この世でいちばん哀しい戦いが始まる
ディースリー・パブリッシャーから2016年に発売予定のプレイステーション Vita用ソフト『百花百狼 ~戦国忍法帖~』の公式サイトがオープン。世界観や魅力溢れるキャラクターの情報が公開された。
本作は、バラエティー豊かな数々の乙女ゲームを手掛ける“D3Pオトメ部”と、魅力的で重厚な作品を生み出すレッド・エンタテインメントが放つ恋愛アドベンチャーゲーム。キャラクターデザイン・原画に人気イラストレーターの悌太氏を迎え、戦乱の時代を駆け抜ける忍びの者たちの生き様と恋を描く。
以下、リリースより。
■世界観
紀伊山脈の山ひとつ隔てた所に存在する伊賀と甲賀。戦乱の世において独自の発展を遂げた両忍軍はその長い歴史において、互いを憎み合う敵対関係にあった。
しかし長年続いた敵対関係は、織田信長による伊賀攻め「天正伊賀の乱」により終止符を打つ。
五万もの大軍で伊賀に攻め入った信長は女子供問わず老若男女皆殺しにし、伊賀を攻め滅ぼした。その時、わずかに生き残った伊賀忍たちに手を差し伸べたのが甲賀だった。長である百地丹波を殺された伊賀忍たちはその決断を長の息子・蝶治郎に託す。幼いながらも一族のためを考えた蝶治郎はその存続のため、甲賀の手を取ることを決めた。
こうして伊賀忍の生き残りは甲賀に取り込まれ両忍軍は長い争いの歴史を経て、ひとつとなった。
その年、伊賀の長であった百地丹波の妹・かがりは甲賀の長・上野勘道に嫁いだ。二人の結婚は長年憎み合っていた伊賀と甲賀との和解の証であり、二人の間に生まれた娘(主人公)は両忍軍の平和の象徴とされた。
それから十六年――
「天正伊賀の乱」の翌年、天正十年に起こった「本能寺の変」により織田信長が死亡。その後、豊臣秀吉が天下を統一したことにより戦国時代は終わり、世には久方の平和が訪れていた。
十六歳になった主人公は、相変わらず平和の象徴として里の者たちから大事に育てられていた。甲賀忍は織田信長亡き後、信長の臣下であった秀吉に仕えるようになっており、戦国の世が終わった今は主に諜報の仕事をこなしていた。
長の娘である主人公は多少過保護に育てられていたが忍びとして里の役に立ちたいという気持ちは強く月下丸ら幼馴染と共に、蝶治郎のもと忍術の修練を積んでいた。
そして初任務の日、主人公そして里の運命を覆す大事件が起きる――。
■登場人物
上野 槐(うえの えんじゅ) 物語の主人公
※名前変更可能
16歳 156cm/45kg
甲賀忍長・上野勘道と伊賀忍長・百地丹波の妹かがりの娘。長年争っていた両忍軍の平和の象徴として、大事に育てられてきた。そのため忍びにしては少しおっとりしているところがあるが里の役に立ちたいという想いは強く、初任務に出る日を夢見て日々修行に励んでいる。
月下丸(げっかまる) 命を賭して仕える忍
19歳 177cm/72kg
三歳の時に親を亡くし、弟の黒雪と共に主人公の家に引き取られた。子供の頃から護衛役として主人公に仕えており、主人公に対して絶対の忠誠心を持っている。真面目で忍びとしての能力も高く、里の者からの信頼も厚い。すべてにおいて主人公を優先して生きており、主人公を大事にするあまり過保護になりすぎてしまうことも。
黒雪(くろゆき) 自由奔放な少年忍者
16歳 168cm/54kg
月下丸の弟で主人公の乳兄弟。生まれてすぐ兄の月下丸と共に、主人公の家に引き取られた。性格は明るく楽天的、要領がよく狡賢い面も。八歳の時に長期の任務で里を出たが、この度任務を終え八年ぶりに甲賀に帰ってくることとなった。
百地 蝶治郎(ももち ちょうじろう) 滅びの伊賀忍継ぎ目
23歳 178cm/73kg
伊賀忍長・百地丹波の息子で主人公の従兄。六歳の時、「天正伊賀の乱」により伊賀が滅亡し両親も亡くした。滅んだ伊賀忍長の息子ということで、常に身をわきまえている物静かな人間。忍びとしての能力は甲賀でも指折りで、主人公や月下丸達の師匠でもある。
服部 半蔵(はっとりはんぞう) 冷徹無慈悲の忍衆筆頭
33歳 180cm/76kg
“最強の忍び”と言われる徳川忍組筆頭。十二歳の時に、徳川家に仕えるため里を出た元伊賀忍で生まれた時から忍びとしての教育を徹底されてきた。何事にも冷静で決して私情を挟まない。使命のためなら手段を選ばない冷酷さを持つ。
石川 五右衛門(いしかわ ごえもん) 京を騒がす大泥棒
26歳 182cm/78kg
京の都を荒らしまわる大泥棒。実態は金持ちから金を盗み、貧しい人々に分け与える義賊で街の人々からの人気は高い。京で五大老会議が開かれることになり、石川五右衛門の捕縛を焦った石田三成が甲賀の忍び達を使うことにした。