ゲームより競馬!? ローズステークス予想で盛り上がる
2015年9月17日(木)から9月20日(日)まで、千葉・幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ2015(17日・18日はビジネスデイ)。2日目のコーエーテクモゲームスブースでは、特設されたニコ生放送配信ブースから、『ウイニングポスト』シリーズ競馬トークショーが生中継された。司会役は競馬タレントの守永真彩さん、出演はシリーズのプロデューサーを務める山口英久氏、『100万人のウイニングポスト』プロデューサーの松本秀氏だ。
番組がはじまると、『ウイニングポスト』の話題をすっ飛ばし(笑)、のっけから3人の競馬愛が炸裂。9月20日に阪神競馬場で開催される、第33回ローズステークス(GII)の予想大会となった。
公開された予想は、今年の桜花賞優勝馬であるレッツゴードンキに対して3人ともノーマークであるという、ユニークな内容。守永さんは、松本氏が本命視するディープジュエリーを対抗に挙げるも、「初の関西への輸送なのでどうなるかな?」と、競馬番組で美浦トレーニングセンターのレポーターを務める彼女ならではの解説を加えていた。
シリーズ歴代スーパーホースを振り返る
今回のローズステークスは、スーパーホース不在のなか、どのようなレースが展開されるのかに注目が集まっているとのこと。スーパーホースというキーワードが出たところで、ようやく『ウイニングポスト』の話題に。シリーズに登場してきた架空のスーパーホースを振り返ろうという企画だ。
最初に挙げられたのは、1作目から登場しているサードステージ。シンボリルドルフ、トウカイテイオーという皇帝、帝王の血統から、3代目は第3の舞台へ……という意味で付けられた名前だという。山口氏は「『ウイニングポスト』は実際の競馬の歴史に合わせているので、実際に繁殖を引退する馬が出たりして、歴史とつじつまが合わなくなった場合は血統を変えているんですよ。でも、サードステージは血統が名前の由来になっているので、お母さんは変えているんですけど、お父さんは変えていません」と打ち明けた。
つぎに紹介されたのは、やはり1作目からサードステージのライバルとして登場しているユーエスエスケープ。エスケープという名前のとおり、逃げて逃げて逃げまくる馬で、脚質も大逃だ。適性距離は2100~3500mということで、長距離も逃げられるのだが、同世代にサードステージがいるだけに、結構負けてしまうのだとか(笑)。
最後に、『ウイニングポスト2』でユーザーから名前を公募したスーパーホース、ネココネコロガールが登場。ユーザーが猫と遊んでいたらゴロンと寝転がったことにヒントを得て応募した名前だそうだ。珍名で印象だけは強い馬だが、GIに勝てない弱さということで、最新作では少し強くするよう、山口さんから開発陣に伝えたとのこと。
20年ぶりにユーザーからスーパーホースを公募
ここで嬉しいニュースが。『ウイニングポスト2』以来約20年ぶりに、ユーザーからスーパーホースが公募される。詳細は後日公開とのことだが、一足先に守永さんがスーパーホース作りに挑戦した。名前はミライで、守永さんが仕事で見た最初のレースで大好きになったというキズナを父に、凱旋門賞を連覇した最強の牝馬トレヴを母に配合。両親と同じ3文字の名前にしたそうだ。
山口氏は、『ウイニングポスト2』で公募されたネココネコロガールが今も使われ続けていることに言及し、「今回選ばれたスーパーホースは最新作だけではなく、この先ずっと出続けることになると思います」とユーザーのやる気を煽った。さらに応募のヒントとして、たとえば極端な短距離や極端な長距離など、何かにとんがった馬が選ばれやすいのではないかとコメントした。
守永真彩さんの“血統”とは!?
そして、松本氏と守永氏から告知があった。松本氏は、モバイルとPCとで楽しまれている『100万人のウイニングポスト』シリーズが、サービス開始から10月で4周年を迎えることを紹介。同じニコ生配信ブースから、9月19日午後に生中継される『アプリ&ネトゲ祭り』で、4周年記念のアップデートなどを発表するとのことだ。
また、守永氏は自身のブログや出演番組などを紹介。お母さんの白石まるみさんとのライブもあるということで「競馬も血統ですけど、わたしも2世タレントなんです」と、ギャラリーや視聴者を笑わせていた。
最後に、山口、松本両プロデューサーから、「競馬ゲームはもちろん、競馬自体も盛り上げていきたい!」とのメッセージが。競馬愛にはじまり、競馬愛に終わったニコ生だった。