニメ、二巨頭の対談をリポート! 『ガールズ&パンツァー』×『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』プロデューサー スペシャルトークステージ【TGS2015】

千葉・幕張メッセにて2015年9月20日まで開催中の東京ゲームショウ2015。9月19日のウォーゲーミングジャパンのステージにて、ウォーゲーミングの作品にコラボで関わるあの『ガルパン』と『アルペジオ』の両プロデューサーが対談。公開を間近に控える、それぞれの作品の劇場版について語った。

●ウォーゲーミングジャパンがふたりの橋渡し役……ではなく?

 2015年9月20日まで、千葉・幕張メッセで開催中の東京ゲームショウ2015(以下、TGS2015)。一般日初日となる9月18日に、ウォーゲーミングジャパンのブースにて“『ガールズ&パンツァー』×『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』プロデューサー スペシャルトークステージ”が開催された。


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 こちらの2作品はいずれも言わずと知れた人気アニメ作品だが、『ガールズ&パンツァー』(以下、『ガルパン』)はすでにウォーゲーミングの『World of Tanks』(以下、『WoT』)とは公式音声MODをはじめとしてコラボを重ねており、『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』(以下、『アルペジオ』)もまた、先日正式稼動を迎えた『World of Warships』(以下、『WoWs』)とのコラボが決定している作品だ。


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▲『ガルパン』のプロデューサー杉山潔氏(左写真)と、『アルペジオ』のプロデューサー南健氏(右写真)。

 ステージ上ではふたりの挨拶の後、TGS2015用に制作された『ガルパン』×『WoT』、『アルペジオ』×『WoWs』のコラボPVを上映。PVは、アニメ内のシーンと、戦車のマークや艦船の装甲など、モデリングを変更して各アニメのものに近付けた車輌や艦船が動き回るゲーム画面を交互につなげたもの。まるで1本の作品のようだった。


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▲こちらは『ガルパン』×『WoT』のコラボPV。戦車どうしが砲撃戦とぶつかり合いをくり広げるシーンが、『ガルパン』メンバーの熱の入ったシーンのおかげでより迫力を増していた。

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▲こちらが『アルペジオ』×『WoWs』のコラボPV。金剛型の霧の艦3隻が敵と交戦するのだが、各艦のメンタルモデルたちのリアクションが入ると、緊迫感がふだんのゲームとケタ違いに変わる。

 これらのウォーゲーミングジャパンが制作したPVについて杉山氏は、「アニメの映像を使ってこのようにすごいPVを作っていただけてうれしい」と述べ、そのクオリティーに「劇場などで見てみたい」とコメント。南氏は用意したコンゴウ型霧の艦のデータを『WoWs』の金剛に見事融合させたモデルに対し、「ウォーゲーミングさん、よくがんばってくれました!」と称えた。

 続いて、『ガルパン』と『アルペジオ』のメインヒロイン両名が並ぶ、コラボイラストも壇上で公開。衣装を交換している2パターンがあるこれらのイラストは、ブース内の『ガルパン』×『WoT』、『アルペジオ』×『WoWs』のそれそれの特別試遊コーナーでもらえるノベルティーのクリアファイルに使用されている。


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▲南氏いわく、「うちの娘はともかく西住さんが白服というのは新鮮」とのこと。言われてみれば、なるほど確かに。

 このようにウォーゲーミングジャパン、『ガルパン』、『アルペジオ』の3者によるコラボが今回実現したわけだが、これもウォーゲーミングジャパンが橋渡しをしたから……という部分もあるにはあるが、杉山氏と南氏はすでに10年来の旧知の仲で、以前すでに冗談交じりとはいえ「何かコラボとかしようか」と話していたそうだ。

 今回はイラストでのコラボとなったが、それだけ双方が乗り気なら、今後もさらなるコラボに期待できるかもしれない。ウォーゲーミングジャパンさんには、さらにあいだを取り持ってもらうべく、さらに発奮していただきたいところだ。


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▲旧知の仲ということで、壇上では遠慮なく南氏が杉山氏を茶化したり、抽選会用のガチャで遊びだしたりとやりたい放題。

 また、今回のPVでそれぞれのアニメ作品が『WoT』や『WoWs』と非常になじんでいた点については、そのデキに感動しつつも、南氏は「とはいえ、うちの艦は煙は出さないし、主砲パカッと割れてビーム撃ったりしますからね!」と、きびしい(?)指摘。杉山氏も、作中の奇跡的な機動などはさすがに再現できていないと続けた。

 PVでゲームとアニメがコラボ達成と思いきや、まだまだウォーゲーミングジャパンに積まれた宿題は多そうだ。今後のコラボのさらなる力の入れかたに期待しよう。


●劇場版新作に向けての意気込みを聞く

 コラボの話に続いては両プロデューサーより、公開を間近に控える『ガールズ&パンツァー 劇場版』と『劇場版 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- Cadenza』、それぞれの新作について軽く解説がなされた。

 南氏は、前日の2015年9月18日に開催された試写会で作品を観て「よくこんな作品を作ってくれた!」と感涙したと報告。その完成度について、「ハリウッド映画のアニメ版」と太鼓判を押した。

 杉山氏は、90分作品として予算組みしていたところが120分作品になった点のほか、水島努監督のコンテが常軌を逸しており、スタッフ一同が時間のなさに天を仰ぐなど苦労も多かったとのこと。だが、「スタッフ一同、ひたすら愚直にがんばってくれている」という。「脚本を見せてもらった段階から、これはおもしろいと思っていましたので、ぜひ観て「よくこんなすごいの作ったなぁ」と思ってください」とコメントしていた。


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▲『ガルパン』については新情報ももうすぐお届けできるとのこと。水島監督の常軌を逸したコンテというくだりは、アニメを観てきたファンなら即座に理解し、期待できるのでは?

 ステージの最後には、両プロデューサーからあらためて、劇場版についてのメッセージが。

 南氏からは、「試写会で製作スタッフが見ても泣ける、おなかいっぱいのバトルとドラマを詰め込んだ作品です。ぜひ楽しみにしていてください!」とのコメント。

 杉山氏からは、11月3日によこすか芸術劇場で行なわれる、フル編成のオーケストラで『ガルパン』の楽曲が聴ける『ガールズ&パンツァー オーケストラ・コンサート ~Herbst Musik Fest 2015~』、11月15日に大洗町で開催される大洗あんこう祭りなど、イベントに加えて公開される劇場版など、盛りだくさんになる11月を見据えつつ、「前月となる10月にも盛り上げつつ、劇場版は本当に楽しい作品になっていますので、『ガールズ&パンツァー』をこれからもよろしくお願いします」と、ステージを締めるコメント。


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▲『劇場版 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- Cadenza』は2015年10月3日(土)、『ガールズ&パンツァー 劇場版』は2015年11月21日(土)公開予定。両プロデューサーの自信に納得のデキなのか、ぜひその目で確かめてほしい。

 今後も『WoT』と『WoWs』に、コラボで深く関わってくることは間違いなしのこの2作品。まだアニメや劇場版作品を見たことがないというプレイヤーの皆さんは、よりコラボを楽しむためにも、この機会にそれぞれの上映劇場へ足を運ぶ算段を立ててみてはいかがだろうか。