【スクープ】『龍が如く6(仮題)』でも主人公・桐生一馬の生存を確認!! 驚きの最新情報も飛び出す名越総合監督へのロングインタビュー

週刊ファミ通2015年10月1日号(9月17日発売)の『龍が如く 極』記事内にて掲載した、シリーズ総合監督・名越稔洋氏へのインタビュー。本記事では、スペースの都合上、誌面では割愛せざるを得なかった内容をたっぷりと交え(スクープ情報あり!)、その完全版をお届けしよう。

●重大発表が続く『龍が如く』新作について名越総合監督を直撃!

 2015年9月15日に開催されたSCEJA Press Conference 2015での『龍が如く 極』、『龍が如く6(仮題)』の発表を皮切りに、怒涛の発表ラッシュが続いている『龍が如く』シリーズ。本記事では、週刊ファミ通2015年10月1日号(9月17日発売)の『龍が如く 極』記事内で掲載した、シリーズ総合監督・名越稔洋氏へのインタビューの完全版をお届け。ビートたけし氏の出演が発表され、盛り上がりを見せる『龍が如く6(仮題)』についても、ファン必見の重大情報が飛び出します!!

※本記事では、『龍が如く』を『龍1』、『龍が如く 極』を『極』、『龍が如く5 夢、叶えし者』を『龍5』、『龍が如く6(仮題)』を『龍6』と記載している場合があります。


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●初代『龍が如く』から10年を経て『龍が如く 極』に挑む理由

――先日、ファミ通.comの記事(編集部註:2015年9月11日アップのコチラで語っていただいた“10年間の軌跡が感じられるもの”というヒントが、『龍が如く 極』という形として“SCEJA Press Conference 2015”で発表されました。
名越稔洋氏(以下、名越) ようやくお披露目することができました。『極』は、初代『龍が如く』の物語をプレイステーション4、プレイステーション3向けに作り直した完全新作になります。

――まずは、開発に至るまでの経緯を教えていただけますか。
名越 ゲームというものは、プラットフォームが変われば、ある種忘れ去られていくものだと思うのです。その意味でプレイステーション2の『龍1』は、プラットフォームとしてはふたつ前のハードのタイトルになってしまいました。一方で、俺はよく、いちばん好きな『龍が如く』シリーズ作について聞かれるのですが、やっぱり『龍1』なんですよね。すべてのタイトルに愛着があるのは当然として、「ドラマとしての完成度を考えると『龍0』がいちばんかも」なんて思ったりもしますが、どれか1本選ぶとすれば『龍1』。いまシリーズを続けていけているのは、すべて『龍1』があってのことですから。

――原点という意味では、『龍1』の存在は特別ですよね。
名越 その通りです。俺は、本質的にいいものは、いつの時代でも通用するだろうと思っているんです。そこで、10周年をシリーズのひとつの折り返し地点と考えるならば、我々の原点である『龍1』を、もう一度見つめ直すべきだと考えたんですよ。

――確かに、10周年の節目の作品としては最適ですね。
名越 これは、いろいろなところで話していますが、俺たちが10年前に『龍1』を制作したときは、挑戦につぐ挑戦でした。「ゲームのジャンルとして、こういう作品が認められるのか」だとか、「狭いターゲットに絞り込んだタイトルがビジネスとして成立するのか」など、周囲からはきびしい声もありました。俺自身、「これは売れる」という確信めいた予感はあったものの、当たり前ですが、実際に作って売ってみないと正解はわからなかった。

――そこは、ゲームの作り手としての経験や、ある種の勘に頼らざるを得ない部分がありますよね。
名越 答えの出ない疑問と戦いながら、無我夢中で開発に取り組んでいたわけで、制作の途中には、やり切れずに諦めざるを得なかった要素もあったのです。いまだから言いますが、じつは、もっともっと攻めた内容にしたかったわけですよ。

――『龍1』は、2005年当時としては十分に攻め切った内容のように思いましたが、それでもまだ消化不良の部分があったのですね。
名越 はい。お陰様で『龍1』が好評をいただいたことでシリーズを続けられましたし、この10年のあいだに俺たちのスキルは格段に上がり、ゲームハードの性能も上がりました。ただ、ナンバリングを重ねながら内容を進化させてきたものの、『龍1』については、「あのときにこうできていれば」という後悔がずっと残っていて。その後悔に対するリベンジが、今回の『極』というわけです。


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