見ているだけで小宇宙(コスモ)が燃える!

 2015年7月2日〜5日(現地時間)、フランス・パリにて、ゲームやアニメ、マンガを中心に日本文化を紹介する“JAPAN EXPO 2015”が開催された。バンダイナムコエンターテインメントブースでは、日本で発売中(欧州ではこれから)の作品も含め、数々のゲームの試遊台が出展されている。本記事では、2015年9月25日に発売されるプレイステーション4、プレイステーション3用ソフト『聖闘士星矢 ソルジャーズ・ソウル』のプレイリポートをお届けしよう。

 試遊台が出展されているのは、もちろんプレイステーション4版。プレイステーション4版は、画面解像度1080p、フレームレート60fpsと、細部までくっきりと描かれた、スムーズな動きでゲームが楽しめるようになっている。これまで、数々のトゥーンシェード(3Dで描きながら、アニメのセル画のようなグラフィックにする技術)を見てきたが、これほどセル画らしいトゥーンシェードは初めての体験。それでいて、聖衣(クロス)のピカピカ輝く光源処理は、CGならではのアニメーションではなかなか見られない表現と、画面を見ているだけでもいろいろと驚きの発見がある。

コズミックK.O.は、まさに車田正美先生の見開き!? 『聖闘士星矢 ソルジャーズ・ソウル』プレイリポート【JAPAN EXPO】_01
コズミックK.O.は、まさに車田正美先生の見開き!? 『聖闘士星矢 ソルジャーズ・ソウル』プレイリポート【JAPAN EXPO】_02
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コズミックK.O.は、まさに車田正美先生の見開き!? 『聖闘士星矢 ソルジャーズ・ソウル』プレイリポート【JAPAN EXPO】_04

 そして、いざプレイをしてみると、60fpsの滑らかな動きが非常に気持ちいい。ボタンの組み合わせ、連打でコンボが出せるのだが、たとえば4コンボであれば、そのフィニッシュまで攻撃を成功させると相手を遠くまで吹っ飛ばす演出が加わったりと、シンプルな操作で気持ちよく遊べるようになっているのがわかる。既報(記事は→コチラ)の通り、本作では北欧アスガルド編のゴッドウォーリアーたちがプレイアブルキャラクターとして加わるのだが、今回の試遊台でも、ゴッドウォーリアーの発表以後、ジークフリートとフェンリルが使用可能になっているといううれしい対応っぷり。今回、記者はジークフリートを使ったが、ジークフリートはラッシュの攻撃が使いやすいスタンダートなタイプ。一方、フェンリルはつねに姿勢を低くし、狼のように飛び込む、トリッキーな動きを見せていた。

コズミックK.O.は、まさに車田正美先生の見開き!? 『聖闘士星矢 ソルジャーズ・ソウル』プレイリポート【JAPAN EXPO】_05
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▲ジークフリート。
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コズミックK.O.は、まさに車田正美先生の見開き!? 『聖闘士星矢 ソルジャーズ・ソウル』プレイリポート【JAPAN EXPO】_09
コズミックK.O.は、まさに車田正美先生の見開き!? 『聖闘士星矢 ソルジャーズ・ソウル』プレイリポート【JAPAN EXPO】_10
▲フェンリル。

 新要素のひとつで、特定の攻撃で相手を倒すと、擬音を描いた文字とともにマンガのコマのような決めポーズを取る“コズミックK.O.”は、まさに『星矢』らしい演出。腕を振り上げ、擬音の表現(JAPAN EXPOのROMでは“BAKOOOON”など)が描かれるのは、『星矢』の原作で、見開きで敵を倒した瞬間を描くようなイメージで、見ているだけでニヤリとしてしまうはずだ。

 ちなみに、記者も並んでプレイをしたのだが、現地のお客さんと対戦を行ったところ、まさかの連敗。しかも、どちらもいい勝負だったため、より悔しい思いをすることに……。関係ないが、現地の方は星矢か一輝を使う人が多かったのだが、フランスでは氷河や紫龍、瞬よりも一輝のほうが人気が高いのだろうか?


聖闘士星矢 ソルジャーズ・ソウル
メーカー バンダイナムコエンターテインメント
対応機種 PS4プレイステーション4 / PS3プレイステーション3 / PCWindows
発売日 2015年9月25日
価格 各7120円 [税抜]/各7689円 [税込(8%)]
ジャンル アクション